gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

迷歩録 知性

2018-11-02 12:18:34 | 日記
  晴れわたる  鱗の空に  お茶の郷  日向ぼっこする  猫三兄弟


                                   ひのひら  ろくべえ




      晴れ渡る晩秋の陽ざしを温もりに、子猫三匹が日向ぼっこをしながら昼寝する。

     そんな穏やかな天気の大隅半島、まさに小春日和である。

      猫には知性があるのだろうか、ふっと眺めていて感じてしまった。食物(餌)という

     本能には反応するが、意図的に食料を確保するというような行動はないようである。し

     かし空腹になると、ニャーニャーと付きまとい餌を要求する。これも知性ではなく本能

     基づく行動ではないだろうか。
   
      人間は様々な知識を重ね合わせる知性を使って生き延びている。しかしこの頃知性に

     対する勘違いは起きていないだろうか。

      例えば、知性と記憶は明らかに違うが、ややもすると同じあるいは同等と捉えている

     人が多いのではないだろうか。

      テレビ番組のクイズ番組などでもやたらと、東大卒業とか、高学歴人間対決などがも

     てはやされている。しかし、学歴とぴうものは単に勉強してきたという証に過ぎず、ど

     の程度の知性を持っているのかということとは、別の次元の話ではないだろうか。

      人物を捉える時その人の知性を測る物差しとして、知識の組み立て、応用、などがで

     きるかどうかが大きな見どころではないだろうか。

      知性とは、考える力、学問ではない、工夫する力、産み出すす力である。その結果が

     学問に至る。

      学問から始まり、学問に終わる。そのプロセスが知性ではないだろうか。