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迷歩録  緊張

2018-11-12 13:24:12 | 日記
  下り坂  色づくもみじ  くすみ見る  駆け足急ぐ  冬の足音



                                 ひのひら  ろくべえ


      緊張という状態を良しとするか、悪とするかは意見の分かれる所であろう。

     新閣僚の答弁が問題となっている。しどろもどろの発言が、大臣に相応しくないという

     意見が大方ではないだろうか。

      「緊張」状態がさらに「緊張」を呼び起こし、過緊張状態となったと考えられるが、何故

     過緊張状態となったのであろうか。慣れているはずの国会答弁で、大臣という重責とさらには

     人前という状況様々な条件が重なり、過緊張となった結果、しどろもどろ発言になったのでは

     ないだろうか。

      過緊張になる時、過剰な自意識と、不慣れ、勉強不足などが重なると、不安という感情が先

     立ち、その不安を治めたいという感情が、交感神経の高ぶりを創り出し、過緊張状態となって

     しまう。

      つまり一にも二にも、答弁に対する勉強不足と、知識のなさが過緊張を起こしたのであろう

     単純に言葉を知らないとか、初めての体験などと言う問題ではなく、奥に隠れている。勉強不

     足、国会議員としての自覚などが問題ではないだろうか。

      つまり、立場というものは、立場が人をつくるということではなく、人が立場をつくるとい

     うことではないだろうか。

      自分の過緊張状態を治めることができない大臣に、オリンピックやパラリンピックが治めら

     れるのであろうか。国民は呆れている。

      任命責任を自覚しない人のその神経にも呆れているのではないだろうか。

      いずれにしても、緊張は程よいものと、過緊張のものがある。程よい緊張を創り出す自己コ

     ントロールこそが大切で、その方法は自分しか知らないことも事実、過緊張を程よい緊張にで

     きる自分なりの方法を見つけ出したいものである。