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迷歩録  かしん

2017-04-14 12:22:49 | 日記
  青空に  桜写し  絵葉書に  暑さ高まり  上着を脱ぐかな


                                ひのひら  ろくべえ





    「かしん」(過信)とは、物事や人物、能力などを信じすぎること(広辞苑)とある。

    千葉県の小学一年生の女の子が殺された事件の犯人が逮捕された。なんとその小学校保護者会の

    会長だったと、衝撃が走っている。何とも痛ましい事件ではないだろうか。子供たちを護る立場

    にある大人が犯人とは、子供たちはどのようにしたらいいのか、戸惑いを起こすだろう。

     本当に人面獣心の冷酷非情な人がいるもんだと呆れてしまう。地域活動や保護者会活動を行っ

    ているから、安全安心と過信してはならないことを教えてくれる事件ではないだろうか。

     何事も性善説に立って考えたり、結論を出そうとする傾向の強い日本人は特に気をつけなけれ

    ばならないのではないだろうか。自分を護るキーワードとして心に刻みたい言葉である。過信、

    日本人は肩書や、社会的地位など、外見に弱い傾向がある。恋愛もまずは外見などと言い張るも

    のが多いのもそのせいなのかもしれない。いずれにしても、外見や肩書に隠れた裏の姿を見抜く

    力が大切なのではないだろうか。

     人面獣心の者は、対人援助の場にも多くいる。そのものたちは姿を隠すことに優れていること

    が多い。表面は善い人を演じていることが多いからである。しかし実態は、冷酷非情な、人の恩

    義を忘れた人ということになる。男性女性関係なしに存在するのではないだろうか。対人援助と

    いう職業は、そのような人の隠れ場所となりやすいこともあるのかもしれない。施設の障碍者を

    殺人した、施設の職員という事件を思い出す。人は今や外見だけでは信じられない時代、外見や

    肩書、などで単純に信じることをしないで、自分自身がかかわり、安全安心を手に入れる時代な

    のではないだろうか。その点からも対人援助職の人達は、自分プラスクライアントの安全安心を

    獲得する義務がある。その一番の精神は過信しないという事ではないだろうか。過信が招く事故

    事件にだけは回避できる能力を備えたいものである。