へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

何とかもおだてりゃ…

2015-11-23 20:40:53 | へちま細太郎

こんちはゆーきだよ。

つくばった駅伝は、今年も大盛況のうちに終了。
けんちゃん先生の新しいサッカーユニと、のぶちゃん先生の僧侶スタイルは、周囲に流されないぶれないで今年もかわらない。
相変わらず玉の輿狙いのレポーターたちは、今年もなかなかバカ殿を見つけられずにいた。
見つかるかい、今年は妖怪ウォッチだ。
役に立ちそうにもないが、小豚を連れてきて野菜を売らしたが、これがなかなかうまい。コイツの得意技は、
ヨイショ
なんだそうだ。
小栗と水嶋の二人がどうコイツを飼育したんだかわからんが、高校時代より磨きがかかったらしい。
鴨肉のローストを売っていた阿部さんにまでヨイショかまして、タダで鴨肉をせしめていた。
「先生たち、お水いかがですかあ」
げろげろの二日酔いの先生たちに、棒斐浄寺の涌き水を配り歩くマメマメしさ。いじましくて見てらんねえ。
俺は、あんなのが大嫌いなんだ。
でも、嫌いでも相手しないといけないから、ヨイショのヨイショ攻撃だ。すると、何とかもおだてりゃ木に登るの例えで、持ってきた野菜やら米やらすべて売りさばいてくれた。
「ほんと、木に登っちゃいましたね、あいつ」
孝太郎が、呆れ顔だ。
「何とかとハサミも使いようだな」
と、ため息をつきつつ、早くあいつを親元に帰したいと思うのであった。


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