へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

つくばった山登山道

2006-07-21 22:48:07 | ひるまのもめごと
母親に、
「おとうさんと区別がつかないから、下着に名前を書いておくね」
と、すそに大きくマジックで名前を書かれて、恥をかくのはせめて中学までだな。
30過ぎてからも名前の書かれた下着を着ていると、親父と同じものを着ているのかと思われてしまうよなあ、と思う俺はけんちゃん、ビキニパンツをはいてみたいと思うが、おさまらないのではけないぜい♪(*^ ・^)ノ⌒


つくばった山の登山道の入り口にいるが、チャリでどうやっていけばいいわけ?
俺と白いやつは途方に暮れて、しばし愛車とともに立ち尽くしていた。
「まあこうして立っていても仕方ないし、行くしかないんじゃないの」
白いやつはため息をついて、愛車のferrari 248 f1号を押して緩やかな坂道を登り始めた。俺も確かにしょうがないので、白いやつについていった。
でもなあ、マウンテンバイクならいざ知らず、レトロなチャリとママチャリだ。すれ違うハイカーには吹き出され、黙って通り過ぎても背後からは爆笑する声が追いかけてきた。
なんでこんな目にあわなきゃならねえんだ、と考えたら原因はのぶちゃんしかない。 全く忌々しい唐変木野郎だ。何が原因かは知らねえが、出家したいってどんな風の吹き回しなんだい。
登山道は二手に分かれ、一方はつくばった山の山頂へ、もう一方はつくばった山の雄岳を回り込んで、つくばった山を中心とする山並みに向かっていた。雄岳の向こう側に見える二つ峰を越えて2番目に高い山が、蔵山(ぞうさん)だ。
何度かつくばった山には登ったことがあるが、学園側と反対側の風景をあまり意識したことがなかった。もちろん、箱庭的な美しさは言うまでもなく絶景なのだが、県北の産業都市出身の俺としては、あまりなじめない光景なのである。 隣のうちが見えてるのに、20分も歩くなんて耐えられない。
つまり、そんな中に棒斐浄寺はあったのだ。。。

しかし…、後から考えたことだが、つくばった山を走る紅葉ラインという道路を走った方がよかった気がするんだがなあ。。。

と、足がぱんぱんに堅くなってきたから、つづく


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