へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

水嶋先輩がやってきた・・・再び

2015-10-17 23:35:42 | へちま細太郎

こんばんは、ぼくが主人公のへちま細太郎です。
くどいようですが、家出中。

孝太郎先輩の別荘での生活は、気がついたら秋がきていた。
ここにきたときは、確か夏だったな。
ぼくらは別荘にあった参考書や問題集のおかげで、受験勉強もはかどるはかどる。
センター試験の申し込みは、別荘の地元の予備校の模擬試験に通って、何とか申し込めた。間に合った。。。
たまに、鎧兜のおじさんや近衛少将さんがやってきて、
「心配してないから、自分たちで生活してみろ。本当に困った時だけ頼ってこい。ただし、2浪は許さんから今度こそ、国立合格しろ」
と、家族の伝言を伝えにきた。
「心配してないって、なんだそれ」
たかのりは、シャーペンをくるくる回しながら、近衛少将さんをつつく。
「そうはいってもでおじゃる。わが遠い孫どものいうことなれば、まろも言うこときくほかあるまいて」
何言ってんだ、こいつ。最近、この世にいすぎて頭がゆとりになっちゃったか?
鎧兜のおじさんは、テレビに夢中になっていて会話に入ってこない。
「そういえば、関が原と鳥羽伏見のおじさんは?」
と聞けば、
「あやつらは、阪神が破れてしばらくクサっていたが、今は神宮での合戦にいどんでおるぞよ」
挑んでって…、そりゃあ勝ちましたよ、わがスワローズは。いくに決まってんじゃん。
「川端慎吾の妹が気に入っているらしく、たまに女子野球を見に行っているようだが…」
これくらい現世のことをわかって堪能している、あの世の人々も珍しかろう。
「てか、何だその、雛人形のふわふわしてんの」
突然声がして、慌てて振り返ったら水嶋先輩が、ドアの隙間から顔をのぞかせていた。
「悪いけど、チェーンはずしてくんね」
何この人…。
「おめえら、無用心だぞ」
そういえば、かぎかけてなかった。。。
あ~、田舎でゆるんじゃったかな?
てか、何しにきたんだ?この人。。。


応援している球団は?

2015-10-17 15:56:44 | Weblog

タイガースのファンクラブは、今年11年目のダイヤモンド会員。
ファン歴が一番長いCarpは、ドラゴンズとともに3年目のファンクラブ入会継続。
大谷入団の翌年にファイターズに入会。2年目だすがな。

Carpを除けば、みな自動継続になるんだが、欲しいものを選択しなくちゃいけないから、継続の際にはチェックを忘れずに。

応援しているといえば、敵ながらあっぱれなヤクルトスワローズだな。
どうして最下位だったのかわからないし、なぜ解説者たちが最下位を予想していたのか、わからない。
小川監督時代の話だったけど、確かに2年連続で最下位だったけどね。
中村悠平が大のお気に入り。
あと、なんつっても、球界一カッコイイのは、やっぱ「ハマの番長」こと三浦大輔。
わがタイガースに移籍を持ちかけられても、優勝させる、の気合いでベイスターズに残り続けたって、もう、男の生き方として最高じゃないですか。
いいよねえ、次々に移籍していくアゴ男だの、最下位請負人だのとは、全然違うわ。

ちなみに、川口・江藤・大竹は、私の中では
最大の裏切り者
として、今でも許しませんぜ。

そんなわけで、昨年の甲子園のCSで、タイガース勝ってのうれし涙だったのか、Carpが負けて悔し涙だったのか、
今でも謎な、実はやっぱりCarpが№1な私でした。

アニキ、タイガースの監督になってくれるのはありがたいけど、Carpに戻ったら戻ったで、これもヤジられて終りになっちゃいそうだねえ。。。
今日、わかるんだったよねえ、去就が。。。


秋のハイキング合宿…終

2015-10-17 15:25:51 | へちま細太郎

久保田だよ、あ~疲れた。。。

ハイキングコースの下見の時の話。
だらだら続くのは、つくばった山に向かう道も同じ。
峠を越えて、関東平野を背にして眼下に広がる光景は、またつくばった町を見下ろす景色とはまた違う。
箱庭のような景色だ。
要するに、田舎ってことだな。
でも、ここは絶対におすすめしたいコースだ。
青年の家からムラサキラインにつながる道は、途中ジャリ道でも県道だ。マニアなら「険道」と書く。
そこまでひどくはないし、なぜかホテル?がある。
つきのホテルじゃねえぞ、ちゃんとしたところだ。県の研修施設があるところに、そんなものがあるわけない。
そうだよなあ、勉強合宿なら、わざわざうちの合宿所まで行く必要はないし、ここならお手頃なのになあ。。。
そしたら、藪のやつが、
「青年の家は、昔、サッカー部の合同合宿でやらかしてくれて、以来バツが悪くて使ってねえんだよ」
と、ため息をついた。
「ここいらのサッカー部の合宿は、すべてうちの施設でやっている。温泉つきだし、めしはうまいし、何よりただで使用できるから、重宝がられている」
そんなことは初耳だ。バカ殿、何さらしとんじゃ。。。
「コースは、ま、イノシシ注意でいいですよね。あとは、たまにくる車の注意くらいで。。。それと、養護教諭の配置かな。布川先生とあとは、タコ壺に協力仰いで、と」
「ああ、それと、サル付け加えておいて。余計な食いもん持ってくるなって」
「はあ?」
「猿だよ、猿。出るんだよなあ。日光の方から山づだいに移動してきたのが増えちゃったみたいだから、注意な」
日光の方って、どんだけ離れた距離移動してきてんだよ~。
「案外、野生の猿の方がマシって思えてくるかもな」
ああああ、もう、なんなんだあああああ。
後だし、じゃんけんなしだあああああ。

…とパ二クった俺。
頭にきた俺は、彼女を誘って、県道沿いのホテルで、絶景の夜景を見ながら、結婚式前に子供を仕込んじゃいました。
残念ながら、露天風呂は混浴じゃねえんだよなああああ。
たぶん、あれ、できたと思う。。。
えへへ。
女の子だといいなああああ。