へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

秋のハイキング合宿…終

2015-10-17 15:25:51 | へちま細太郎

久保田だよ、あ~疲れた。。。

ハイキングコースの下見の時の話。
だらだら続くのは、つくばった山に向かう道も同じ。
峠を越えて、関東平野を背にして眼下に広がる光景は、またつくばった町を見下ろす景色とはまた違う。
箱庭のような景色だ。
要するに、田舎ってことだな。
でも、ここは絶対におすすめしたいコースだ。
青年の家からムラサキラインにつながる道は、途中ジャリ道でも県道だ。マニアなら「険道」と書く。
そこまでひどくはないし、なぜかホテル?がある。
つきのホテルじゃねえぞ、ちゃんとしたところだ。県の研修施設があるところに、そんなものがあるわけない。
そうだよなあ、勉強合宿なら、わざわざうちの合宿所まで行く必要はないし、ここならお手頃なのになあ。。。
そしたら、藪のやつが、
「青年の家は、昔、サッカー部の合同合宿でやらかしてくれて、以来バツが悪くて使ってねえんだよ」
と、ため息をついた。
「ここいらのサッカー部の合宿は、すべてうちの施設でやっている。温泉つきだし、めしはうまいし、何よりただで使用できるから、重宝がられている」
そんなことは初耳だ。バカ殿、何さらしとんじゃ。。。
「コースは、ま、イノシシ注意でいいですよね。あとは、たまにくる車の注意くらいで。。。それと、養護教諭の配置かな。布川先生とあとは、タコ壺に協力仰いで、と」
「ああ、それと、サル付け加えておいて。余計な食いもん持ってくるなって」
「はあ?」
「猿だよ、猿。出るんだよなあ。日光の方から山づだいに移動してきたのが増えちゃったみたいだから、注意な」
日光の方って、どんだけ離れた距離移動してきてんだよ~。
「案外、野生の猿の方がマシって思えてくるかもな」
ああああ、もう、なんなんだあああああ。
後だし、じゃんけんなしだあああああ。

…とパ二クった俺。
頭にきた俺は、彼女を誘って、県道沿いのホテルで、絶景の夜景を見ながら、結婚式前に子供を仕込んじゃいました。
残念ながら、露天風呂は混浴じゃねえんだよなああああ。
たぶん、あれ、できたと思う。。。
えへへ。
女の子だといいなああああ。


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