へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

ホテル・タコ壺保健室

2007-05-08 22:16:55 | へちま細太郎
しばらくぶりじゃないか、孟宗学院大の心理学の教授の片山だ。
え?知らないだと?
このブログの1年くらい前に「ひるまのもめごと」っていうのがあったろ?それをひっくり返して読んでみろ?そしたっくれ、僕の名前がちゃんと出ているから。
僕は、毎日論文を書いていて忙しい。
実は、今年の夏は、久しぶりにフランスのフロイト系の大学に勉強に行ってこようかと思っているんだが、そのための論文を仕上げなくてならないんだ。
おかげで、カウンセリング研究所はもう1人の中野教授が大車輪で働き、助教授…今は準教授というんだそうだが…その準教授の高木が自分の論文を後回しにされ、さらに、数名の学生の卒業論文の指導が進んでおらん。
ま、僕の研究のためだ、泣いてもらおう。
まあ、そんなわけで、研究所で徹夜で論文を書き、タコ壺保健室に泊り込み、学園の学食でメシを食い、体育教官室のシャワーを使い、家には帰っていない。
どうせ、女房は僕がいないほうがいいというだろうし、もしかしたら僕の存在を忘れてしまっているかもしれない。
女子大生や女子高生には興味がないし、セクハラなんぞしたことはない。ましてや、手鏡なんぞ持っていないぞ。髪なんぞモサモサだからな。
というわけで、ちょいと、ひと眠りするか。タコ壺保健室のベッドは寝心地がいいんだ。
寝る…