第3章 恋愛結婚から「連帯結婚」へ:圏外やコスパ、多様な結婚を受け入れよう!
(1)「結婚」はしたい(「結婚の利点」はある)が、「恋愛」は重いし面倒だ:「結婚」できるなら「圏外婚」(「年の差婚」「グローバル婚」「逆転婚」)でも気にしない!
L コミュ力がなく「恋愛」は苦手だが、「結婚」はできそうな20代男女が多数いる。彼らは「連帯結婚」を望む。「結婚の利点」調査(2010年、20代男女)では①「子どもや家族をもてる」、②「精神的安らぎの場が得られる」、③「親や周囲の期待に応えられる」、④「愛情を感じている人と暮らせる」、⑤男「社会的信用や対等な関係が得られる」、⑤女「経済的余裕が持てる」。(264頁)かくて「恋愛にこだわらない」多様な結婚が生れ始めている。
M 「圏外婚」(一昔前ならあまり考えられない結婚)が増えている:(a)「年の差婚」(10歳以上の差、同年代男性は頼りない、年上なら地位・収入がある)、(b)「グローバル婚」(男性の85%は中・比・韓朝鮮・タイ;女性は米ブラジル英計28%だが、①韓朝鮮28%、②米、③中12%)、(c)「逆転婚」(妻が主に稼ぐ、女性が男性に家事をやってもらう)。
Ex.1 「恋愛は、裏切られたりして尽くし甲斐がない。でも結婚は尽くした分だけ、子どもや家族ができたりと、リターンがある。」(男24歳)→「年の差婚」(妻が年長でもいい)・「逆転婚」に関心大。
Ex.2 「もう恋だの愛だの、言ってられない」「子どもが欲しい」(女29歳)→婚活で12歳年上の公務員2人とメアド交換&「生理的に嫌じゃない方と結婚する」。
《感想》「結婚の利点」があるから「結婚」はしたい。しかし「恋愛は、裏切られたりして尽くし甲斐がない」し、重い。そう20代男女が思うのはもっともだ。「結婚」できるなら「年の差婚」「グローバル婚」「逆転婚」など「圏外婚」でも気にしない者が増えている。これが恋愛結婚から、著者が言う「連帯結婚」へのシフトだ。
(2)コスパで選ぶ20歳男女の新たな結婚スタイル「コスパ婚」(これも「連帯結婚」の一種だ!):「ただトモ夫婦」「通い婚」(「週末婚」「別居婚」)
N 「ただトモ夫婦」(ただの友達のような夫婦):相手の領域には手を付けない。Cf. 「じゃ解散!」の一言で離婚することもある。
N-2 「週末婚」(「通い婚」1):例えば、あえて一緒に住まない。夫はもともと自分のマンションで暮らし、趣味のグッズでいっぱい。妻は「実家が楽」と別居。
N-3 「別居婚」(「通い婚」2):例えば、女性29歳、理系大学院卒で企業の研究所勤務。夫の転勤について行かない。夫が転勤から戻ってきても、一緒に住まない。それぞれ、自分のマンションに住む。別々に住めば実家とも行き来しやすい。
《感想》「通い婚」(「週末婚」「別居婚」)容認派は男27%、女41%(2011年)。ただし現実に「すでに実践している」は6%のみ。(多くは同居が可能だから、「通い婚」は不要だ。)
(3)親元・地元で幼馴染との結婚がいまブーム:「地元婚」・「同級生婚」
O 現(2015年)アラフォー年齢から下の世代(20代・30代、1976-1995年生まれ)は、男女とも圧倒的に地元志向が強い。
O-2 転機はバブル崩壊。女子大生(現アラフォー)調査(1999年)で、行きたいデートの場所は、①ディズニーランドに続くのが、②地元の「回転ずし」、③地元の「焼肉食べ放題」店。またバブル期に歓迎されなかった「おうちデート」が多数派。
O-3 90年代後半、郊外型ショッピングセンターが増大し、都会への憧れが薄れる。
O-4 不況で親が子を都会の大学に進学させられず、地元の大学へ進学。
O-5 「国も会社も守ってくれない時代」だが、「親や地元の友達(ジモ友)だけは自分を裏切らない」と、20代男女は、親ラブ志向、地元志向。Ex. 「ぼくの田舎で一緒に暮らしてくれる人が居ればその人を選ぶ」。
O-6 Uターン結婚&帰省婚活あり。地元婚は、経済的メリットも大きい。(地方は家賃・物価が安いし、親もそばにいる。)全国の就活生調査でU ターン就職を含む地元での就職を「(どちらかというと)希望する」男女7割弱。
《感想1》「国も会社も守ってくれない時代」!ひどい時代だ!
《感想2》だが生き抜かねばならない。「親や地元の友達(ジモ友)だけは自分を裏切らない」と、20代男女が親ラブ志向、地元志向なのは、当然だ。
《感想3》都会の会社はあてにならない。またインターネットが普及し、郊外型ショッピングセンターも増大し、都会への憧れが薄れた。
《感想4》地元婚は、経済的メリットも大きい。(地方は家賃・物価が安い、親もそばにいる。)「地方の時代」が到来するのか?
(4)「里山婚」(「移住婚」):スローライフを試みる!(296頁)
P 里山暮らしは、お金はないが、豊かな暮らしを送る!(藻谷浩介『里山資本主義』)
P-2 地方も、婚活支援、移住の住宅費補助など人口減少対策。
P-2-2 ただし地元の人に役立つよう「手に職」が必要。Ex. 野菜栽培、ヘアカットなど。
P-3 普通、プライバシーはないと思った方がよい。
P-4 「農山漁村地域に、定住したい願望がある」のは、20代男女では4割。(2014年)
P-5 企業に就職しても、例えば、倒産企業の平均寿命は23.5年だ。
P-6 Cf. 今はサラリーマンが9割だが、戦前は個人事業主8割だった。
《感想》都会から地元へ、都会から農山村への流れだ。しかし問題は仕事があるかだ。地方に仕事を創出する必要がある。同時に、スローライフの価値観が根づかねばならない。
(5)同棲:すぐに結婚せず、まず試してから(Cf. 失敗を嫌う20代男女)
Q 「同棲経験あり」は、20代女性(未既婚)の4割(2008年)、30代女性(既婚)の23%(2006年)。
Q-2 上記、女性同棲経験者のうち、20代の約6割、30代の74%が、同棲相手と結婚している。
Q-3 同棲は、婚姻の前段階だ。同棲を社会としてサポートすることが、少子化対策に有効だ。(304頁)
R 同棲の利点(例)
①ご飯を作ってくれる男性なら「健康になれる」。(女性)
②「最初はルームシェア感覚(家賃が半分ですむ)、生活費が浮く。」
③「節約もあって社内の同期と同棲。」男女の関係になるまで4ヶ月。
R-2 同棲に至る経過:①「いつの間に同棲していた」33%、②「結婚を意識したから」32%。
《感想1》同棲は婚姻(事実婚・法律婚)の前段階だ。これを後押しする法整備がなされれば、少子化対策になる。
《感想2》法律婚は婚姻届を出す、つまり入籍する。事実婚は入籍しないが、住民票に世帯主の「妻or夫」と記載する。
(6)スウェーデンの「サンボ法」(1988施行)、フランスの「PACS(パックッス)」(1999制定)
S スウェーデンの「サンボ法」は、一定期間同棲を続ける男女に、婚姻している夫婦と同等の権利や保護を与える。カップルが別れた場合、(ア)住居や家財を平等に分ける、(イ)父親に養育費を支払う義務を課す。
T フランスの「PACS(パックッス)」は、同棲を続けるカップル(男女、男男、女女)について、(ア)パートナーが死亡した場合、相続権を認める、(イ)同棲でも婚姻と同様に税金等の優遇措置が受けられる。また(ウ)片方の意志だけで同棲の契約解消できる。
T-2 かくて「パックスがあるから、お試し感覚で同棲できる」と同棲が増えた。
T-3 フランスでは、パックス制定後、同棲(また同棲から婚姻へ移行)が増え、その結果、出生率が制定前の1.78から、2012年2.01へと大幅に伸びた。保育制度やワーフライフバランス(男女の労働時間短縮)の充実と両輪だが、パックスが少子化対策に貢献したのは明らかだ。
《感想》「一定期間同棲を続ける男女に、婚姻している夫婦と同等の権利や保護を与える」ことは少子化対策に役立つ。Ex. 税金・社会保障の婚姻と同じ優遇措置、別れた後の財産の相続権、養育費支払い義務等。
(7)同棲・多様婚を後押しすることが、少子化対策となる!
U 結婚を恋愛と切り離し、恋愛力やコミュ力、あるいは経済力が十分でなくても、男女が気軽に連帯できる「連帯結婚」を推進すべきだ。
U-2 したがって多様な形の結婚(多様婚)を後押しすべきだ。Ex.1 「圏外婚」(「年の差婚」「グローバル婚」「逆転婚」)、Ex.2「コスパ婚」(「ただトモ夫婦」「通い婚」)
V サムボや、パックスのように同棲(あるいは事実婚)を推進する制度を、保育制度やワーフライフバランス(男女の労働時間短縮)の充実と両輪で後押しすれば、少子化対策になる。
V-2 ドライで合理的で“コスパでお得”、かつ彼らが自分らしく連帯できる多様婚を、真剣に考慮し後押しすべきだ。
V-3 シンガポールのように「公団住宅の優遇制度(婚約者や配偶者がいれば優先的に申し込める)」を採用してもよい。若者(20代男女)に、「結婚すればお得(コスパ)」だと感じてもらう。(326頁)
《感想1》若者(20代男女)にとって、「恋愛」は重く面倒だ。しかし「結婚」は利点があるのでしたいと思っている。
《感想2》若者(20代男女)の同棲を、法制度で後押しすることが、少子化対策になる。Ex. フランスが「PACS(パックッス)」制定によって、出生率が制定前の1.78から、2012年2.01へと大幅に伸びたのは、驚きだ。
(1)「結婚」はしたい(「結婚の利点」はある)が、「恋愛」は重いし面倒だ:「結婚」できるなら「圏外婚」(「年の差婚」「グローバル婚」「逆転婚」)でも気にしない!
L コミュ力がなく「恋愛」は苦手だが、「結婚」はできそうな20代男女が多数いる。彼らは「連帯結婚」を望む。「結婚の利点」調査(2010年、20代男女)では①「子どもや家族をもてる」、②「精神的安らぎの場が得られる」、③「親や周囲の期待に応えられる」、④「愛情を感じている人と暮らせる」、⑤男「社会的信用や対等な関係が得られる」、⑤女「経済的余裕が持てる」。(264頁)かくて「恋愛にこだわらない」多様な結婚が生れ始めている。
M 「圏外婚」(一昔前ならあまり考えられない結婚)が増えている:(a)「年の差婚」(10歳以上の差、同年代男性は頼りない、年上なら地位・収入がある)、(b)「グローバル婚」(男性の85%は中・比・韓朝鮮・タイ;女性は米ブラジル英計28%だが、①韓朝鮮28%、②米、③中12%)、(c)「逆転婚」(妻が主に稼ぐ、女性が男性に家事をやってもらう)。
Ex.1 「恋愛は、裏切られたりして尽くし甲斐がない。でも結婚は尽くした分だけ、子どもや家族ができたりと、リターンがある。」(男24歳)→「年の差婚」(妻が年長でもいい)・「逆転婚」に関心大。
Ex.2 「もう恋だの愛だの、言ってられない」「子どもが欲しい」(女29歳)→婚活で12歳年上の公務員2人とメアド交換&「生理的に嫌じゃない方と結婚する」。
《感想》「結婚の利点」があるから「結婚」はしたい。しかし「恋愛は、裏切られたりして尽くし甲斐がない」し、重い。そう20代男女が思うのはもっともだ。「結婚」できるなら「年の差婚」「グローバル婚」「逆転婚」など「圏外婚」でも気にしない者が増えている。これが恋愛結婚から、著者が言う「連帯結婚」へのシフトだ。
(2)コスパで選ぶ20歳男女の新たな結婚スタイル「コスパ婚」(これも「連帯結婚」の一種だ!):「ただトモ夫婦」「通い婚」(「週末婚」「別居婚」)
N 「ただトモ夫婦」(ただの友達のような夫婦):相手の領域には手を付けない。Cf. 「じゃ解散!」の一言で離婚することもある。
N-2 「週末婚」(「通い婚」1):例えば、あえて一緒に住まない。夫はもともと自分のマンションで暮らし、趣味のグッズでいっぱい。妻は「実家が楽」と別居。
N-3 「別居婚」(「通い婚」2):例えば、女性29歳、理系大学院卒で企業の研究所勤務。夫の転勤について行かない。夫が転勤から戻ってきても、一緒に住まない。それぞれ、自分のマンションに住む。別々に住めば実家とも行き来しやすい。
《感想》「通い婚」(「週末婚」「別居婚」)容認派は男27%、女41%(2011年)。ただし現実に「すでに実践している」は6%のみ。(多くは同居が可能だから、「通い婚」は不要だ。)
(3)親元・地元で幼馴染との結婚がいまブーム:「地元婚」・「同級生婚」
O 現(2015年)アラフォー年齢から下の世代(20代・30代、1976-1995年生まれ)は、男女とも圧倒的に地元志向が強い。
O-2 転機はバブル崩壊。女子大生(現アラフォー)調査(1999年)で、行きたいデートの場所は、①ディズニーランドに続くのが、②地元の「回転ずし」、③地元の「焼肉食べ放題」店。またバブル期に歓迎されなかった「おうちデート」が多数派。
O-3 90年代後半、郊外型ショッピングセンターが増大し、都会への憧れが薄れる。
O-4 不況で親が子を都会の大学に進学させられず、地元の大学へ進学。
O-5 「国も会社も守ってくれない時代」だが、「親や地元の友達(ジモ友)だけは自分を裏切らない」と、20代男女は、親ラブ志向、地元志向。Ex. 「ぼくの田舎で一緒に暮らしてくれる人が居ればその人を選ぶ」。
O-6 Uターン結婚&帰省婚活あり。地元婚は、経済的メリットも大きい。(地方は家賃・物価が安いし、親もそばにいる。)全国の就活生調査でU ターン就職を含む地元での就職を「(どちらかというと)希望する」男女7割弱。
《感想1》「国も会社も守ってくれない時代」!ひどい時代だ!
《感想2》だが生き抜かねばならない。「親や地元の友達(ジモ友)だけは自分を裏切らない」と、20代男女が親ラブ志向、地元志向なのは、当然だ。
《感想3》都会の会社はあてにならない。またインターネットが普及し、郊外型ショッピングセンターも増大し、都会への憧れが薄れた。
《感想4》地元婚は、経済的メリットも大きい。(地方は家賃・物価が安い、親もそばにいる。)「地方の時代」が到来するのか?
(4)「里山婚」(「移住婚」):スローライフを試みる!(296頁)
P 里山暮らしは、お金はないが、豊かな暮らしを送る!(藻谷浩介『里山資本主義』)
P-2 地方も、婚活支援、移住の住宅費補助など人口減少対策。
P-2-2 ただし地元の人に役立つよう「手に職」が必要。Ex. 野菜栽培、ヘアカットなど。
P-3 普通、プライバシーはないと思った方がよい。
P-4 「農山漁村地域に、定住したい願望がある」のは、20代男女では4割。(2014年)
P-5 企業に就職しても、例えば、倒産企業の平均寿命は23.5年だ。
P-6 Cf. 今はサラリーマンが9割だが、戦前は個人事業主8割だった。
《感想》都会から地元へ、都会から農山村への流れだ。しかし問題は仕事があるかだ。地方に仕事を創出する必要がある。同時に、スローライフの価値観が根づかねばならない。
(5)同棲:すぐに結婚せず、まず試してから(Cf. 失敗を嫌う20代男女)
Q 「同棲経験あり」は、20代女性(未既婚)の4割(2008年)、30代女性(既婚)の23%(2006年)。
Q-2 上記、女性同棲経験者のうち、20代の約6割、30代の74%が、同棲相手と結婚している。
Q-3 同棲は、婚姻の前段階だ。同棲を社会としてサポートすることが、少子化対策に有効だ。(304頁)
R 同棲の利点(例)
①ご飯を作ってくれる男性なら「健康になれる」。(女性)
②「最初はルームシェア感覚(家賃が半分ですむ)、生活費が浮く。」
③「節約もあって社内の同期と同棲。」男女の関係になるまで4ヶ月。
R-2 同棲に至る経過:①「いつの間に同棲していた」33%、②「結婚を意識したから」32%。
《感想1》同棲は婚姻(事実婚・法律婚)の前段階だ。これを後押しする法整備がなされれば、少子化対策になる。
《感想2》法律婚は婚姻届を出す、つまり入籍する。事実婚は入籍しないが、住民票に世帯主の「妻or夫」と記載する。
(6)スウェーデンの「サンボ法」(1988施行)、フランスの「PACS(パックッス)」(1999制定)
S スウェーデンの「サンボ法」は、一定期間同棲を続ける男女に、婚姻している夫婦と同等の権利や保護を与える。カップルが別れた場合、(ア)住居や家財を平等に分ける、(イ)父親に養育費を支払う義務を課す。
T フランスの「PACS(パックッス)」は、同棲を続けるカップル(男女、男男、女女)について、(ア)パートナーが死亡した場合、相続権を認める、(イ)同棲でも婚姻と同様に税金等の優遇措置が受けられる。また(ウ)片方の意志だけで同棲の契約解消できる。
T-2 かくて「パックスがあるから、お試し感覚で同棲できる」と同棲が増えた。
T-3 フランスでは、パックス制定後、同棲(また同棲から婚姻へ移行)が増え、その結果、出生率が制定前の1.78から、2012年2.01へと大幅に伸びた。保育制度やワーフライフバランス(男女の労働時間短縮)の充実と両輪だが、パックスが少子化対策に貢献したのは明らかだ。
《感想》「一定期間同棲を続ける男女に、婚姻している夫婦と同等の権利や保護を与える」ことは少子化対策に役立つ。Ex. 税金・社会保障の婚姻と同じ優遇措置、別れた後の財産の相続権、養育費支払い義務等。
(7)同棲・多様婚を後押しすることが、少子化対策となる!
U 結婚を恋愛と切り離し、恋愛力やコミュ力、あるいは経済力が十分でなくても、男女が気軽に連帯できる「連帯結婚」を推進すべきだ。
U-2 したがって多様な形の結婚(多様婚)を後押しすべきだ。Ex.1 「圏外婚」(「年の差婚」「グローバル婚」「逆転婚」)、Ex.2「コスパ婚」(「ただトモ夫婦」「通い婚」)
V サムボや、パックスのように同棲(あるいは事実婚)を推進する制度を、保育制度やワーフライフバランス(男女の労働時間短縮)の充実と両輪で後押しすれば、少子化対策になる。
V-2 ドライで合理的で“コスパでお得”、かつ彼らが自分らしく連帯できる多様婚を、真剣に考慮し後押しすべきだ。
V-3 シンガポールのように「公団住宅の優遇制度(婚約者や配偶者がいれば優先的に申し込める)」を採用してもよい。若者(20代男女)に、「結婚すればお得(コスパ)」だと感じてもらう。(326頁)
《感想1》若者(20代男女)にとって、「恋愛」は重く面倒だ。しかし「結婚」は利点があるのでしたいと思っている。
《感想2》若者(20代男女)の同棲を、法制度で後押しすることが、少子化対策になる。Ex. フランスが「PACS(パックッス)」制定によって、出生率が制定前の1.78から、2012年2.01へと大幅に伸びたのは、驚きだ。