家内がご近所の農家に所用ででかけ、戻ってきてからの話。
家内:「デコポンとせとか、もらってきた」「デコポンは、コンテナに新聞紙を段々に敷いた中から、取りだしてくれた。せとかは、よそから貰ったらしい」と。
自分:「デコポンは収穫してから、しばらく貯蔵し、選果して出荷するんや」「これ、選果前のをもらってきたん? 出荷用のも入ってるん?」
家内:「ウン、そうみたい。選果終わったら、もっとたくさん持って行くと言ってたから」
市場価値のある果実を作るために、農家が、1年間、どれほどの努力をしてきたのかを知っているだけに、自分がミカンなど柑橘類をもらう時は、規格外の加工用しかもらわない。
家内曰く:「くれると言うのを断ったら、失礼や!」と。
ごもっとも・・・
・・・・・朝食に「デコポン」「せとか」・・・・・
早速、朝食に「デコポン」と「せとか」を使った。切り口が新しい。
デコポンは貯蔵し酸切りしている途中だけに、糖度以上に酸味を感じた。せとかは、小ぶりだが、ジューシーで甘さも強かった。
・・・・・我が家の畑では・・・・・
近所からの「デコポン貰い」は、これからも続くだけに、我が家の「紅八朔」「不知火」「レモン・レモネード」の出番は遠い。
ま、しばらく樹上で頑張っていてもらうしかない。
<収穫を待つ紅八朔>
<2つ3つは、家内の手でマーマレードに>
・・・・・昨日は寒かった・・・・・
昨日は、冷たい北西の風が吹き荒れた。予報では4~5mの風だった。今季初めて「寒い」と感じた日だった。
外出はしたくなかったが、青春クラブの所用でJAにでかけた。いつも、にこやかに迎えてくれる窓口のMさんが、座る間もなく、すぐに呼んでくれた。
「番号札を取ったのが見えたので、すぐに呼ばしてもらったんよ」。若い綺麗なお嬢さんに、そうまで愛想されると舞い上がってしまいそうだった。
負けじと、「久し振り!」と満面の笑みで応えた。「JAカレンダー残ってる?」と聞いたら、「あるはず」と探してきてくれた。お金を出すついでに、パソコン部屋用と公民館用の2つのカレンダーをもらってきた。
久し振りのJAだったので、顔見知りの支店長とも、二言三言、話をして帰ってきた。自分のお金を出す時はATMだが、クラブのお金の出し入れは窓口。機械と違って人の温かみが心地良かった。
昨日、自分が家族以外に話をした人は、結局、この2人だけだった。ご近所さんの出入りもなかった。畑で仕事している人もみかけなかった。誰もが急な寒さに、家に引きこもってしまったらしい。
自分達は寒さに滅法弱い。冬らしい光景の1日だった。
心配なのは、早咲きした梅の花。風で花ビラが飛び散っていた。今季の梅干し作り、どうなることやら・・・「なるようになるさ」と開き直るしかない。