雨が降る前にと、三角ホウで雑草を取り除いていた時、1本のブルーベリーの樹にパラパラと実がなっていることに気づいた。
「びっくりぽん」だった。
パラパラと実がついているのは2本のうちの1本だけで、しかも一部の枝だけだった
今季、実をつけ忘れた枝が、何かの拍子で「物忘れしたこと」を秋になってから気づき、あわてて実をつけたのだと思った。
ピーンときた。
そういえば園主も大事なことを「物忘れ」し、「ありゃー えらいこっちゃ」と気づき、あわてて取り繕った経験が何度かある。
このブルーベリーの枝も、園主に似てきたのかも知れない・・・
今頃になって「物忘れ」に気がついたのか、花が咲き始めた枝もあった・・・
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時として、「物忘れ」は人の心を和ますこともある。
自分の場合だと、周りは「アホやなあ」と言いながら笑い転げることが多い。半端に慰められるより、「その笑い」で気分が明るくなったりする。
旬の時季に実をつけ忘れ、今になって実をつけた「物忘れ」の枝には、「お気の毒」と思う一方で、「おかげで、少量だが時季外れのブルーベリーを味わえる。おおきにやで」と感謝しなきゃならない。
物忘れ、また楽しからずや!?