今の時期、朝起きるとすぐに、屋外の軒下においた昔の縁台に座り、朝陽を浴びる庭木や花や周りの色づき始めたみかんの木々に癒されながら、温かいコーヒーを味わいつつ新聞を読む「ひととき」を過ごすことが多い。
その「ひととき」に欠かせないのが、祖父母の時代から我が家にある「縁台」。この縁台に座ると、なぜか気分が落ち着く。作られたのが昭和初期なのか戦後なのかは、わからない。
縁台は語らないが、我が家のことを少なくても半世紀以上は温かく見守ってきてくれたに違いない。作ってくれたであろう大工さんの温もりも伝わってくる。ホームセンターで買ってきたアルミ製の椅子は、隅っこに追いやられている。
<我が家を見守り続けてくれている「縁台」>
<大工仕事が偲ばれる>