紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

大根の種 自分流の植え方で約300粒を撒いた

2015年09月15日 | 家庭園芸&直売所

長雨がおわったあと、草取りをし、枯れるまでと長く放置してあった剪定枝を集めて燃やし、その灰を撒いた跡地を管理機で耕し、大根・白菜・キャベツ・野沢菜・レタスなどを植えられるよう黒マルチで覆った畝を作ってあった。明日、雨だというので、急遽、大根を植えることにした。1畝2筋撒きし3畝植えた。キジなどの野鳥に種を突かれないようネットもしておいた。

買ってきた袋には、30cm間隔で1カ所に3~4粒撒くと説明があった。これが、ご近所さんもやっている一般的な植え方。

が、自分流は1カ所1粒、約17~20cmぐらいの間隔で撒く。撒くと、1袋10ml入りで約300粒入っていた。一般的な撒き方だと、間引きをするので1袋で1/3の約100本の大根を収穫することになる。我が流儀だと、発芽率85%以上と記載されているので約250本以上の大根が収穫できることになる。例年、9割以上は発芽している。仮に発芽しなかった場所が空いても、葉が大きくなってくると歯抜け感はない。1袋数百円の種、全ての種を効果的に使う方法だと思っているし、なにより面倒な間引き作業をする必要がないことも大きな魅力となっている。

 

使い途は3通り。

1つは大根の麹漬け。収穫後、漬けてから食べられるまで1カ月はかかる。麹漬けは15kgの樽を3樽作るので45kgが必要。麹漬けは、適度な太さでないと味が浸透しにくいので、1本500gとして約90本必要。着色料・甘味料・砂糖を殆ど入れないのが我が流儀。いつも、子ども達家族や親類・知人が待っている。

2つめは大根の糠漬け。収穫した大根を「つ」の字に曲がるくらいまで簡易物置で干す。ついで米ぬか・塩・昆布・柿の皮・みかんの皮・鷹の爪で漬け込み約3カ月。もちろん着色料は入れない。甘いのがきらいなので砂糖も入れないが、柿の皮がほのかな甘味を感じさせてくれる。この糠漬け、約150本以上は作りたいが、料理用で使いきれない分を使うことになる。昔ながらの本格的な漬物作りをする人も減ったが、食べる人も減ってきた。売っている店も少なくなり、あっても結構な値段がする。我が家では、いつでもボリボリ食べ放題。子ども達家族や親類・知人にも、麹漬けより人気がある。甘い漬物と違い、どれだけ食べても飽きない味が好まれている。ご飯やおにぎりに最高。

3つめは料理用。おろし・おでん・煮物などで、必要の都度、必要な本数だけ収穫する。