杉浦 日向子 著
表紙の絵は、‘‘このこ’’と‘‘またたび’’。
挿画も杉浦日向子作。
↑こんな風に解説付き。
珍味なので、私の食べたことのない物が多い。
でも、あっても食べれないかもと思ってしまうものも幾つか。
それでも、「虫の味」という話に出てくる‘‘蝗’’(いなご)は小さい頃稲刈りの時期によく食べました。
稲刈りの時捕った蝗を大鍋で母が甘辛く煮ました。
形は蝗そのものでも食べると美味しかった。
‘‘ドライトマト’’なんかも珍味の中に含まれていて、赤ワインのつまみに。
この珍味でこんな話。そして、それに合うお酒。
とにかく読んでいてお酒が飲みたくなり、つまみを作りたくなる一冊でした。
どれも400字くらいの短編ですが、中味が濃く、切れ味抜群の文章。
私が好きなタイプ。
こんな文章をもっと読みたいのに、46歳という若さですでに逝去。
残念です。
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