久坂部 羊 著
綿をつめる 他5篇
在宅医療のクリニック「あすなろクリニック」の看護師の目線で話が進みます。
在宅医療は踏切番みたいなもの(病気が悪くならないように見張をして患者がよりよい最期をむかえられるよう気を配る 気が抜けないわりに報われることは少ない) と、あとがきに。
どの話もリアル感があるなと読んでいたら、あとがきを読んで分かりました。作者の実話に基づいていると。まぁ医師なので医療用語、患者への施術の説明は細かいと思っていましたが、実話に基づいているのですから尚さらです。
今まであとがきは書いていなかったそうですが、今回は他の作品とは趣が違うと。作者の経歴もまた詳しく分かり、今まで数冊読んでいましたが、他の作品も読んでみようと思っているところです。