鷺と雪
2012-07-10 | 本
北村 薫 著
以前、「ひとがた流し」という北村薫の本を読んだけれど、この本は、
全く違う世界の話でした。
子爵、とか侯爵、伯爵・・・そんな人達の生活。
能楽堂での「鷺」の観能。
参考文献が多く、本の中に出てくるだけでも北原白秋から、上弦の月の事を、
不思議の国のアリスに出てくる
ワンダーランドでアリスが見た口だけ笑う猫の様な月と例えたり、
と読んでいる方も色々に頭を働かせるけれど、私の少ない知識ではついていけない。
でも、お抱えの運転手のベッキーさんとの会話は一番楽しく読む事ができました。