今更ではありますが、そもそもサロメって何?というお話など。
ENの「サロメ」もそうですが、
一般的に知られているサロメのイメージは、
イギリスの作家、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」によるものです。
預言者ヨカナンに恋をしたユダヤの王女サロメ。
しかし、ヨカナンは神の世界に生き、サロメに目もくれない。
サロメは義父ヘロデ王の宴で、七つのヴェールの踊りを舞い、
褒美にヨカナンの首を求めます。
ついに自分のものとなった男に口づけするサロメ…。
この、「男の生首にキスする女」と「最後には全裸になる七つのヴェールの踊り」が、
ことさら強調されて流布しているため、サロメ=魔性の女、
そして、ともすると、やや悪趣味な演目と思われがちですが。
サロメは初め、新訳聖書に登場する「少女」でした。
聖書では名前もなく、ヨハネを憎む母ヘロデヤの望むままに、
舞の褒美に「預言者ヨハネの首」、つまり彼の死を求めるのです。
かつては、これに基づいた絵画や文学作品がほとんどでした。
たとえば、フローベールの小説「ヘロデヤ」など。
それが、19世紀末にモローの絵画やユイスマンスの文学を経て、
ワイルドの戯曲、その挿絵を描いたビアズリーにより、
今日のサロメ像が決定づけられたのです。
母の道具から、自らの意志で行動する恋する女へ。
この視点の転換は凄いですね…。
古今東西、多くの芸術家の創作意欲を刺激し続けてきたサロメ。
来春、また新しいサロメの伝説が生まれる―――。
――――――――――――――――――――――――――――――
アートユニット「EN」第二回公演
SALOME
書 舞 劇 樂 影 のコラボレーション
■2008.2.2.sat. 19:00開演
2.3.sun. 14:30開演 / 18:30開演
受付開始:上演1時間前より / 開場:上演30分前より
■会場 一心寺シアター倶楽
大阪市天王寺区逢阪2-6-13
■料金 前売り 2000円 / 当日 2300円
■お問い合わせ sakiyama@wa-EN.net
オスカー・ワイルド原作の戯曲『サロメ』と
坂口安吾作の『桜の森の満開の下』をベースに
新たな解釈を加え、ENの“SALOME”が誕生します。
サロメをとりまく3人の男と純粋な欲望
舞台に流れる三味線と篠笛の音色が
幽玄の世界へと誘います。
ENの“SALOME”で
非日常な一時をお楽しみください。
ENの「サロメ」もそうですが、
一般的に知られているサロメのイメージは、
イギリスの作家、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」によるものです。
預言者ヨカナンに恋をしたユダヤの王女サロメ。
しかし、ヨカナンは神の世界に生き、サロメに目もくれない。
サロメは義父ヘロデ王の宴で、七つのヴェールの踊りを舞い、
褒美にヨカナンの首を求めます。
ついに自分のものとなった男に口づけするサロメ…。
この、「男の生首にキスする女」と「最後には全裸になる七つのヴェールの踊り」が、
ことさら強調されて流布しているため、サロメ=魔性の女、
そして、ともすると、やや悪趣味な演目と思われがちですが。
サロメは初め、新訳聖書に登場する「少女」でした。
聖書では名前もなく、ヨハネを憎む母ヘロデヤの望むままに、
舞の褒美に「預言者ヨハネの首」、つまり彼の死を求めるのです。
かつては、これに基づいた絵画や文学作品がほとんどでした。
たとえば、フローベールの小説「ヘロデヤ」など。
それが、19世紀末にモローの絵画やユイスマンスの文学を経て、
ワイルドの戯曲、その挿絵を描いたビアズリーにより、
今日のサロメ像が決定づけられたのです。
母の道具から、自らの意志で行動する恋する女へ。
この視点の転換は凄いですね…。
古今東西、多くの芸術家の創作意欲を刺激し続けてきたサロメ。
来春、また新しいサロメの伝説が生まれる―――。
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アートユニット「EN」第二回公演
SALOME
書 舞 劇 樂 影 のコラボレーション
■2008.2.2.sat. 19:00開演
2.3.sun. 14:30開演 / 18:30開演
受付開始:上演1時間前より / 開場:上演30分前より
■会場 一心寺シアター倶楽
大阪市天王寺区逢阪2-6-13
■料金 前売り 2000円 / 当日 2300円
■お問い合わせ sakiyama@wa-EN.net
オスカー・ワイルド原作の戯曲『サロメ』と
坂口安吾作の『桜の森の満開の下』をベースに
新たな解釈を加え、ENの“SALOME”が誕生します。
サロメをとりまく3人の男と純粋な欲望
舞台に流れる三味線と篠笛の音色が
幽玄の世界へと誘います。
ENの“SALOME”で
非日常な一時をお楽しみください。