goo blog サービス終了のお知らせ 

HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

緑弦楽合奏団 第25回定期公演♪♪♪

2011年06月05日 | その他日記
友人が、所属する合奏団の定期公演に出演するというので、聴きにいきました。
場所は、横浜の青葉台にある「フィリアホール」です。

友人のパートは「ヴィオラ」です。
ヴァイオリンよりも一回り大きく、音も少しゆったりと深みがある楽器。
オーケストラの中では、伴奏の刻みとか対旋律などを受け持つことが多い、なかなかおもしろく味わい深い楽器です。

「緑弦楽合奏団」はアマチュアの合奏団ですが、歴史は古く(今年で25周年ということだ)メンバーの皆さんの意識も高く、選曲や演奏もすてきでした。
友人は、この由緒あるオケに 昨年入団し、演奏会は今回が初めてなので、「ついていけるかなあ~」と mB(ややビビり)気味でしたが、なぁ~に、彼女だってヴィオラ歴は10年、他楽団などで経験はバッチリなのさ。
そういうわけなので、心配は無用です。

指導者でありコンサートマスターでもある先生のソロによる ハイドンのヴァイオリン協奏曲に始まり、ストラヴィンスキーの「弦楽のための協奏曲」(友人は、何よりこの曲に四苦八苦しておびえていた)、バーバー「弦楽のためのアダージョ」、と 安定した古典・スリル&斬新な和声の現代音楽と プログラムも変化があって楽しめました。
そしてフィナーレは、もうおなじみのチャイコフスキー「弦楽セレナードハ長調」で 豪華に盛り上がり、とても楽しいコンサートでした。

ヒバリは、最初ヴィオラ席の友人がよく見えるかと思って「かぶりつき」に座ったのですが、やっぱり前列のチェロのおじさんメンバーに遮られてよく見えず、けっきょく休憩の間に お気に入りのバルコニー席に場所替えしてしまいました。

やーっぱバルコニーはよく見えるわい!\(^O^)/

M&M 発表会の計画

2011年06月03日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(中1)が、ちょっと困ったように言いました。
「今日は、何を練習してきたらいいか、わからなかったの。だからバーナムしかやってこなかった」と、恐縮ぎみです。
「ああ、M3ちゃん、しょうがないよ。先週、発表会に出れるかどうかわからなかったから、曲をあげなかったんだものね。それを、今から考えよう」
こうして、M&M二人の演奏曲・最終決定のため 作戦会議が始まりました。
「M3ちゃんは、どんな曲が弾きたいの?」と聞くと、
「速くない曲・・・ゆったりしてる、きれいな曲」という希望です。
 去年、しっとりした切ない曲を とても素敵に弾いていたM3ちゃんだから、そういうのがいいかな、と考えていたのですが・・・
「『パイレーツ・オブ・カリビアン』かっこいい」「ハリー・ポッターもいいな
M3ちゃんの言う曲を、それぞれ楽譜を出してあげたり弾いてあげたりしながら、先生は言いました。
「どれもこれも、ぜんぜん『ゆったりな曲』でも『きれいな曲』でもないじゃん。『映画見た曲』じゃん」
そのうち、横で見ていたMちゃん(中1)まで
「あたしも『カリビアン』やりたいな」と言い出す始末。
「二人で連弾やりたい!」と声を揃え始めます。
そこで先生は、新中学生の二人に言いました。
「まずは自分たちのソロをやるんだからね。その他に、そんなに何曲もできないよ。この前、二人でやりたい曲を決めたでしょ。それか、この連弾か、どっちかひとつだけじゃなきゃ、無理だよ。自分たちの生活をよく考えてごらん。部活ある、テストある、試合ある、帰り遅い・・・」
「それにM3は 9時にはもう眠くなる」とMちゃん。
「ほらごらん。そんな中で、いろいろ練習する時間、ないよ?二人でやるなら、合わせる練習もしなきゃならないし」
M&Mが、いろんな音楽をいろんなスタイルで いくつもやってみたい!というのは、本当にすてきだし 先生としても こんな嬉しいことはないのです。
けれども現実問題として、現役の中学生となれば、限られた持ち時間の中でやれる範囲のことを考えるしかありません。
「うーん、そうだねえ・・・」
取捨選択したり、断念したりしながらも、M&Mの二人は 二人でやるすてきなプログラムを、いくつか決めました。
それはそれは M&Mならではの 独創性に満ちたアイディアですので、みなさん、お楽しみに。

また、二人それぞれのソロ曲も、検討に検討を重ねた結果、ついに決定し、それぞれ冒頭の部分を 少しずつ練習して帰りました。
「二人に言っとくけど、毎週、たとえほんの少しでも、先週よりも「できる」部分が増えているように。先週と同じ、ということのないようにね。少しずつ、少しずつ積み上げていかないと完成できないよ」
「はあい(^O^)/(^O^)/」
二人は 決意をみなぎらせて帰っていきました。

中学生になって、初めての発表会。
大変だという実感は あとからだんだんわかってくるだろうけど、M&Mには、ぜひとも乗り越えてもらいたいと思います。
これからが本当の「音楽人」としての一歩になっていくのだから。

Nちゃんオリジナル♪

2011年06月01日 | レッスン日記(小中高生)
先週、一人でレッスンできず ママにつきそってもらったNちゃんでしたが、今日は、ちゃんと一人でレッスンにやってきました。

ピアノの前に座って、何気なく遊び弾きをし始めたのは「きらきらぼし」のメロディーのようですが、Nちゃんの弾いているそれは 16分音符の連続で、まあ言ってみれば 変奏曲みたいにフェイクされているのでした。
「Nちゃん、それ、いいね。もっと弾いてよ」
「うん、いいよ。こんな風にも弾けるよ」
Nちゃんは ピアノの右の方に移動して、もっと高い音で弾きました。
「きれいだねえ」と応じると、Nちゃんもその気になったらしく、テンポがゆったりとなり、そのため もっと夢見るような響きになりました。
「こんな風にもできる」
Nちゃん、今度は左に移動して、うんと低い音で弾いてみます。
結局、弾いているメロディーは同じなんだけど、高い音で弾いたり低い音で弾いたりすることによって、Nちゃん自身は ちがうバリエーションを弾いているかのような気分を味わっているようです。
「Nちゃん、すごいね。いろんな弾き方、考えたね」と言うと、Nちゃんは得意そうに
「わたしが作った歌もあるの」と、歌い始めました。
それは、ゆったりとした子守歌っぽいもので、しみじみと美しいメロディーでした。
「えっ、それ、すごくいいよ。弾いてみようっと」
先生は、今聴いたNちゃんの歌を、1フレーズずつピアノで伴奏をつけながら 再現してみました。
こう?これで合ってる?」
「うん、合ってる。」
「ほんと? じゃ、その続きをもう一度歌ってよ」
「いいよ。2番ね 
「さっきと違うじゃん」
「いいの。これであってるの」
「じゃ、もう一回」
こんなふうにして、8小節ほどのメロディーを聴き取って伴奏をつけ、忘れないように採譜もしました。
「Nちゃん!これ、すごくいい曲だから、また来週も弾こう。おぼえて、上手に弾けるようにしようね」
「うん、わかった」
こうして、今日は テキストを弾く前に オリジナルアレンジ&オリジナル作品の追求に 大幅な時間をかけてしまったレッスンとなりました。
テキストはあんまり進まなかったけど、逆に、これこそ音楽だ、という感じがしました。

新しい出席カードもらったよ

2011年06月01日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
去年の6月からピアノを始めて、今日からいよいよ「2年目」に入るM4ちゃん。
出席カードがシールでいっぱいになったので、待ちに待った 新しいカードをもらいました。
前はキティちゃんのカードだったけど、今度からは赤いカードです。
「やったあ」M4ちゃんは、さっそく新しいカードに名前を書いて、シールを1枚貼りました。
ふと思いついて、引き出しを探し、予備の幼児用出席カードを出しました。
「はい、これはM5ちゃんのよ」
妹のM5ちゃん(1才)も、毎週かかさずついてきて、M4ちゃんのピアノをきいて嬉しそうに体を揺すってリズムを取ったり、ときどきピアノに近づいて、そっと音を出してみたりしています。
シールのカードも、さわってはM4ちゃんに「ダメッ」と取り上げられていたので、M5ちゃんのカードをあげたのです。
M5ちゃんだって、毎週、休まず通ってるんだもんね。
これで、おねえちゃんから 怒って取り上げられないですむよね。


今日は「クルリントン」でしたが、
「きょうはあんまり練習できてない。両手ができてない」と言うので、
「じゃ右手だけは?」と言うと、
「それならだいじょうぶ!」と 元気に弾きました。
次に、左手だけをやってみると、これも上手にできています。
しかも、右手も、左手も、ちゃんと暗譜するまでになっているのです。
「なあんだ。ちゃんと練習してあるじゃない。それじゃ、両手で弾いてみようよ。早くなくてもいいから」
自信がなかったのは、両手合わせての練習を 納得いくまでやってない、ということだったようです。
一緒に練習して、大分上手になったので、
「じゃあ、これを、来週はスラスラできるようにしあげてきてね。それから、次の『こいぬのマーチ』も、やっていいよ」
と、M4ちゃんの好きな「こいぬのマーチ」に 宿題の☆マークを書こうとすると、M4ちゃんは言いました。
「☆が2つついちゃうの、やだな・・・」
そうか。宿題だらけ、みたいな感じになっちゃうのかな。
「それじゃ、『こいぬのマーチ』は、できたらやってくる、ってことにしようか」
「うん!」
M4ちゃんは 大きくうなずきました。
来週は、「クルリントン」と「こいぬのマーチ」、2曲聴かせてもらえると、先生は思います。