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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Nちゃんオリジナル♪

2011年06月01日 | レッスン日記(小中高生)
先週、一人でレッスンできず ママにつきそってもらったNちゃんでしたが、今日は、ちゃんと一人でレッスンにやってきました。

ピアノの前に座って、何気なく遊び弾きをし始めたのは「きらきらぼし」のメロディーのようですが、Nちゃんの弾いているそれは 16分音符の連続で、まあ言ってみれば 変奏曲みたいにフェイクされているのでした。
「Nちゃん、それ、いいね。もっと弾いてよ」
「うん、いいよ。こんな風にも弾けるよ」
Nちゃんは ピアノの右の方に移動して、もっと高い音で弾きました。
「きれいだねえ」と応じると、Nちゃんもその気になったらしく、テンポがゆったりとなり、そのため もっと夢見るような響きになりました。
「こんな風にもできる」
Nちゃん、今度は左に移動して、うんと低い音で弾いてみます。
結局、弾いているメロディーは同じなんだけど、高い音で弾いたり低い音で弾いたりすることによって、Nちゃん自身は ちがうバリエーションを弾いているかのような気分を味わっているようです。
「Nちゃん、すごいね。いろんな弾き方、考えたね」と言うと、Nちゃんは得意そうに
「わたしが作った歌もあるの」と、歌い始めました。
それは、ゆったりとした子守歌っぽいもので、しみじみと美しいメロディーでした。
「えっ、それ、すごくいいよ。弾いてみようっと」
先生は、今聴いたNちゃんの歌を、1フレーズずつピアノで伴奏をつけながら 再現してみました。
こう?これで合ってる?」
「うん、合ってる。」
「ほんと? じゃ、その続きをもう一度歌ってよ」
「いいよ。2番ね 
「さっきと違うじゃん」
「いいの。これであってるの」
「じゃ、もう一回」
こんなふうにして、8小節ほどのメロディーを聴き取って伴奏をつけ、忘れないように採譜もしました。
「Nちゃん!これ、すごくいい曲だから、また来週も弾こう。おぼえて、上手に弾けるようにしようね」
「うん、わかった」
こうして、今日は テキストを弾く前に オリジナルアレンジ&オリジナル作品の追求に 大幅な時間をかけてしまったレッスンとなりました。
テキストはあんまり進まなかったけど、逆に、これこそ音楽だ、という感じがしました。

新しい出席カードもらったよ

2011年06月01日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
去年の6月からピアノを始めて、今日からいよいよ「2年目」に入るM4ちゃん。
出席カードがシールでいっぱいになったので、待ちに待った 新しいカードをもらいました。
前はキティちゃんのカードだったけど、今度からは赤いカードです。
「やったあ」M4ちゃんは、さっそく新しいカードに名前を書いて、シールを1枚貼りました。
ふと思いついて、引き出しを探し、予備の幼児用出席カードを出しました。
「はい、これはM5ちゃんのよ」
妹のM5ちゃん(1才)も、毎週かかさずついてきて、M4ちゃんのピアノをきいて嬉しそうに体を揺すってリズムを取ったり、ときどきピアノに近づいて、そっと音を出してみたりしています。
シールのカードも、さわってはM4ちゃんに「ダメッ」と取り上げられていたので、M5ちゃんのカードをあげたのです。
M5ちゃんだって、毎週、休まず通ってるんだもんね。
これで、おねえちゃんから 怒って取り上げられないですむよね。


今日は「クルリントン」でしたが、
「きょうはあんまり練習できてない。両手ができてない」と言うので、
「じゃ右手だけは?」と言うと、
「それならだいじょうぶ!」と 元気に弾きました。
次に、左手だけをやってみると、これも上手にできています。
しかも、右手も、左手も、ちゃんと暗譜するまでになっているのです。
「なあんだ。ちゃんと練習してあるじゃない。それじゃ、両手で弾いてみようよ。早くなくてもいいから」
自信がなかったのは、両手合わせての練習を 納得いくまでやってない、ということだったようです。
一緒に練習して、大分上手になったので、
「じゃあ、これを、来週はスラスラできるようにしあげてきてね。それから、次の『こいぬのマーチ』も、やっていいよ」
と、M4ちゃんの好きな「こいぬのマーチ」に 宿題の☆マークを書こうとすると、M4ちゃんは言いました。
「☆が2つついちゃうの、やだな・・・」
そうか。宿題だらけ、みたいな感じになっちゃうのかな。
「それじゃ、『こいぬのマーチ』は、できたらやってくる、ってことにしようか」
「うん!」
M4ちゃんは 大きくうなずきました。
来週は、「クルリントン」と「こいぬのマーチ」、2曲聴かせてもらえると、先生は思います。