HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

発表会のあと・デュエットのこと

2010年08月03日 | 発表会・コンサート記録
今回の発表会では、いくつかのユニットによる「デュエット」がありました。
1台のピアノを二人で弾く「連弾」、ピアノとエレクトーン、ピアノとキーボードによるデュエット、キーボード2台のデュエットなど、組み合わせは色々です。
また二人のカップリングも、仲良し同士「いっしょにやる!」といって組んだコンビもありましたし、今年デビューの小さな生徒のため、その子が信頼している上級生に「伴奏してあげてね」と託したペアもありました。

どんな演奏スタイルでもそうですが、音楽でいちばん大切なのは「途中で止まらない」ということです。
一人で「止まらず間違えず弾き通す」というのは相当プレッシャーですね。
デュエットの場合、一人でない分 少し心強いこともあるかもしれませんが、早くなったり遅くなったりせず 二人ピッタリ揃えるという点が難しいので、それはまた別の意味のプレッシャーといえるでしょう。

今回の何組かのペアは、どのペアも少しも止まったりためらったりせず、見事に協力して演奏しました。
「おねえさんが下級生の伴奏を」のペアは3組ありましたが、実はどの組にも、何らかの「おっと!」みたいな場面はありました。
けれど、その全ての場面で、「おねえさん」がパッとタイミングを合わせて、何事もなかったかのようにちゃんと曲を修めていたのはアッパレだったと思います。
つまずきそうになった原因は、小さい人にあったり、おねえさん自身のミスタッチだったり、それはいろいろでしたが、パッと瞬時に「修復」しながら弾いたのは、どれも「おねえさん」の機転によるものだったことは、先生として自慢できることでした。
Yahoo!フォト「2010サマーコンサート」
ハワイアンの「タイニー・バブルス」をデュエットするM3ちゃん(小6)とTちゃん(小3)


音楽というのは、ただただ真面目に間違わずに弾く、ばかりがいいとは限りません。
時にミスがあったりしても、そのミスがミスとならないように、よい方向に転換しながら展開させていくことが必要なのです。
ヒバリ教室のみんなは、長い間に、自然にそういうことを身につけてくれているんだなー、と思いました。

「仲良し同士」のデュエットは、さすがでしたね。
経験の長い上級生同士の演奏ということもあって、こちらは、ミスや修復なしに 本当に最高の音楽ができたと思います。
仲良しの二人の、お互いへの信頼と責任感との力も、大きかったと思います。
「アンサンブルのセンス」というのは、ソロを弾く上でも大変役に立つ、大切な感覚です。
これからも、機会あるごとに、いろんな組み合わせでデュエットをしていきましょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。