高校3年生の発表会を最後に ヒバリ教室を「卒業」したミスウォーリーちゃんですが、その後も「特待生」として発表会などのイベントには参加してくれています。
今年も12月の発表会に出演すると決めたので、6月から月に1回教室に来て、演奏曲をレッスンし始めました。
今日は3回目のレッスンですが、ちゃんと自力で曲の最後まで練習してあり、ほとんど暗譜もできている!さすが10年在籍した特待生だ。
曲はハイドンの「ピアノソナタホ短調」第一楽章です。
大方は弾けてるんだけど、ただ一つ、途中の「ある部分」がとても難しいです。
今日はほとんど、その部分にかかりきりとなりました。
右手がニ声部から成り、2つのメロディーが絡み合ったパッセージとなっています。
譜例を見てください。ソプラノ(赤いライン)とアルト(青いライン)が 2つの旋律としてきれいに並走しています。
曲の中に このパターンがいくつか出てくるのですが、例を挙げると譜例②、ソプラノがラーソーファーミーレードーシーと音階的に流れ、その半拍遅れでアルトがミーレードーシーラーソーと流れます。
ところが、譜面をいい加減に見て弾くとソプラノとアルトが一緒くたになって、ソミー、ファレー、ミドー… と、全然違うメロディーができてしまうのです。
そうならないように、並行する二つの旋律をソプラノはソプラノ、アルトはアルト、あたかもそれぞれ別の人が歌ってるかのように、あるいは別の楽器が演奏してるかのように弾き分けなければいけません。
それも、同じ自分の右手一本で。
これだけでも頭クラクラなのに、さらにもう1本(部分によっては2本)、左手のテノールとバスが加わった日にゃ😵💫
この部分をマスターするのには、指づかいを考え、弾き方を工夫し、時間をかけて丁寧にやっていかないと。
ミスウォーリーちゃん、12月までまだたくさん時間があるから大丈夫。
がんばろう
HP HIBARIピアノ教室
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