
「ひつじ、ひつじバージョン」の作詞(訳詞)者が、この人に違いないと確信していた久野静夫さんじゃないらしいとなり、暗礁に乗り上げた「幻のひつじ、ひつじ」探し。
もうその後は、いくらネットを探しても「ひつじ、ひつじ」の歌詞もその作者も現れず…
もはやこれまで。旅は終結か…とあきらめかけたその時、ふいっとヒバリの頭に浮かんだワード。
それは「マザーグース」でした。
「マザーグース」は、昔からイギリスの子供たちがナーサリーライム(子供部屋の童謡)として親しんでいる歌を 1700年代に集めて編さんされた童謡集で、「ロンドン橋」や「キラキラ星」も入っています。
昔はイギリス発祥の数え歌、わらべ歌などが編さんされていたのですが、そのうちアメリカの歌も組み込まれるようになってきて、「メリーさんのひつじ」も この「マザーグース童謡集」の中に入っているのです。
そうだ、こっちの方向から探してみたら、もっと古いことがわかるかも。
そう思って 「マザーグース メリーさんのひつじ」で検索してみたら…
これまで1つもヒットしなかったAバージョンで歌ってるYouTube動画(いずれも1番のみ )が ちらほら見つかるようになり、また、ネットでも「ナーサリーライムの研究」視点からの翻訳で「ひつじ、ひつじ」と表記されている文献も見つかりました。
ただ、そのどれにも作詞(訳詞)者の名前は記されていませんでした。YouTubeにもいろんなサイトにもゴマンと出ているB(メェメェ)バージョンには、どれもしっかり「高田三九三作(訳)詞」と明記されているのとは対照的に。
越えられない壁に突き当たっていたヒバリの頭の中で、何かがゆっくりとほどけていくような気がしてきました。
続きはまた明日…
To be continued.…
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