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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

アラベスクのフィニッシュは「マルペ」で(?)

2017年05月23日 | ブルクミュラー
Hちゃん(小4):
「アラベスクね、練習したんだけど、なんかあんまりよく弾けない」
カバンを開けながら、開口一番、こう言いました。
「そうなの? 先週だってけっこう弾けてたじゃない?」
と言いながら、Hちゃんの弾くのを聴いてみました。
冒頭~Aの部分は、先週同様 はつらつと弾けています。
そしてやっぱり、先週感じたのと同じように、指が伸びて大きくなったんじゃない?と思いました。
Hちゃんが「あんまりよく弾けない」と言うBの部分も、タッチ、アーティキュレーション、指番号などをレッスンして、大分しっかりできるようになりました。
その続きのC~フィニッシュは、もうHちゃんお手の物。
前半と微妙に変化してる部分も見逃さず、きっちりと弾き分けています。
「やっぱり出来すぎてる!おかしいよ、このごろ?」
などと言いつつ 最後の盛り上げ~フィニッシュの和音。
「ここでハズしたら元も子もないよ。ラシドシラ! レミファソラ! ラシドシラ! レミファソラ! ってだんだん盛り上げていって、最後 一気に低い音で ミレドシラ! そしてジャーン!」
「この、最後の音を見つけるのに、時間がかかるんだよね・・・」
とHちゃん。
右手、左手がうーんと離れていて、それぞれが和音なので、両方の音を瞬時に正しくつかむのが難しい。
そのため、音量的にも、自信のなさが現われて しょぼーんとした頼りない音を出してしまいます。
「空中で、いっぺんに両手の見当つけて弾こうとするから、けっきょくどっちもうまくいかないんだよ。」
と先生がアドバイスしました。
「ミレドシラ! で右手が弾いた位置に、今度は最後の和音の左手がジャンプするんだよ。だからまず、右手が弾いてる位置を狙い定めて、左手が跳ぶ。左手の位置を確認できたら、すばやく右手を高音へジャンプさせて位置をとらえる。両方の位置が確認できたら、自信もって大きく振りかぶり、思いっきりジャーン!」
そうして何度も、
「ミレドシラ! 左見る右見る! はいっ、ジャーン!」と繰り返し、ジャンプとキメ和音の練習をし、ついに、しっかと最後のキメ和音を響かせることができるようになりました。
「できたね!よーし、それじゃ最後の音のとき、ペダルを踏もう!もーっとかっこよくなるようにね。」
Hちゃん、弾く。ペダル踏む。ジャァァァァン~~~♪
おお~っ かっこいいじゃないかぁ~
「じゃ、あたし忘れないように、ペダル踏むってこと楽譜に書いとく!」
と、Hちゃんが書き込んだ「ペダル記号」はコレです。

な、なんだこれは?
「あのー、ペダル記号って、音符の下に、こういうL____」みたいな記号あったでしょ? なに、この「マルペ」って?!
「あっ、そうか。ま、いいのいいの。自分にわかれば」
「まあそうだね。ま、いいか。マルペで」
というわけで、来週は「マルペ」の記号に従い、ばばーんとフィニッシュを決めてもらいましょう。

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