HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

古典曲もポップスも

2011年08月29日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小2):
「バッハのメヌエット」「四季より・春」の2曲を、発表会で弾くために練習しています。
「メヌエット」は、耳になじんでいるということも手伝って、右手のメロディーは早くに弾けるようになりました。
今、それに左手パートを、少しずつ弾き進めて 合わせています。
小学校低学年には、複音楽であるバッハの曲は弾きにくいと思いますが、Sちゃんは、わからない音はちゃんと五線を数え、
「えーと・・・これがファだから・・・この音は、そこからファ・ミ・レ・ド・・・って下がって、ラだ!」などと、しんどい音取りを 辛抱強くこなしています。
そして、毎週8小節ぐらいずつ、「じゃ、つぎはここまで宿題!」と決め、エンピツで「ここまで」と書き込み、きちんと練習してきています。
若いに似合わず(?)よくできたお子です。
月曜日にレッスンに来るのはSちゃん一人だけなので、発表会のパートナーがいなくて可哀想だったのですが、それも中学生のMちゃんとのコンビが成立し、めでたしでした。
アカデミックな古典、そして楽しいポップスを生徒同士でと、両方とも楽しんでほしいです♪

打てば響く!ノリ感よしMちゃん♪

2011年08月29日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中1):
先週のレッスン日、大雨&嵐となってしまったため、今日にレッスンを振り替えました。
自分の発表会の曲「ショパン・別れのワルツ」は、練習できてないのが見え見えでおこられました。
「ちゃんと譜面みて!・・・メガネは?」
「あ、わすれた」
「そういえば、今日の新聞に『新幹線の運転手が、メガネかけずに40分運転してから気づいて大騒ぎになった』ってニュース出てたよね!」
「だってねー!信じられないよね」
「バカだねー
「あははー
と二人で大受けしてから、
「でも、それとおんなじじゃん!ピアノレッスンに来るのにメガネ忘れるなんて言語道断だ!」と、もう一回おこられたのでした。

しかしそのあと、Mちゃんは株を上げました。
今日、Mちゃんが急に来ることになって、先生はフト思いついたのでした。
発表会の時に、月曜日レッスンのSちゃん(小2)だけ、連弾の相手がいないので、先生と連弾することにしたのでしたが・・・
そうだ、今日、MちゃんがSちゃんと顔を合わせることになるんだったら、Mちゃんに Sちゃんの伴奏してもらえないかな?
そう思って、大急ぎで Mちゃんにやってもらえそうな楽譜を作っておいたのです。

「Mちゃん、これ、ちょっと伴奏してみて」
と渡したのは、「オー・キャロル」というポップスです。
「えーっ、そんなすぐ弾けるかなあ」
「大丈夫。ほら、コードネーム書いてあるでしょ。Cのラウンドコードで、ロックンロールのリズムで、こんな感じよ。まえに『ダイアナ』とかでやったことあるでしょ」
「ああ、わかった。なつかしい~♪」
Mちゃんは、すぐにパッと弾きました。それに先生がメロディーを合わせ、やってきたSちゃんに聴かせて
「これを、Mちゃんに伴奏してもらって弾いたらどう?」と提案すると、Sちゃんも
「うん、いい」とうなずき、めでたく新しいユニット誕生の運びとなりました。

Mちゃん、すっかり頼もしくなったもんだ。
こんなふうに、コードだけ見て、「ラウンドコードのロックンロール」一言の打ち合わせで パッと合わせることができる・・・
そんな生徒になってくれるのが、私の理想なのです。
Mちゃんはもう、一人前に育ってきてる!
加えて、全員合奏の時に吹いてみて、と渡した 初めての「デジタルホーン」も吹きこなせそうで、ますますいい感じだ。
「じゃ、この楽器貸してあげるから、家で練習してみて。玄関に置いとくからね」
「わーい、帰ったらすぐやってみようっと\(^O^)/」
しかし、Mちゃんが帰ったあとの玄関には、ちゃーんとデジタルホーンが忘れてあった。
それを見て、私は「アホー、アホー」と鳴きました。。。