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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ドレミを習っています

2010年03月17日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年中):
「ド」「レ」「ミ」の3つの音、そしてその音符を習い、先週に引き続いて ピアノで弾いたり、ノートに書いたり、「ドレミ」を定着できるよう、くり返し練習しています。

「もういいか~い♪」「もういいよ~♪」などのわらべ歌のメロディー。
「おやつ、チョコレート♪」「アーモンドとピーナッツ♪」など、言葉にメロディーを乗せたもの。
楽しい絵本スタイルの楽譜で、いっしょうけんめい弾いています。
ノートには、大きな○やでこぼこの○など、いろんな色の色鉛筆でNちゃんが書いた音符が、次々に並びます。
まだ小さいので、五線や音符、楽譜の 系統的なことはわからないし、大人のように「ここがドなんだから、レは一段上に上がった音符」などと推理して考えたりもしません。
けれど 幼い人たちは、大人にはない独特のセンサーで 絵画的にというか、感覚的に音符を理解していきます。
Nちゃんも、「ド」「レ」「ミ」の3種類の音符と鍵盤をちゃんと合致させ、楽譜を見ながら弾いていくことができているので、すごいなあと思うし、ひとつひとつ、ちゃんと音を拾って弾いていくNちゃんを見ると 嬉しくなります。

帰りに、Nちゃんは「Nちゃんね、先生、だーいすき」と言ってくれました。
先生も、Nちゃんだーいすきだよ!
まだつき合って1ヶ月だけど、もうすっかり、「うちの子」になってるNちゃんです。

笑ってレッスン

2010年03月17日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(年長):
「今日はママが入る日なの!」と言いながら、玄関を入ってきました。
後から入ってきたママは「先生の玄関を入る直前に、私が入るかどうか決めるらしいです」と笑っています。
Sちゃんなりに、一人でレッスンする日と、ママに見ていてもらう日とを決めるポイントがあるのかしらね。おもしろいなー。

「実は、『富士山』を自分で練習していたんですけど、難しくてよくわからないそうで・・・それを私に言ってもらいたかったのかも」
とママが説明してくれました。
さっそくレッスン開始。
ママに見ていてもらうことが嬉しいのか、今日のSちゃんは、いつもよりハイな感じ。
自分の弾きまちがいや、先生が言った ちょっとしたことなどにも大受けで、ゲラゲラ笑っています。
つい私もおもしろくなって、つまらん冗談で笑わせてしまうもんだから、ますます笑いが止まらなくなり、レッスンしながら二人でゲラゲラ笑ってしまいました。

テキストは、「メリーさんのひつじ」「なかよし(ロンドン橋)」と曲が進み、付点四分音符+八分音符のリズムを体得するようなプログラムとなっています。
そしてその次が、同じリズムの応用曲。苦労したという「ふじ山」なのですが・・・
「メリーさん」や「ロンドン橋」は、子どもたちがよく知っている歌なので、付点の読譜が完全に理解できていなくても、なんとなく弾けてしまいます。
けれども「ふじ山」は、まだ幼稚園のSちゃんには なじみのない曲。そのため、とたんに弾きづらくなってしまったわけです。

そこで、「タ~ンタ♪」と口で言いながら、付点リズムを手でたたくことを練習しました。
何回か手拍子したあとは、右手の「タ~ンタ」は右のひざの上、左手の「タンタン」と打つ伴奏リズムは左のひざの上で、同時にたたく、という形に発展させます。
これはちょっと難しかったので、Sちゃんは「できない!」と不機嫌になりかけました。
そこで、次なる手段。
先生と向かい合い、お互いの手を打ち合わせながら、今のリズムをやるのです。
Sちゃんの右手と先生の左手、Sちゃんの左手と先生の右手を、「せっせっせ」をやるときのように打ち合わせます。
こうすると、先生がリードすることができるので、危なっかしい所をサッ!と引っ張ってあげることができるし、スキンシップにもなり、楽しいものです。
はじめのうちは、うまくいかなくて手がちぐはぐになったり、とても面白くてスリルもあるので、またまた大笑いしてしまいます。
少しすると、Sちゃんは付点のリズムを両手で取ることができるようになりました。
「ね?今のリズムで、ピアノ弾いたらいいのよ。今度はできるよ。やってごらん」
その通り、Sちゃんはすんなりと、付点のリズムを弾くことができました。
来週は、この「ふじ山」の後半を、続けて練習してきてね、ということになりました。

帰り際に、Sちゃんのママが言いました。
「今、レッスンを見ていて、先生と笑いながらレッスンできるっていいなあって・・・私が習っていたときには、そんなこと考えられなかったので」
そうですよね。私も、自分が習っていたときはそうでした。
どうも私は、つい、子どもと遊んでしまうので・・・
いつもふざけてばっかり、というのはよくないですが、先生だからといって、まじめな顔ばかりしているのはつまらないなー、と思います。
ピアノや音楽は、本来 楽しいものなんだし、生徒がちょっとぐらい間違えても、「違います!」とピリピリ緊張しながら弾くより、「うわあ、変な音~」と笑ってしまう方が、伸び伸びと上手に弾けるようになるもんです。

Sちゃんの「ふじ山」も、来週は完璧に仕上がっているでしょう。(^◇^)v

※HPの「思いこみMUSIC」ページに、今日の「ふじ山」関連のエピソードを載せました。
ピアノのすすめ・POCO A POCO通信