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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

三味線の糸

2010年07月07日 | いろんな楽器
今日は、月に2回の「三味線のお稽古」の日です。
月に2回といっても、毎回 お稽古に行く直前に 大慌てでちょこっと復習&予習していくだけなので、いつも冷や汗もんなんですが
そういえば、昔「ピアノのお稽古」に通っていた頃も、いつもこんな調子だった・・・
やっぱり人間というのは、年だけとったからといって、その分お利口になるということはないのだ。

そういえば、前回のお稽古の直前にも、こうやって慌てて練習していたら、「2の糸」がブチッと切れてしまった
うぎゃっ、せっかくすべり込みで練習しようとしたのに・・・
しょーがないので、切れた糸をムリヤリ結び合わせて弾いて見たけど、そんなことしてもダメだったよ~ん
仕方なく先生のところに行って、「糸が切れました」と言ったら、
「2の糸がいちばん切れやすいの。うちに予備があるから、それ持ってってつけて、あとで買ったときに持ってきてくれればいいから」と、新しい糸を出してくれました。
「あの、お店に三味線持っていって、つけてもらえばいいですか?」と聞いたら、
「勉強だから自分で覚えて」と、「糸の付け方」のプリントをくれました。ハァ・・・自分でやるのか・・・

プリントの図解があんまりよくわからなかったけど、とにかくいい加減に糸を巻き付けて、まあ一応、また弾けるようになりました。
先生にお返しする糸を、今朝 代沢の「大津三弦店」に買いに行ったら、出してくれたのがコレです。
黄色の絹糸が、きれいに丸く巻いてあります。3本入りで640でした。(1本は先生にお返ししたので)

どうです。珍しいでしょ?
この年まで 洋楽、洋楽器しか知らなかったヒバリにとっては、糸ひとつとっても新鮮です。
曲も、小節やコードの縛りから逸脱していて、用語も当然ながら日本語ばかり。
例えば、三味線の糸を巻くところは ペグではなく「糸巻き」ですし、左手の指で棹(さお)を押さえるポジションは、「フレット」ではなく「勘どころ」です。
糸を押さえた左手の指を、ずいっとスライドさせて音程を変えるのは「ポルタメント」ではなく「擦(す)り」。
なーんか、江戸っぽくておもしろくないですか?

三味線とトランスポーズの関係

2010年05月19日 | いろんな楽器
ひょんなことから 三味線を習うことになったヒバリ。
今日は、坂上二郎さん似の先生から「買っておいてね」と言われた楽譜を持って、お稽古に行きました。

きのう、先生から紹介してもらった代沢の「大津琴三絃 店」に行って、その「藤本流」の本2冊と、左手の親指にはめてすべりをよくするための「指かけ」も購入しました。
三弦店は、代沢三叉路のセブンイレブンの奥の辺りにあり、指定されてなければお店屋さんとは思えない、ごく普通のモダンな一戸建て住宅でした。
お店の若い当主さん(だと思う)は、ヒバリが「世田谷区広報」で 2時間で500円の「三味線初心者講習」のインフォを見て、坂上二郎先生のところへ行ったのだと話すと、
「500円とは、また破格の安さですね」と言ったので、ヒバリは内心ツボにはまってしまいました
彼に「がんばってください」とエールを送られながら、その店を出たヒバリでした。

今日は、さっそく買っていった本から「黒田節」を習ったんですが。
三味線の楽譜は、三味線に張られた三本の糸(弦)がそのまま描かれ、どのフレットをどの指で押さえるか、という「勘所(かんどころ)」が記されたような、ちょうどギターやウクレレの「タブ譜」みたいなものです。
もちろん音符など書いてなくて、タブ譜には、どの糸の何番のフレットを、何番の指で押さえるか、という数字が書き込んであります。
拍の方は、記号を書き込む間隔によって4分音符か2分音符か、などがわかり、記号の下に1本、アンダーラインが入ると8分音符。16分音符は2本、アンダーラインが入ります。
おもしろいのは、このアンダーラインのことを「お座布団」と先生が言っていたこと。
なんか可愛いですよね。
私は、数字の下の赤座布団、といえば反射的に「赤点」を思い出す、という習性をもっていますが・・・
もっとも三味線譜のお座布団は、赤じゃなく音符と同じ黒でしたが。

せっかく三味線を習うんだからと、ネットであれこれ三味線について読んだり、動画を見たり、本を取り寄せてみたりしたヒバリですが、いろいろ調べれば調べるほど、なんか不安になってきました。
ギター、ウクレレ、それにヴァイオリン群などのような洋楽器とちがって、三味線には「絶対音」というものがないのです。
調弦(チューニング)は 歌う人の声に合わせて1の糸の高さを決め、それに2の糸・3の糸を次々合わせていく「相対音」方式です。
ヒバリは今まで、先生んちの三味線の1の糸がミだったので、自分ちの三味線もミ-シ-ミに合わせて弾いてみていました。
それで弾くと、この間習った「さくらさくら」は、♪ララシ、ララシ、ラシドシ ラーシラファ、となって、「よし、2の糸の1番はドの音だ」などと無意識に覚えていたんですが、あとで「NHK趣味悠々・三味線」の本などを見ると、絶対的な音はない、と書いてあって、でも一般的な高さとして、全巻通してシ-ファ♯-シ という調弦が貫かれているのです。
ぜんぜん違うじゃん?!
そうすると「さくらさくら」は ミミファ♯、ミミファ♯、ミファ♯ソファ♯ミーファ♯ミドー なわけだ。
2の糸の1は ドじゃなくてソだ。
ヒバリは、もう何十年と、音のしっかり決まったピアノやオルガンに慣れ親しんでいるので、耳で「ド」と聞こえれば、反射的に手がドの鍵盤に行ってしまうのです。
だから、キーボードなどの「トランスポーズ機能」などはホントに余計なお世話で、仮に「さくらさくら」を、、♪ララシ、ララシ、ラシドシ ラーシラファ~と鍵盤で弾きながら、トランスポーズダイヤルを回してミミファ♯、ミミファ♯~という音が出るようにしたとすると、ヒバリの手は即座に、耳に入ってきた「ミミファ♯」のところに飛んでしまい、だけどその鍵盤はトランスポーズで シシド♯になっており、とんでもない音が出て大パニック!となってしまうのです。
ミミファ♯~という音を出したいなら、ミミファ♯~と弾く。それでいいのだ~♪
そういう人生を歩んできたのに、これから先、弾くたびに高さが違っていて、聞こえてくる音と手で押さえるフレットの関係は大丈夫なんだろうか。
「トランスポーズ」みたいにパニックにならないんだろうか・・・
おまけに三味線は、「本調子」「二上がり」「三下がり」など、同じフレットを押さえても違う音が出るような調弦もある。
そのときヒバリの音感はどう反応するんだろう?!
めちゃめちゃ不安~

いよいよ三味線入門

2010年05月12日 | いろんな楽器
先月、「三味線入門講座」に行き、坂上次郎さん似のじいちゃん先生から「どうしますか?」と聞かれたヒバリ。
入門したのですが、実は、即答したわけではありませんでした。
おもしろそうなので、興味は湧いてきたのですが、心の中で「まてよ」と ちょっと用心したのです。
というのは、ピアノなどの「洋もの」の楽器レッスンと違って、三味線、琴、日本舞踊といった「和もの」のお稽古というのは大変なことなのだ、というのを知っていたからです。

「和もの」のお稽古を始めるに当たっては、高額の「入門費」を納め、教室入門と同時に なんとか会、みたいなものにも所属し、積み立てだのお礼だのたーくさんの納入金があり、また しょっちゅう おさらい会だの温習会だの、大々的な発表会だのがあって、お揃いの着物を作ったり お囃子の方々にご祝儀を包んだり、見に来てくれるお客さんにお弁当やオミヤゲを配ったりと、ものすごーく大変、というのが「和もの」お稽古の世界では常識なのです。
ヒバリはこれまでに、何度も「和もの」のお稽古をやっている人から招待されて「発表会」を見にいったことがあり、そういったことを目の当たりにしてきました。
とにかく、かかる金額がケタ違いなのです。
また、ヒバリの母が 昔 茶道の先生をやっていて、そちらの内情も常々目にし、「和もの」の大変さはよく知っていたのです。
ヒバリには、そんな財力も気構えもないので、とてもそんな世界に飛び込むことは不可能ですから、一応 先生に「あの、お月謝は・・・」ときいてみました。
すると、「お稽古」は月3回とのこと。お月謝も、びっくりするぐらいリーズナブルなのです。
「あのう、月2回、というのはダメですか?」とヒバリはききました。
すると 次郎先生は即座に、「じゃお月謝は○○千円だね」と、そのリーズナブル価格の更に3分の2のお値段を言ってくれるのです。
ややこしい「なんとか会」もないようです。

やったー。そんなら入門しちゃいますっ\(^O^)/
というわけで、思いがけずも「三味線の生徒」となったヒバリなのでした。
今日は、その「生徒」としての第一日です。
先月、「初心者講習」の時に会った、70才ぐらいの「クラスメート」のおじさまは、別の時間に来ているのか、お稽古はヒバリ一人で 先生と差し向かいです。
自分の楽器は持ってこなくていいそうで、教室に置いてある生徒用の三味線をお借りして、先生と差し向かいで弾きます。
今日は「黒田節」でした。

それにしても、音が合ってないのはこの間とおんなじです。
先生の三味線と生徒の三味線が モロ合ってないし。
大丈夫かな、じいちゃん先生・・・
興味と同時に、不安もつのるヒバリであった・・・

東京インターナショナル・タップ・フェスティバル

2010年05月06日 | いろんな楽器
小田急線の参宮橋にある、国立オリンピック記念青少年総合センターの大ホールで、「東京インターナショナル・タップ・フェスティバル」が開かれたので、友人と二人で、夕方から出かけました。

参宮橋は、下北沢から新宿に向かって4駅です。
友人と下北沢で待ち合わせ、「時間がないし、食事する暇ないから、簡単にお茶してこうね♪」と 駅近くの「ラ・パレット」に入り、お気に入りの美味しいポット・ティーと、スコーン&サンドウィッチ&ケーキと3段重ねの「アフタヌーン・ティー・セット」を注文して すっかりごきげんでおしゃべりに邁進。
ハッと気がついたら、もう開場10分前だ
やっぱりこうなったか・・・
でも大丈夫。ちゃんと、座席指定券持ってるんだもんね。開演にさえ間に合えばいいのさ。
急いで電車に乗り、会場に着いたら ちょうど開演15分前、いい時間でしたわ。

「東京インターナショナル・タップ・フェスティバル」は、現在、日本で活躍している若手のタップダンサーを中心に、海外からもトップアーティストを招聘しての バリバリごきげんなステージでした。

タップというと、ステッキを持ったりシルクハットをかぶったりして、ブロードウェイ・ミュージカルみたいに舞い踊るダンスを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、現代のタップは、ストリートミュージックや、グルーヴ感あふれるビートの利いた音楽や、ラテン・アフロっぽい音楽などに合う、ダンスというより 体を使ったパーカッション演奏、といった方がよいスタイルのものがいっぱいあります。
そして、私の好きなのは、そういうタイプのタップなのです。

若い男性ダンサーの ノリノリのソロもかっこよかったし、ぴちぴちギャルダンサーの、躍動感あふれる群舞も迫力すごかったけど、いちばん圧倒されたのは、アメリカからゲストできて、ソロダンスをみせてくれたダイアンさんでした。
彼女は、年齢60代くらいじゃないかと思う・・・
黒人系のおばさんで、すっごく太ってて、まるで往年のジャズ歌手 サラ・ボーンみたいな雰囲気。
全然、タップダンスをやるなんて思えないルックスなんだけど、彼女のタップといったら・・・

もう若くはないし、飛んだり跳ねたりなんかしない。
スピードがあるわけでもないし、派手なアクションもない。
ゆったりしたジャズの曲に合わせて、落ち着いたステップが流れていく。
ものすごく太ってるし、美人ってわけでもないし、スパンコールのついた黒いチュニックは、特に目立ってるわけでもない。
それなのに、彼女のパフォーマンスは、吸い込まれるように説得力があって、優雅で、セクシーで、すご~く魅力的だったのだ。

フェスティバルが終わって外に出ると、同行した友人も やはり同じ印象を持ったことがわかりました。
「すごいよねー、ダイアンさん
「色気あったね~
「どこが違うんだろね~
二人で考えたけど、よくわからなかった。
ただ、かっこよくて色気があった、ってことだけは明白だった。

ダイアンさんの魅力の分析は、ついにできなかったけど、「うちらもあんなふうな、かっこいいばーちゃんになりたいね~」という目標を胸にきざみながら 解散した我らでありました・・・

三味線・二回目

2010年04月28日 | いろんな楽器
「三味線体験講座」二回目に行きました。
いえ、正確には三回目です。
先日、先生から電話がかかってきて、「三味線が直ったから、都合のいいときに取りにいらっしゃい」とのことで、すぐ取りにうかがったのです。
ヒバリが持っていった古い三味線は、調弦の糸巻きが固く、動かなくなっていたので、先生があずかって直してくれたのです。

三味線の糸は、ちゃんと締めたりゆるめたりできるように、直っていました。
そのうえ、棹(さお)の部分には、勘所(かんどころ)=(ギターなどで言う「フレット」のこと。)の番号が印刷されたシールも貼っておいてくれたのです。

さて、今日は、前回教わった楽器の構え方、撥(ばち)の持ち方や打弦の仕方、楽譜の読み方の復習をして、それから前回やった「数え歌」を弾きました。
それから、新しい曲として、「さくらさくら」と「荒城の月」も習いました。
とても穏やかで気さくな「坂上二郎さん似」のじーちゃん先生は、よく笑い、親切に、丁寧に、教えてくれたので、何にもしらないヒバリでも、なんとか歌を弾くことができました。
先生が「さーくーら~、さーくーら~」と歌いながら、三味線を弾きます。
それにあわせて、ヒバリも、楽譜を見たり、撥(ばち)を見たり、勘所(かんどころ)を見たり、先生を見たり、忙しくキョロキョロしながら、まちがえないよう一生懸命弾きます。
真剣になると、ついヒバリもいっしょに「さーくーら~」と歌ってしまいます。
残念なのは、二人の三味線と、声が、あんまり、というかほとんど合っていないこと、かな。
先生は耳が遠いので、たぶんヒバリの音は、あんまり聞こえてないと思います。
よりよい音になるように リードしてはもらえなさそうな気がしますが、ヘタに弾いても、いちいち「音程が悪い!」と指摘されることはないので気楽です。

1時間弱の 講習が終りました。
「どうしますか?」と先生がききました。
お稽古に入門するかどうか、ということです。
せっかく、ちょびっと教えてもらった三味線なので、入門してみることにしました。
5月から、月2でお稽古してもらうことに決めました。

どうなるかな~

三味線!

2010年04月14日 | いろんな楽器
今日、私は ある未知の楽器を初体験しました。
それは三味線!

「世田谷区広報」の「教えます」コーナーに出ていたインフォメーションをひょっこり見つけ、申し込んで、今日の「体験」の運びとなったのです。

我が家には、去年亡くなった義母が娘時代に使っていたという三味線が遺されていて、「もったいないからやれば」などと言われていたのですが、三味線なんて、いやそれどころか邦楽なんて、全く無縁のヒバリ。大丈夫かなあ・・・
でも、なんとなく、お座敷の三味線とかって、艶っぽくてかっこいいかも

そんなことを思いながら、広報に出ていた連絡先に電話したのが 半月ほど前です。
2、3日して「先生」から確認の電話がありました。
先生(かなりのじーちゃん?)は耳が遠そうで なかなか話が通じず、お宅の場所を説明してもらうのに 相当時間がかかってしまいました。
え~、大丈夫かなあ? 
「先生」のお話では、「当日はアンタの他に もう一人一緒にやるけど、どうもその人、うちの場所を説明してもよくつかめてないらしいんだよね」
そ、そうだと思います。私も、最後に教えていただいた「住所」だけを頼りに探していく決意ですから
なんか危ういなあ・・・その「もう一人の人」、結局来ないんじゃないかなあ・・・

全く期待はなく、とにかく予約したんだから1回だけ、と 三味線を自転車に積んで出かけてみました。
言われた住所、そして「○○さんちの横を入る」という説明を頼りに「この辺だ」と行ってみると、もう「もう一人の人」は来ていて、三味線の音まで聞こえてきました。

ボロいしもた屋みたいな所かなあ・・・と想像していた「師匠宅」は、意外や明るくきれいな住宅で、きれいな畳敷きの和室があって、猫までいて、なんかすっかりいい感じなのでした。
「もう一人の人」は、これも意外や 品のいい 70才ぐらいの紳士でした。
今回は初めて訪ねてきたけれど、三味線の経験は有りとのこと。
な、なんか優雅な「旦那芸」なのかなあ

枯れ枝みたいに痩せた、カクシャクたる老人かと想像していた「先生」は、こぎれいなニットベストを着てふっくらとした、なんとなく坂上二郎さんに似た、よく笑うおじいさんでした。
ちゃんと ビギナー用の解説と練習曲の楽譜をプリントしてくれてあって、楽器の構え方からバチの持ち方、楽譜の読み方と 丁寧に教えてくれました。
もちろんピアノの五線譜とは全然違う楽譜で、でも面白かったです。
全くの初心者はヒバリだけだったので、「もう一人の人」も 習いながら気を配って、それとなく教えてくれました。

ヒバリが持参した「形見の三味線」は、長いこと使われていなかったためチューニング・ペグ(糸を巻いて音の高さを調整するところ・・・三味線では何ていうのかな)がサビついたみたいになり、動かなくなっているとのことで、今日は教室にある楽器を貸していただきました。

先生と、「もう一人の」先輩と、超ビギナーのヒバリと三人で、一緒に揃えて「♪ひとつとや~」という数え歌を弾きました。

来るまでは、ぜったいガッカリだろうな、もう来ないし。と思っていた三味線教室ですが、来てみたら 迷わず「また来ようっと♪」と思いました。
先生は、ヒバリの三味線を預かって、ちゃんとペグが動かせるように直しておいてくれるといい、あまつさえ今日の講習費はいりません、と言うのです。(広報には500円、と書いてあって、それもびっくりだったのですが)
「もう一人の人」も また来るそうなので、「ではまた次回に!」と言って別れました。

うへー、なんかおもしろいことになってきた。
未知の世界の「先生」と「クラスメート」ができた・・・
続くかなあ・・・
それもまた未知の世界・・・

江古田・タップとタイムスリップの夜♪

2010年02月12日 | いろんな楽器
江古田でタップのライブがあると、友人が誘ってくれたので、夕方から出かけていきました。
渋谷で待ち合わせて 山手線で池袋まで。そして西武池袋線に乗って江古田駅までのJourneyです。

西武池袋線に乗るのは久しぶり!
以前、西武池袋線の東長崎近くに住んでいたこともあるのですが、下北沢に移り住んで もう13年。
それ以来、すっかりご無沙汰していた西武池袋線・・・
なんかみょ~にわくわくします。

池袋から椎名町(もとトキワ荘があった町)、次が東長崎です。
ここで、急行待ち合わせとのことで 数分間 電車が停車したままだったので、窓の外をあちこちと透かしてみて なつかしの東長崎駅前の面影を探したんですが・・・
すっかり暗くなった 夜の東長崎駅前は、モダンなレンガ造りのロータリーができていたり、Softbankの大きなショップのライトが 明るく輝いていたりと、すっかりおしゃれな街に変貌していました。
以前の「ローカル線の街」みたいなイメージは 全く残ってなかったよ・・・(゜◇゜;)

さて、江古田は東長崎の次の駅です。
東長崎に住んでいたときにもほとんど縁がなく、利用したこともなかった江古田駅。
ライブ開始まではまだたっぷり時間があるので、先に食事をしようということにしました。
学生の街らしく、居酒屋やラーメン屋、カフェなどが並ぶ中、細い階段を上って行く「インドカリー」の店の看板を見つけ、面白そうなので入ってみることにしました。

期待してなかったのに、これが大当たり\(^O^)/
真っ白なテーブルクロスのかかったテーブル、落ち着いた焦げ茶の木の床、そしてまっ白いジャケットに蝶タイ、漆黒の髪をきれいになでつけた、インド人ウェイター。
インドご当地ダイニングじゃなく、古き良きイギリスのインド料理の店、って感じでした。
店内には、静かに、しかしパーカッションがシャンシャンと響くインド音楽が流れ、客は私たち二人だけで、女王の別宅のよう。
片言のウェイターが 丁寧にオーダーを取りに来てくれました。

     

いろんなカレーやサラダがあって、上品でとても美味しかったです。

さて、いよいよ7時半からはタップライブ。
江古田駅すぐの Buddyというお店です。
グランドピアノがあって、店内も広く、大人っぽいスペースでした。
演奏は、タップのバックに生のグランドピアノによるJAZZピアノと、生のウッドベースの演奏がつき、大変大人っぽく おしゃれな編成でした。

ゲストのSUJIさんのダンスがとてもごきげんだったので、また彼のステージが有れば ぜひ行きたいと思います。

充実した一日でありました。

カフェ・アンサンブル ファミリーコンサート

2010年01月11日 | いろんな楽器
毎年 お正月と夏休み恒例の、カフェ・アンサンブルさんファミリーコンサートに、今年も行ってきました。

北海道在住のため 普段なかなか登場できない長男さんも、今回は大学生の娘さんと一緒に登場してくださり、リコーダー、バリトン独唱、ピアノ伴奏と、大活躍してくれました。
三男さんご夫妻は いつものようにチェロとヴァイオリンで息のぴったり合った演奏を聴かせてくださり、アンママさんのメゾソプラノも、今までに増して艶のある伸びやかなお声で、すばらしかったです。

演奏が全部終わったあとには、アンサンブルさん心尽くしの ワインやおつまみなどが並べられ、楽しいひとときを演出してくださいます。
この時間は、ピアノ調律師である次男さんが輝いています。
というのも、彼はワインやその歴史などをとってもよく勉強していて、次々にボルドー、ブルゴーニュなどの おすすめチョイスのワインを抜き、説明してくれるのです。

ところで、写真は、お客さんにきていたアメリカ人のウォルターさんです。
彼はオーケストラの主席チェリストで、なんと、現在公開中の映画「のだめカンタービレ」の演奏場面にも出演しているそうですよ\(^O^)/
みんな~、映画チェック

Thank you, Walter, nice to meet you!

ダンシング・サウンド「コントラスト」

2009年12月16日 | いろんな楽器
12月13日(日)に 駒場のカフェ・アンサンブルさんをお借りして開いた、CHIHIRO & HIBARI女二人のユニット「ダンシング・サウンド」の初ライブ「コントラスト」の写真です。
ダンサーは一人だけ、しかも(見えるかな)直径80cmの小さな円形ステージの上だけで行います。
そして、音楽はピアニスト一人だけで さまざまなシーンをすべて演奏します。
あえて この究極までスリムな表現スタイルに挑戦した「二人会」のプログラムは、次の通り。

第一楽章 パーカッション
 グラナダ
 黒い瞳
 ジェラシー

第二楽章 アンサンブル
 白鳥
 インドの歌~ダッタン人の踊り
 オー・ソレ・ミオ(カフェのママさん、アンママさんに ゲストで歌ってもらいました)
   
   ティータイム 

第三楽章 カルメン
 前奏曲
 アラゴネーズ
 ハバネラ
 ジプシーの踊り

お別れ シルバー・ベル


でした!
またいつか、機会があったらお目にかかりましょう


カフェ・アンサンブル開店24周年パーティ

2009年11月08日 | いろんな楽器
いつもお世話になっているカフェ・アンサンブルさんの、今日は開店24周年記念パーティーです
「DANCING SOUND」の相方 CHIHIROさんと二人で行ってきました。

立食パーティー形式にアレンジされたテーブルにはワイングラスやオードブルが彩りよく並び、普段のカジュアルなコンサートの時とは違うフォーマルな雰囲気で、とてもすてき。
いつもよりドレッシーなドレスやブラックスーツ姿のファミリーの皆さんが演奏してくださる、モーツァルト、ヴィヴァルディ、ハイドンなど格調高い古典の弦楽アンサンブルは、まさに18世紀の王侯貴族のサロンに流れるターフェルムジーク(当時の王侯貴族の宴席で演奏されていた室内楽)さながらなのでした。
アンママさんも すばらしいメゾソプラノで 日本歌曲の数々を歌ってくださり、とても若々しくすてきでした。

演奏後の立食パーティの場で、私たちが来月 こちらで開くことになっているコンサートのお知らせを みなさんにご紹介させていただき、ついでに「デモンストレーションすれば?!」との声に ワインの勢いもあり、「え、そうですか?それじゃ」と、ちゃっかりその場で1曲、ご披露してしまったのでした。
紳士淑女が見守る中、元気いっぱい弾いたり踊ったり・・・そんな客いないって。
やっぱりうちらは「おっちょこちょい」です

しかしみなさん、よかったら コンサート「CONTRAST」、カフェ・アンサンブルにて12月13日14:00開演です・・・
詳細はこちら → サロンコンサート ♪Dancing Sound CONTRAST

♪パチカ

2009年10月11日 | いろんな楽器
近くの「羽根木公園」で、毎年10月10日に開催される「雑居まつり」に行って来ました。

雑居まつりは、8ヘクタールある羽根木公園の中に たくさんのフリーマーケット、近郊農家の農産物販売、焼きそばや綿あめ、コーヒーやポップコーンなどの模擬店、さまざまなステージパフォーマンスなどがある、とても楽しいお祭りです。

毎年行ってるヒバリのお気に入りは、野球場に沿ってぐるっと回ったところの、木々に囲まれたプロムナードにずらっとならんだ「アジア・エスニックコーナー」。

アジアの国々の人や、また、そういう国の品物を扱っているお店の出店があります。
彩り豊かな 珍しい民芸品、香辛料やお菓子や食材、それにおもしろい打楽器や笛などが売られていたり、その演奏やダンスのパフォーマンスがあったりするのです。
きょう、フラッと立ち寄ってみたら、なんと箱の中に、無造作に積み上げられたパチカを発見!
パチカは、紐でつながれた2つのパーツをカチカチ打ち合わせる、小さな楽器です。単純だけど、驚くほどたくさんのバリエーションで演奏できます。
日本の楽器店でも売られてはいるけど、高いし、プラスチックでできてて ちょっと都会的すぎ。
ここのパチカは、本物の木の実でできているので、形がちょっといびつだったり、大きさも色々あります。
また、つないでいる紐は、素朴な余りぎれ、といった感じ。
値段はたったの800円。 よし、買いだ!
せっかくだから、向かいの出店で、これを入れるのにちょうどいい巾着袋も買いました。
どう、カワイイでしょ
大人のための「チャティーハロウィンコンサート」が迫ってるのに、こんなモノ買ってどうする。また遊んじゃうでしょ。
まあしょうがない、ぼちぼち練習しようじゃないか。

これがパチカの演奏です。見て、みんなもファンになってね。
パチカの演奏

パチカのほかにもう一つ、「レインスティック」も買ってしまった。


そーっと立てると、なかでシトシトと雨が降っている音が聞こえます
普通、レインスティックは、1メートルぐらいあるもんだけど、これはたったの25センチで、それなのに、サラサラと美しい雨の音が、長く聞こえます。
よしっ、買いだ!
へへへ、今日は大収穫であった

カフェ・アンサンブル ファミリーコンサート

2009年08月09日 | いろんな楽器
いつもお世話になっている、駒場のカフェ・アンサンブルさんのファミリーコンサート。
写真はアンサンブルのファミリーのみなさん(みんな音楽関係!)です。
毎年 夏と冬に集合して すてきなコンサートを開いてくれるのです。

今日は、CHIHIROさん・ヒバリ・かえでさんの三人で出かけました。

前回はピアノ伴奏&バリトンを担当したご長男が、お仕事の都合で参加できないということもあり、今回はフルーティストの方とヴィオラ奏者の方を客演に迎え、全曲「フルート四重奏」での演奏でした。

モーツァルト、ロッシーニなど本格的クラシックの演奏はもちろん、「A列車で行こう」「サテンドール」などジャズの演奏も 大変おもしろかったです。
チェロをウッドベースに見立ててのベースワークが なかなかシブい味を醸し出していて「ホホゥ・・・」だったし、弦楽器の胴を打楽器のように叩いて(フラメンコギターとか、箱太鼓カホーンみたいに)ボサノヴァとかラテンの雰囲気を出すっていうのも ごきげんでした。
「メモリーズ・オブ・ユー」では、ヴァイオリンをウクレレ風に弾いていて、ベニー・グッドマンのオリジナルスタイルとは違い まったりした「南の国バージョン」になってる。すっかり和みました o(^-^)o

アンサンブルのファミリーの皆さんは、クラシックの演奏家で、普段はバリバリクラシックの演奏会などに出演しているのに、こうしてジャズとかポピュラーな曲なども気さくに演奏される、というのは立派だと思います。
クラシック関係の人には、妙な差別意識みたいなのを持っていて、「わたくしクラシックしか演奏しませんから」みたいな人が多いですから。

さて、こうした「弦楽アンサンブル」に加え、オーナー夫人アンママさんのメゾソプラノによるイタリア歌曲、そしてみんなで一緒に歌う「オー・ソレ・ミオ」や「フニクリ・フニクラ」、オーナーさんによる指揮で、なおいっそう、和やかな雰囲気が高まります。

休憩タイムにはコーヒーやワインなどのドリンク、そして会が終わったあともおつまみやワインなどが供され、いつまでも楽しい余韻とおしゃべりが続くのでした。


カフェ・アンサンブルみんなの音楽会

2009年03月29日 | いろんな楽器
今日は、駒場のカフェ・アンサンブルさん「みんなの音楽会」当日です。
(※3/22の日記参照)

13時の開演に先立ち、11時から 会場でリハができるということで、相方のCHIHIROさんと二人で行ってみましたが、もうすでに 早くから来ていらした何組かの出演者の方がリハを始めていました。
「11時から10分間ぐらいリハやったら、駅の反対側にある「駒場公園(旧前田侯爵の邸宅跡)へ遊びに行こうね」という計画だった私たちの考えは甘かったのでした。
しかし、カフェと同じマンション内にある音楽教室が控え室になっていて、そこにもピアノがあるので、私たちはささっと簡単にうち合わせをして、
「もう練習これでいいや」と、スタコラ駒場公園へと出かけてしまいました。
(駒場公園の内容については、別館「ガーデン日記」を見てくださいね。
さて、いよいよ開演。
今回のプログラムは、とても変化に富んで 声楽のソロや二重唱、ギターや古楽器リュートなどの弦楽器、ピアノ、オーボエデュエットなど、さまざまな編成やアレンジの曲が満載で、とても楽しめました。

いつもすてきな、主催者のアンママさんは、「フィガロの結婚」から「手紙の歌」、伯爵夫人のパートを スザンヌ役のお友だちと二重唱され、とてもかわいくてすてきでした。

今回は、20代の若者たちが ギター演奏やオーボエユニット、声楽&伴奏ユニットなどで参加していて、とても瑞々しく、意欲にあふれた音楽作りをしているのが伝わってきて、本当に嬉しく、楽しいひとときでした。

え? 私たち二人の「カルメン」は?って?
へへへ、正統派クラシック中心のアンサンブル音楽会の中では ひときわ異彩を放ち、大好評を博しましたよ~♪ (ほんとだよ)
予想通り、CHIHIROさんは派手に踊っちゃうしさ。(^○^)

「カルメン」だから、ということで二人とも「黒+赤」でカラーを揃えた衣装も大好評でした。 (ほんとだってば~)

吹奏楽部 定期演奏会

2009年03月23日 | いろんな楽器
Mくん(高1)が、所属する成城高校吹奏楽部の定期演奏会のお知らせをくれたので、杉並公会堂まで出かけました。
Mくんは、小学校の終わりまでピアノの生徒だったんですが、その後引っ越してピアノからは離れました。
しかし、中学に入ってからずっと吹奏楽部に在籍し、サックス奏者としてがんばっていて、定期演奏会には、こうして誘ってくれるのです。
手元から離れていった生徒が、こうして音楽を続けている、そして会があるときには誘ってくれる、というのは本当に嬉しいです。

前回Mくんの演奏を見せてもらったのは3年前なので、今回は、立派な青年に成長したであろうMくんを ステージ上で見つけることは絶対できない!と確信していたので、事前にMくんから、席順を教えてもらい、無事 ステージ上のMくんを確認することができました。

トランペットファンファーレに始まり、第一部は吹奏楽のスタンダードともいうべき名曲が並び、中高生たちが見事に演奏しているのに驚きました。

第二部ではうって変わって、ジャズやポップスからのアレンジ、アニメの曲にいたるまで、数々のナンバーが カラフルなTシャツに衣装替えした少年たちによって演奏されていきます。
一部・二部ともにそれはそれは力強く、リズミカルで躍動感にあふれ、たいへんすばらしい演奏でした。

彼らがみんなで一緒に努力を重ね、泣いたり笑ったり、時には苦しんだりしながらそれを克服して今日に臨んだであろう 長い日々の努力がしのばれ、感慨にふけってしまいました。
こうして、みんなでひとつの目標に向かって共に努力する、そして本番でその成果を結実させる、というのはすばらしい達成感だということを、私もまた知っている者です。
この喜びは、何物にも代え難い。一度この達成感を味わったら、やめることができなくなります。
本日のマエストロ、実はこの部活のOBであるという方も、そうやって今、後輩たちと喜びも苦しみも分かち合っているのでしょう。
私は彼がうらやましいです。
演奏が終わったとき、マエストロが大きく手を広げて、後ろに並ぶ少年たちを讃えた時の誇らかな表情!
「彼ら一人一人が、私の誇りです!」と言ってるようで、感動的でした。

終演後は、帰るお客さん一人一人に 生徒さんが花束を手渡してくれ、男子校なのに細やかな心遣いで感心しました。
写真はそのお花です。(ジルも写ってる(@o@) )

Mくん、すてきな演奏をありがとう♪
来年は、いよいよ引退公演なんだね。また呼んでね。

カルメンより ハバネラ

2009年03月22日 | いろんな楽器
去年のクリスマスコンサートの時に、スペイン舞踊家のCさんと 初めて「カスタネット&ピアノ」のコラボをやってみて面白かったんですが、3ヶ月ぶりに、再び共演することになりました。
それは、いつも楽しいカジュアルなコンサートを開いてくださっているカフェ・アンサンブルさん恒例の「みんなの音楽会」への出演。
2~3ヶ月に一度くらいの割で催され、プロ・アマ・ビギナー・ベテラン問わず、誰でも気楽に参加して楽しめる「オープンコンサート」なのです。

今回は、カスタネットにはバッチリ似合う カルメンの「ハバネラ」を演ろう、ということになり、今日は試しの音合わせと打ち合わせをやってみました。
・・・って、本番は来週の今日なので、この練習=ゲネプロです(*_*)
どんな感じで演奏しようかなあ、曲の構成はどのように?などと お互いにイメージを出し合いながら なんとなく形を作っていきました。

「じゃ、こんな感じで・・・」と 一応は決めて「ゲネプロ終了!」ということになったんですが(早や~)、本番ではどんな風になっていくやら、あんまり予想はできません。
だってこれはセッションなんだもん。正直 やるたびに違うんだよね・・・(^_^;)
Cさんも、「本番ちょっとぐらいは、ステップも入れるかもしれないですけど・・・あまりやってうるさいといけないから」とかしおらしく言ってたけど、盛り上がったら 絶対カタカタ踊っちゃうぞ、きっと。
ヒバリの方も、音使いとかポーズ(カデンツァみたいなところ)とか、その時のなりゆきで 調子に乗っちゃうかもしれないよ・・・
ま、曲のサイズ(小節数)さえ決めてあれば大丈夫です。たぶん。
どんな演奏になるかは、その時その時でみんな違う。 それでこそのセッションなのですから。

音楽、それは時間芸術。その時 一度限りの赤い薔薇なのです。 なーんちゃって。