れもん* です。
今回の宿は 秋山郷の入口の 逆巻(さかさまき)温泉
一軒宿の 川津屋 は、中津川を見下ろす山肌に建っています。
![逆巻温泉 逆巻温泉](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7d/54b59a6cf60b39a5c6270dd97132af61.jpg)
180年の歴史を持つ宿ですが、
建物は2000年に建て替えられました。
客室5室の小さな宿で、
シンプルで、清潔感に溢れています。
![館内02 逆巻温泉川津屋](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/41/d4a94adeae4977fcc9a6d7112a1584c3.jpg)
この日、7人で3部屋を使って貸切りでした。
ここは一番端の部屋。
![お部屋 川津屋客室](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/20/255fc7020fce64f22e055365194302f7.jpg)
どの部屋からも居ながらにして山並みの展望が楽しめますが、
特にこの部屋は、三方に窓があってとても気持ちいいです。
さて、お待ちかねの夕食は・・・
![夕食 逆巻温泉の夕食](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/02/5b54f0644fb1c6b4f7d38124b5ba001b.jpg)
ブナの森で採れる茸や、こごみの胡麻和え、ワラビなど。
![イワナ 逆巻温泉川津屋の天然岩魚](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7c/a32c0ad56d19a8847de26f06c849d615.jpg)
この茸はムキタケとブナハリダケ。 右は天然のイワナ。
![熊鍋 逆巻温泉川津屋の熊鍋](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/82/0d1bbc7bfd33e64605ff54a3d5a172c1.jpg)
メインは、熊肉がたっぷり入った 熊鍋 です。
この後、舞茸と海老のグラタン風ホイル焼き、野菜の天ぷら。
ご飯はギンナンの炊き込みご飯、デザートなど。
〆は クロモジ茶
爽やかな香りが楽しめました。
お酒は、地酒のほかに果実酒も・・・。
これは、珍しい イワナシ酒 です。
![イワナシの実 イワナシの実](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/9e/be2e769c9db7772d7c38eb52150f7aea.jpg)
イワナシ は、山地に生えるツツジ科の植物で、
コケモモ をご存知なら、それとよく似たものと思って間違いありません。
秋山郷にも自生しますが、その数はだいぶ少なくなっているそうです。
果実は、甘みとシャリシャリ感がまさに梨そのもの。
貴重な一粒一粒を味わっていただきました。
![朝食 逆巻温泉の朝食](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/0b/1ae4dafad9ee5d208eacd29efe241f3b.jpg)
朝食もしっかりしています。
だし巻玉子と川シジミの味噌汁が美味しかった~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/smile.gif)
風呂は、岩山をくりぬいて造られた洞窟風呂と、ちょっと小さめの「展望の湯」。
どちらも札を掛けて、男女別または家族貸切で使います。
![展望の湯 逆巻温泉展望の湯](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/fe/62bd13bc73ca5e35e0de1d82f6629569.jpg)
洞窟風呂は「めいそうの湯」と呼ばれ、岩の割れ目から滲みだした湯は掛け流し。
ほぼ無色透明で、清涼感があってサラサラした柔らかいお湯です。
展望の湯は3人も入ればいっぱいですが、中津川の渓谷が見下ろせます。
さて、この宿を語るのに欠かせないのが文豪 吉川英治 で、
ここに1か月逗留して「新平家物語」を執筆したことでも知られています。
![吉川英治 逆巻温泉の吉川英治](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/01/410dd884b5e8b093f8c38ff46e8503b1.jpg)
英治が泊まった部屋は建て直されてしまいましたが、
同じ場所に建っているので、窓から見る風景は当時のまま。
また、洞窟風呂では長湯を楽しみながら作品の構想を練ったそうで、
そこから「めいそうの湯」と呼ばれるようになったとか。
執筆を終えて宿を後にする時、さりげなく部屋の障子にサイン代わりに残した文章。
よく見ると、障子の木枠の跡が残っているのが分かるでしょうか。
平家読むや
今をむか志乃(しの)
むしの声
吾以外
皆
吾師也
台風に伴う前線で、ざあざあの雨を覚悟していた二日目の朝、
窓を開けると、意外にも雨の止み間になっていました。
霧が湧いたり消えたり、絶え間なく動いています。
![霧に煙る秋山郷 霧に煙る秋山郷](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/26/1173dbbf1f3bfa36958b9f7bde032d58.jpg)
![黄葉 ブナの黄葉](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/7e/bf830c88c6f1d431464640b85bb009bf.jpg)
![湧き立つ霧 湧き立つ霧](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b3/b93c6fd14b308f66976fb615d2341351.jpg)
今回の宿は 秋山郷の入口の 逆巻(さかさまき)温泉
一軒宿の 川津屋 は、中津川を見下ろす山肌に建っています。
![逆巻温泉 逆巻温泉](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7d/54b59a6cf60b39a5c6270dd97132af61.jpg)
![館内01 川津屋・廊下](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/2b/f1e419ff2dfc1fc43baa8622f44740ed.jpg)
180年の歴史を持つ宿ですが、
建物は2000年に建て替えられました。
客室5室の小さな宿で、
シンプルで、清潔感に溢れています。
![館内02 逆巻温泉川津屋](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/41/d4a94adeae4977fcc9a6d7112a1584c3.jpg)
この日、7人で3部屋を使って貸切りでした。
ここは一番端の部屋。
![お部屋 川津屋客室](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/20/255fc7020fce64f22e055365194302f7.jpg)
どの部屋からも居ながらにして山並みの展望が楽しめますが、
特にこの部屋は、三方に窓があってとても気持ちいいです。
さて、お待ちかねの夕食は・・・
![夕食 逆巻温泉の夕食](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/02/5b54f0644fb1c6b4f7d38124b5ba001b.jpg)
ブナの森で採れる茸や、こごみの胡麻和え、ワラビなど。
![きのこ 茸の小鉢](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/33/2a295f91880c858490fcf2223d35be08.jpg)
![イワナ 逆巻温泉川津屋の天然岩魚](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7c/a32c0ad56d19a8847de26f06c849d615.jpg)
この茸はムキタケとブナハリダケ。 右は天然のイワナ。
![熊鍋 逆巻温泉川津屋の熊鍋](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/82/0d1bbc7bfd33e64605ff54a3d5a172c1.jpg)
メインは、熊肉がたっぷり入った 熊鍋 です。
この後、舞茸と海老のグラタン風ホイル焼き、野菜の天ぷら。
ご飯はギンナンの炊き込みご飯、デザートなど。
![黒文字茶 クロモジ茶](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/9e/6f7613c57b945c34f3707e31be80dbdf.jpg)
〆は クロモジ茶
爽やかな香りが楽しめました。
お酒は、地酒のほかに果実酒も・・・。
これは、珍しい イワナシ酒 です。
![イワナシ酒 イワナシ酒](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/24/06bd5d3237b1e7b8213f6c0ce4bf4842.jpg)
![イワナシの実 イワナシの実](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/9e/be2e769c9db7772d7c38eb52150f7aea.jpg)
イワナシ は、山地に生えるツツジ科の植物で、
コケモモ をご存知なら、それとよく似たものと思って間違いありません。
秋山郷にも自生しますが、その数はだいぶ少なくなっているそうです。
果実は、甘みとシャリシャリ感がまさに梨そのもの。
貴重な一粒一粒を味わっていただきました。
![朝食 逆巻温泉の朝食](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/0b/1ae4dafad9ee5d208eacd29efe241f3b.jpg)
朝食もしっかりしています。
だし巻玉子と川シジミの味噌汁が美味しかった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/smile.gif)
風呂は、岩山をくりぬいて造られた洞窟風呂と、ちょっと小さめの「展望の湯」。
どちらも札を掛けて、男女別または家族貸切で使います。
![めいそうの湯 逆巻温泉洞窟風呂](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/38/0cda537cbfc8ebbfe95d5fc77f77635f.jpg)
![展望の湯 逆巻温泉展望の湯](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/fe/62bd13bc73ca5e35e0de1d82f6629569.jpg)
洞窟風呂は「めいそうの湯」と呼ばれ、岩の割れ目から滲みだした湯は掛け流し。
ほぼ無色透明で、清涼感があってサラサラした柔らかいお湯です。
展望の湯は3人も入ればいっぱいですが、中津川の渓谷が見下ろせます。
さて、この宿を語るのに欠かせないのが文豪 吉川英治 で、
ここに1か月逗留して「新平家物語」を執筆したことでも知られています。
![吉川英治 逆巻温泉の吉川英治](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/01/410dd884b5e8b093f8c38ff46e8503b1.jpg)
英治が泊まった部屋は建て直されてしまいましたが、
同じ場所に建っているので、窓から見る風景は当時のまま。
また、洞窟風呂では長湯を楽しみながら作品の構想を練ったそうで、
そこから「めいそうの湯」と呼ばれるようになったとか。
執筆を終えて宿を後にする時、さりげなく部屋の障子にサイン代わりに残した文章。
よく見ると、障子の木枠の跡が残っているのが分かるでしょうか。
![平家読むや… 吉川英治の句](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6a/c3fa1525178a409c2760e3be5d914575.jpg)
平家読むや
今をむか志乃(しの)
むしの声
![吾以外… 吉川英治の言葉](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/08/a7981e82f4e39b98b50dcbdcbb6728f9.jpg)
吾以外
皆
吾師也
台風に伴う前線で、ざあざあの雨を覚悟していた二日目の朝、
窓を開けると、意外にも雨の止み間になっていました。
霧が湧いたり消えたり、絶え間なく動いています。
![霧に煙る秋山郷 霧に煙る秋山郷](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/26/1173dbbf1f3bfa36958b9f7bde032d58.jpg)
![黄葉 ブナの黄葉](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/7e/bf830c88c6f1d431464640b85bb009bf.jpg)
![湧き立つ霧 湧き立つ霧](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b3/b93c6fd14b308f66976fb615d2341351.jpg)
合宿二日目の撮影は、
こうして部屋の中から、浴衣姿のままで始まったのでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/coldsweats01.gif)
こうして部屋の中から、浴衣姿のままで始まったのでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/coldsweats01.gif)
No,No!
中津川というのは秋山郷を流れる川の名です。
岐阜県の中津川じゃありませんよ~ (^^;;
イワナシは、日本海側の山地に生える植物で、
小っちゃいけれど、食感は梨そっくりで美味しかったです♪
岐阜の中津川と言えば栗きんとんですね。
毎年、必ず一度は買ってきますよ (^^)b
こんばんは
中津川にこんなにポツンと素敵なお宿が(*^_^*)
映画の舞台にぴったりですね。
素敵な所ですね。
イワナシ
貴重な一粒なんですか?
今度 中津川のお友達に聞いてみます(^_-)-☆
こちらも素敵な情報を
ありがとうございます(*^。^*)
こういう素朴な宿が好きなんです (^^)
温泉は、冬は加熱しますがほかの季節は源泉そのまま。
生まれたてのお湯は新鮮ですよ!
猪もいいですね~
牡丹鍋は温まるので、これからの季節にぴったりですね。
ジビエがちょっとしたブームですが、熊はなかなか食べられないですね。
ちなみに私、北海道でトド肉を食べましたよ (^^;
霧のドラマは見事でした。
山の天気は移り変わりがダイナミックですね。
宿を出た後も、霧を絡めて撮影を楽しみました (^^)v
こんにちは!とても素敵な味のある宿ですね!
FP投稿のランプの宿も素敵ですが!
逆巻温泉の川津屋さん!いいですね~~!
紅葉の山肌に立つ姿!5部屋なんですね!静かで落ち着きますね!
気になる温泉も洞窟と渓谷を望める展望!すごい!
熊鍋なんですね!いのししは食べた事がありますが、
熊はありません!!
かわいいイワナシや霧の朝も幻想的でいいです!!
崖にへばりつくように建つこの宿。
ロケーションは抜群で、部屋からの眺めも素晴らしかったです。
前のコメントにも書いたのですが、
熊鍋は、以前に食べたのとは別の肉かと思うほどでした。
肉も野菜もたっぷり入って美味しかったです♪
天気予報では完全に雨だったので、まさか止んでいるとは思いませんでした。
目の前の風景はドラマチックでしたよ~
三脚も取り出してきて、朝食前の本格的な撮影会でした (^^)
ハイ、今回も素朴な一軒宿でしたよ~
熊鍋はここの名物料理で、これが目当ての人も多いのだとか。
実は私、熊肉を食べるのは二度目で、最初は某観光地の食堂のミニ熊鍋でした。
その時はとても肉が硬くて噛むのに苦労するほどで、それ以来ちょっと遠慮していたのですが、
ここのはそんなことなくて、ちょっとびっくり。
イワナシ酒といい、珍しいものが食べられて大満足でした。
洞窟風呂は、湯船の右奥からお湯が流れていて飲むこともできます。
湯船の向こうは立ち入れませんが、その奥にも洞窟が続いていましたよ。
お湯も適温で、吉川英治じゃないけど長湯を楽しみました (^^)b
今回のメイン写真はこの一枚目です。
谷の反対側から見ると、屋根の小窓が可愛くて・・・
子供の頃、レゴでこんなお家を作っていましたよ (*^^)v
いえいえ、あくまでも合宿の目的は写真ですよ~
と言いながら、行先はいつも、先ず宿を決めることから始まります。。(^^ゞ
季節柄、合宿はいつも山ですね。
そう言えばこのブログで紹介するのも、ほとんどが山の温泉です。
一度ドドーンと、伊勢海老やあわびの舟盛りを載せたいですね~~♪
ブログも更新されていないし、どうされてるのかなあと思っていましたよ (^^)
黄葉に、雨の雫が光って綺麗でした。
中津川といっても、岐阜県の中津川じゃないですよ。
新潟と長野にまたがる秋山郷。
入口のここは、新潟県の津南町です。
この建物、ひょっとしたら秋山郷で一番お洒落かも・・・ (#^.^#)
洞窟風呂も趣があって、ゆっくりと疲れを落とせそうです。
熊肉は昔食べたことがありますが、味は忘れました(笑)
熊鍋はどうでしたか。
ラストの霧に沈む紅葉が風情で、撮影のテンションが上がりそうですね。
今回もマニアックなお宿ですね^^;
山菜、いいなあ~。
おっと、熊鍋?!
熊は食べたことないです^^;
どんなお味かな?
イワナシ酒も珍しい。
お酒が進みますね。
さらに洞窟風呂も珍しい!
行ってみたいです
なんだかおもちゃみたいで可愛いですね~^^
今年も、合宿と称して、お風呂に料理と
堪能してこられましたね(^_-)-☆
海の料理は、豪快で贅沢で幸せ~と思い
少し控えめな山の料理は、どこか懐かしく
ほっこりと優しい気持ちになりますね^^
霧に浮かぶ黄葉の枝ぶりが見事ですね〜
中津川に、こんなアルプス小屋みたいな温泉旅館が
あるんですね・・・