2014年 米国作品。
トム・クランシー原作小説のCIAエージェント、ジャック・ライアンをヒーローとした映画。本作は原作は無く、映画のオリジナル。ジャック・ライアンがCIAに分析官にスカウトされて、その後ロシアにて事件に巻き込まれエージェントとなっていく姿を描く。
海兵隊の作戦中にヘリが撃墜されたジャック・ライアンは病院にて辛いリハビリに取り組んでいた。これを支えてくれた医学生のキャシー(キャシー・ミュラー)と婚約することになる。リハビリ中のジャックのもとにCIAのハーパー(ケヴィン・コスナー)が訪れ、彼が書いた論文が認められてCIAで働くことに。表向きはウォール街の証券会社のアナリストとして働き始める。そして、ロシアで大規模なテロ計画が動き出し、この調査にジャックが出向くことになる。
さまざまな俳優で映画化されたジャック・ライアン・シリーズ。今回はジャック・ライアンのCIAへのスカウトから初仕事までというフレッシュなジャック・ライアンです。
ジャックが頭脳明晰であることは分かるのですが、銃撃をかわして、暗殺者を逆にやっつけて、最後にはカーアクションまでこなしてしまう。海兵隊出身なのでそれなりの武術は身につけているでしょうが、ここまで超人的なことをこなしてしまうと、少しマズイ。
さらにパリからモスクワへやってきちゃった婚約者が、突然の任務を言われ、敵方のボスを色気で堕として時間を稼ぐ。百戦錬磨の相手にここまでの役割できる婚約者って、怖いです。
最後には、簡単に騙されIDカードまで盗まれる敵のボス。そして簡単に侵入できるビルと、短時間でハッキングできるコンピュータ。相手方がお粗末の極みです。
こういう無理を重ねられると、途中から「ここは棚上げして」という感覚で単なるアクション映画として楽しむだけになりました。そうすると、ジャック・ライアンのシリーズの意味なし。
無理が大きすぎた作品です。
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