三栄書房 194ページ 1400円+税
クルマを買う。そのクルマを使うほどに体に馴染んで愛着が増していく。道具としてクルマを考えると、本来ならばこうあってしかるべし。しかしながら、運転してなんとなく真っ直ぐ走らない、なんだか疲れるという症状がでるクルマが多い。なぜ、こういう状況が発生するのかを解説して、どういうクルマを選べばよいかを指南する本です。
ベンチマークとして登場するのがプロボックス。貨物車として扱われるから車体が頑丈。サスペンションがシンプルで、積載前提のバネレートで、タイヤが無駄に太くない。さらに余計な装備や制御があまりない。従って、動きが判りやすく、手応えの質感も高い。
夕方の高速道路で追い越し車線を階調に飛ばしていくプロボックスをよく見かけるのは、車川にそれだけのものがあるから。
人が使う道具としてのクルマとして成り立っている。
MTのシフトの節度感は「こういうものがありがたい」という感覚で作られたとか、ブレーキの操作感など、なるほどと思う内容が多数あります。
これ読むとプロボックスが欲しくなってしまいました。
営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由 | |
クリエーター情報なし | |
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