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Living Stereo Collection - Volume 2

2014-05-25 | 音楽

Living_stereo_collection_volume_2

60CD

ステレオ最初期のRCA。オーディオが、そしてクラシックLPの黄金期、RCAがLiving Stereoと称してビッグプレーヤーの名演奏を当時の最高技術で収録しました。これをDSDリマスタリング、60枚のCDセットの第2弾。
半世紀以上昔の録音なのですが、みずみずしく新鮮な音が響きます。この頃のアーティスト、エンジニアが競って良き音をレコードに記録して多くの人に聴かせたいと、最高、最大の力を出していたことが分かります。

この60枚の中で好きなのは
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団
の当時のRCAの2枚看板の交響曲。
この2つを続けて聴くと、全く異なった価値観を持った2組であることが鮮明に分かります。ライナー指揮シカゴ交響楽団は、大馬力の重戦車。プレーヤー一人の技術も高く、これが真っ直ぐに突進してきます。かたやミュンシュ指揮ボストン交響楽団は、女性的な柔らかさ、優しさを感じさせる繊細な肌触り。シカゴとボストンがけんかしたら、シカゴが圧勝するでしょうが、美しさで競うとボストンの勝ち。二者択一など、できません。

本セットですが、欠点が一つ。CDの収録時間を無駄にしています。例えばベートーヴェンのピアノ協奏曲が1曲がCD 1枚という効率の悪さ。60枚組ですが、通常の収録にすると40枚に収まってしまいます。このVolume 2は無理に60枚にしたような感じがあります。
一方で演奏、録音については文句なし。心に残したいという演奏がいくつもありました。


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