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「甘い監獄」 大石圭

2014-05-01 | 本と雑誌

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角川ホラー文庫 314ページ 600円+税

大石圭のエロティック・ホラー短編 4編。
・いじめたくなる女
見合いで知り合ったおとなしい女性と結婚を約束してから、また結婚してから男は女に陵辱の限りを尽くす。
・愛されすぎた夫
美容院に働くことになっった女性から何もしない駄目な夫に尽くす愚痴ばかりを聞かされる。その夫が心筋梗塞で死去してからも愚痴が続く。
・妻への疑惑
ある日夫の元へ見知らぬ男から手紙が。そこには過去に妻が様々な男と遊んでいたことが。夫は素行調査会社に依頼して調べるとその通りの結果が。
・他人の妻、他人の夫
人がうらやむほどの美しい妻を持つ男。ある日妻からスワッピングをすることを提案され、実行してしまう。

「いじめたくなる女」はホラーです。「他人の妻、他人の夫」は官能小説。「妻への疑惑」はエロティック描写が多い小説。では、「愛されすぎた夫」は、これは何でしょうかね。カテゴリー分類が難しい、しかもこれといった特徴のない話ですが、読者は引き込まれます。
角川ホラー文庫の1冊ですが、ホラーではない。大石圭と言えば呪怨のノベライズ本がヒット。それ以降、ホラー作家となっていますが、実のところは官能の色合いが強い一般小説家なのではないかな。

「いじめたくなる女」「他人の妻、他人の夫」は平均点以上。他2作は凡作です。すき間時間に楽しめる軽い小説です。


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