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散歩道 - いつもと違う角を曲がればそれは新たな発見の始まり♪♪

休日には趣味の園藝と散歩で楽しみ♪
時々・・・自分の病気や障害の事でも・・・

自己申告で降格人事・・・

2008年07月02日 21時44分23秒 | 徒然なるままに
写真:街角ウォッチング:近所の庭先から:「柘榴の花」

都庁の課長が出世捨て、自己申請で、4段階降任ってニュースがありました。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/157766/

なんでも、将来を嘱望されていた都庁の50代の男性課長が自自己申告して、希望の4段階下の「主任」まで降任する人事があったとニュースに出ていました。

この降格により、月収で20万円以上、退職金で数百万円減ることになるんだって・・・勇気ある行動ですね。自分を見つめて、熟慮した結果の申請でしょうが・・・

でも、自分だけではなく、家庭や老後の人生を総合的に見つめなければならないし、家族の理解が第一ですが、仕事を含めて、全てのしがらみを捨て切って、自分の思いを果たすなんて・・・凄い方です。尊敬してしまいます。

私なんて、会社に入社した当時・・・というか、この病気になるまでは、心の底では、出世することが男の甲斐性と思っていたこともあります。現実的には、基本給与アップと言う形で計っていたことも・・・何歳までに○○円もらえるように努力するとか・・・・

出世の階段を登っていくと、その分、当然仕事上のリスクが倍増します。また、常に上昇志向を持って働くことを会社から求められ、倍々増にストレスが増え、自分を犠牲にして働くことが恒常化します。

上記と矛盾していますが、実は私も、降格させてと、何回か上司に伝えたことがあります。もちろん冗談ぽくですが。。。たいがいは、過去に事例が無いからと「ふんっ!」と一言。

本気でいえなかった理由は、自分は自分自身のものではない。外で働く私と家で働く奥方の連帯/相互作用で成り立っている家庭である。二人が各々役割を分担し、営んでいるからこそ、仕事にストレスを受けながらでも没頭できるし、家庭で、ある程度それを開放できる。その連帯が次に向かう糧になるんですよ。

このバランスは、非常に重要だと思います。どちらか一方がちょこっと崩れると、保たれていたバランスが崩れ、五月雨的に大きく崩れ始め、一方的な負担増になって崩壊してしまう。

考えすぎかも知れませんが「自分は自分であっても自分自身のものではない」と言う言葉に縛られている関係上、本気で降格を申告できないのです。今も思いは一緒。だから、全てのしがらみを取り除き、実際に降格申請を実行できた人を尊敬してしまいます。多分、人間的に器が大きい人なんだと思います。

会社中心の世界で、会社で受ける大きなストレスと断ち切りたいと思いつつ、この病気が発覚。ある意味、病気で自分の世界観/価値観は大きく変わりました。この病気は、今までの自分を見つめ直せという警告だったのかもしれません。独りよがりの人生で、間違いだらけの人生だった事に気づきましたもん。

それにしても月収で20万円減るのか・・・うちだったら手取りがなくなるかも。現実は厳しいっす。

天気:晴れ
気温:最低温度:20.1℃ / 最高温度:28.0℃
今日の歩数計:17427歩 / 消費カロリー:511.90Kcal
歩行距離:約11.33km