散歩道 - いつもと違う角を曲がればそれは新たな発見の始まり♪♪

休日には趣味の園藝と散歩で楽しみ♪
時々・・・自分の病気や障害の事でも・・・

【日本の障害の重い人の現実】調査報告書

2012年10月20日 21時09分46秒 | 障害(福祉)の事
今日の一枚から:「金木犀の蕾」
周りは満開です。甘い香りが漂っています。

きょうされん≫って、ご存知ですか? 正確には≪共同作業所全国連絡会≫って言います。
一言で言えば、全国の「共同作業所」や「地域活動支援センター」「グループホーム」
「授産施設」「生活施設」等の連絡会… 障害のある人も、障害のない人も
誰もが生きやすい社会をめざして、ソーシャルアクションを展開している団体です。

きょうされん
http://www.kyosaren.com/


その「きょうさいれん」が【日本の障害の重い人の現実】という調査報告書を発表しています。

ほとんどの方は、見る事が無いと思いますが・・・


重い人「-身体障害者手帳1・2級、療育手帳A・1・2級、精神保健手帳1級」を
持っている人たちを重度と定義しています。


【日本の障害の重い人の現実】調査報告書では、障害のある人が働く就労支援関係の施設・
事業所を利用する障害者約1万人(平均40・4歳)のアンケート結果にもとづいています。
結果は、同じ障害を持つ仲間として考えさせられます。



アンケート結果より抜粋:


2人に1人は相対的貧困以下、99%は年収200万円以下


年金や障害手当、生活保護、賃金などの年収が100万円以下は56・1%、
200万円以下で99%を占めました。


112万円の「貧困線」を下回る相対的貧困とよばれる状態に、
2人に1人がおかれています。


また、年収200万円以下のいわゆるワーキングプアの状態にある人は、
国の調査で22.9%を占めるとされていますが、障害のある人の98.9%、
100人のなかで99人がこの状態におかれています。



生活保護の受給率は、障害のない人の6倍以上


6割弱が「親との同居


「親と同居」が5637人(56・7%)と過半数を占め、一人暮らしをしている人は
762人(7・7%)で1割にも達せず、
「配偶者」と回答した人は、わずか427人(4・3%)。


結婚している人は4%台、障害のある人の未婚の割合は男性で96.00%、
女性では95.37%だそうです。



国勢調査を参考にすると、生涯未婚率は男性で20.14%、女性10.61%なので、
それぞれ4倍以上、9倍以上の差があります。



障害のある人の主な収入状況をよると…


障害年金の受給者は7,504人(86.7%)で、
そのうち、障害基礎年金が6,343人(84.5%)で、
障害厚生年金が393人(5.2%)


また、生活保護費の受給者は923人(10.0%)に上り、
有効回答数の約1割を占めた。


障害基礎・厚生年金、生活保護費、障害手当、給料、工賃
など全て含む本人の月額収入では、4万2千円以上8万3千円未満
が3,742人(41.1%)と最も多く、


次いで8万3千円以上10万5千円未満2,595人(28.5%)、
10万5千円以上12万5千円未満698人(7.7%)、


1円以上1万円未満644人(7.1%)、
12万5千円以上16万7千円未満607人(6.7%)、


1万円以上2万円未満374人(4.1%)、
2万円以上4万2千円未満270人(3.0%)、
16.7万円以上が1.1% 0円82人(0.9%)という結果であった


月額収入4万2千円以上10万5千円未満が、69.6%と全体の約7割を占めていた。
こうみると、企業なんかにダイバーシティー導入と言う言葉があふれかえっているけど、
厳しい現実は昔も今も全く変わりませんね。働けたとしても安い賃金で生活苦から抜け
出せないので、家族のお世話になるしかない。


ただ、親も高齢化に進んでいるから、今こそ、温床になっている家族依存型からの脱皮。
本来で意味でのダイバーシティー導入による障害のない人と同等の暮らしを営める所得
保障制度の確立が必須だと思います。


その為にも、扶養義務制度の改正や積極的なダイバーシティー、労働と福祉の一元的取組
による具体的な制度が必要なのではないでしょうか?


天気:晴れ
気温:最低温度:12.1℃ / 最高温度:21.5℃
今日の歩数:20134歩 / 1日の活動消費:1025.5Kcal
歩行距離:約13.08km
※1日の活動消費+静止消費=総消費カロリーです♪

デイ・ケアサービスと実家 Part 1

2012年05月07日 20時28分31秒 | 障害(福祉)の事
実家にて「シロツメクサとクマバチ」


GW前半戦突入の4/29日に実家に帰省してきました。お袋さんも親父が亡くなった後、一時的にボケが進行していたように見えていたので、その後の状況確認とデイ・ケア探訪。

親父が亡くなった後、周囲から物忘れや品物の紛失等の多発から、ボケが進行したかもと注意されていたので、その確認。親父が亡くなった以前は、親父依存症(二人三脚・持ちつ持たれつとも言う)だったので、当時はお袋さんの落ち込みも大きく、心配していたけど、見事に立ち直っていました。月に6度のデイ・ケア(リハビリ含む)で、カラオケ三昧な日々で、友人も多く、脳の活性化が図られ、以前に勝らず見事に復活していました。

まぁ!足は完全に弱り切っているので、外出には歩行器具装着は必須ですが、障碍者の割には、人生を楽しんでいました。ボケ防止の三大要素は本を読む事、友人と会話を楽しむ事、適度なリハビリだそうです。そう言えば、78歳にして、朝日新聞とスポーツニッポンを隅から隅まで読むの日課なのは母だけか・・・

愛読書は、西村京太郎、内田康夫の文庫本・・・制覇する勢いです。少し、見習わなければ。。。

今回のもう一つの目的は、デイ・ケアサービスを知る事。まず、本人と家族とでデイ・ケアに行き、ケアマネと相談するのですが、サービスを利用するには、要支援1か2、要介護1~5の認定が必須です。このうちの一つを認定できれば、1割負担で済みますが、認定されなければ、10割負担。週一で1ヵ月45,000円弱。1日中いるわけだから、昼食あり、そしてなぜか入浴ありです。

入浴は問題もあるんですよね。おばあさんの入浴に男性スタッフがお手伝いし、背中を流したりするそうです。ボケてない人は抵抗感が大きいそうな。。。当たり前ですよね。

認定されれば1ヵ月4,500円弱。この差は大きいですね。田舎では特に大きく感じます。年金生活で45,000円は大きすぎる。

まず、ケア・マネが市に申請書を出し、市が審査しますが、その時の条件が医師の推薦が必須なんですよ。医者に診察してもらい、医師から要支援が必須だと書面を市に提出して認定されるようです。かかりつけの医師とのコミュニケーションが最も重要になります。

なるほどね。初回認定は医師の言葉が全てらしいですわ。1年ごとの更新なので、2年目からは、ケアマネ等からの見た意見書が重要視されるらしいです。介護保険はこれから重要視されると思います。やはり、現役世代の出費はいたしかないと感じてしまいました。

少しボケ気味の老人のお世話をするスタッフには本当に頭が下がります。30秒前に行ったことを忘れる老人相手に笑顔で対応する姿・・・尊敬の眼差し・・・

時々、介護虐待のニューズも聞くけど、実際に相手をしていたら、その思いはわかるような気がする。。。本当にストレスと忍耐力勝負だと思うもん。親に対してもイラつく事が多いんですもん。。。親子とて、いずれは、忍耐も破たんする可能性を秘めてますもんね。

あっ!デイ・サービスは1日体験できるようです。いろんな会社が参入しているので、基本形はあるとしても、スタッフの経験度、サービス度には差があると思われます。本人に体験させつつ、一番良いと思う会社を選んだ方が良いかと思われます。

なんやかんや、地域によって、異なるかもしれませんが、GWにも関わらず、良い勉強をさせて頂きました。

天気:晴れ
気温:最低温度:14.0℃ / 最高温度:22.2℃
今日の歩数: 21046歩 / 1日の活動消費:1121.3 Kcal
歩行距離:約13.67km
※1日の活動消費+静止消費=総消費カロリーです♪

障害者自立支援法の議員立法による改正案が成立

2010年12月03日 20時02分07秒 | 障害(福祉)の事
写真:今日の一枚から「これは何の実でしょう?」

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昨日の深夜の雨は、今日の朝方、雷雨に変わり、土砂降りでした。でもね!雷雨の後は即晴れ・・・

雨上がりの「国立駅上空」…真っ青の空が眩しいっす。



こんな天気の移り変わりも珍しいような気がします。それに、当地の最高温度が25.7℃。。。
完全に異常ですね。明日の最低温度は5℃前後だというし、1日で20℃の温度変化なんて・・・
それも12月に入ってからですよ。。。変!!!

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今日のニュースで、障害者自立支援法の議員立法による改正案が参院本会議で可決・成立したニュースがありました。
先日も「投稿」したけど、基本的に、サービスにかかった負担から支払能力の有無に応じた負担に変更されたのですが、「障害福祉サービスの原則1割を負担」が残っているところに、問題がありそうですね。。。

個人的には、「就労支援の強化」項目に期待します。働きたいと思っている障害を持つ人達に、就労の場を確保する支援の強化が支援法の中にあるから…現実は厳しいと思うけど。
障害者支援法早わかりガイド
http://www.wam.jp/shienhou_guide/

こちらの「ワムネット」は、福祉に関して大変参考になります。

天気:雷雨のち晴れ
気温:最低温度:11.6℃ / 最高温度:25.7℃
今日の歩数:17623歩 / 消費カロリー:476.0Kcal
歩行距離:約11.4km

障害者法改正に合意 今国会で成立へ

2010年11月16日 20時54分16秒 | 障害(福祉)の事
写真:近所の畑のあぜ道にて「お茶の花」


今日はほんまに寒かった。朝の散歩で吐く息が白かったです。今秋初かもしれません。
もう、フリースだけでは耐えられんかもね。

今日の東京新聞によると、明日にも障害者法が改正されるそうです。この改正では、障害者福祉サービスの利用者負担を「応益負担」から「応能負担」に変更されます。って、以前に戻ること。

所で「応益負担」から「応能負担」って、どういう意味でしょうか?このややこい四文字熟語を使ってほしくないなぁ~!わかりやすい言葉で書いてくれればよいのに。。。
でもね。この四文字熟語二つは、過去から障害者支援を揺れ動かした言葉なんですね。

《応益負担》とは所得の高低や能力には全く関係なく、かかった医療費や障害者支援の代金の1割を負担させる方法です。

《応能負担》とは、所得が低い/ない人達には、税金や社会保険料を減免し、所得の高い人達には、負担率を高く設定し、税金や社会保険料を払わせることによって、負担をきめるものです。

《応益負担》って、一応、どんなサービスを受けてもかかるコストの一律1割負担で終わるって言う事。

一般的には、平等に負担するから良いと思われがちですが、日ごろから介護が必要な障害者を抱える家庭等で、例えばヘルパーなどをつける場合、トータルコストが高く、結局、1割負担とて、かなり高額になること。一説によると、前の制度より4倍のコスト高になるとか。。。低額所得者には不利な制度でした。

ただし、現在に至るまで、この不利益をなくし、平等にサービスを受けやすくするために、負担率を引き下げてきたので、実質「応能負担」のようなものでした。でもね、法律、制度上はあくまで1割負担が大原則となって、法律との整合性が取れませんでした。

それを今回の改正で、法律上も負担能力に応じた負担が原則である応能負担を明確化するための改正です。

このように、支援制度が過去から大きく揺らいで来た事実があります。
障害者支援は、本来的に、障害者が障害者らしく普通に平等に生きる自由を享有することにあり、政策で、振れるものではないと思うのですが・・・

天気:晴れ後曇り
気温:最低温度:4.6℃ / 最高温度:16.5℃
今日の歩数:23947歩 / 消費カロリー:688.0Kcal
歩行距離:約15.7 km

「合理的配慮」という言葉をご存知でしょうか?

2010年10月29日 20時39分49秒 | 障害(福祉)の事
写真:わずかな晴れ間に「赤とんぼ/アキアカネ」
今年は、赤とんぼをほとんど見ていません。見ぬうちに冬便りが聞こえるのでしょうか?

明日の未明から雨、夕方から風が強くなるというので、強風が吹き荒れても、影響が出ないように、先ほど、塀に乗せていた鉢を下しました。
全部が全部じゃないけど、被害は最小限に抑えられると思われます。

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この「合理的配慮」という言葉、数年前に一時話題になった「障害者権利条約」の第2条に定義されている言葉です。端的に云えば、障害があろうがなかろうが、人々が共に暮らすには、配慮が必要だと言う事。

最近は、この合理的配慮が会社の中でも徐々に周知され始めました。とは言っても、会社的数から行くとスズメの涙と思われますが、最初の一歩を進み始めているようです。

この「合理亭配慮」という言葉、2008年11月28日に「ダイバーシティー(Diversity & Inclusion)と言う言葉をご存知ですか?」というテーマでBlogに投稿したダイバーシティーと関連が深いものです。

個人的に思う事は、障害者が仕事で自分の持つ能力をいかんなく発揮して、会社から適切な評価を受けるには、働ける環境と配慮を受けなくてはなりません。

この配慮を受けることによって、障害者は、十分に才能を開花させ、十分に能力を発揮できるものと思います。ただし、この配慮が評価等で、健常者と異なり、実質的に低く評価されると差別になってしまいます。

会社は、障害者をどのように管理し、評価するのか?障害を持つと確かに出来ないことがあるのは事実です。でもね!何ができないのかではなくて、何ができるかに焦点を当ててくれれば良いと思います。

会社が評価を行う際に、必要な配慮を行うのは、当然「社会的責務」であると・・・
これが「合理的な配慮」と言う事になります。

言い換えれば、会社は、一定の条件(配慮)で、障害者が発揮する能力を本来的な能力として評価することが社会的責務である。。。

ちなみに、この考え方の根底にあるのは≪差別≫の排除です。

差別ってなんなんでしょうか? 二通りの考え方がありますね。

1.障害を理由とした、あらゆる分野での不利益な取り扱いを「差別」と定義。
2.障害者が社会に参加する際に、直接の関係者(会社だったら会社)が「合理的な配慮」をしなかった場合、差別と定義


一つだけ、合理的排除から除かれることがあります。それは、会社にとって、合理的な排除が過度の負担を強いられる場合。

では、過度の負担とは? 簡単に言えば、エレベータのないビルに会社がある場合、勤める会社の職場が3Fだったりしたら、車椅子で3Fに行くためには、エレベーターを設置が考えられます。その場合、設置が会社の規模から多大なる負担を与える場合、除くことが可能になります。ただ、車いすを何人かで3Fに運ぶとかできるかしれませんが・・・

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障害者の権利に関する条約・和文テキスト(仮訳文)≫抜粋


第二条 定義
 「障害を理由とする差別」とは、障害を理由とするあらゆる区別、排除又は制限であって、政治的、経済的、社会的、文化的、市民的その他のあらゆる分野において、他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を認識し、享有し、又は行使することを害し、又は妨げる目的又は効果を有するものをいう。障害を理由とする差別には、あらゆる形態の差別(合理的配慮の否定を含む。)を含む。


 「合理的配慮」とは、障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。
 

「ユニバーサルデザイン」とは、調整又は特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべての人が使用することのできる製品、環境、計画及びサービスの設計をいう。ユニバーサルデザインは、特定の障害者の集団のための支援装置が必要な場合には、これを排除するものではない。

≪障害者の権利に関する条約・和文テキスト(仮訳文)≫

天気:雨
気温:最低温度:10.0℃ / 最高温度:14.5℃
今日の歩数:22054歩 / 消費カロリー:647.0Kcal
歩行距離:約14.3km

ダイバーシティー(Diversity & Inclusion)と言う言葉をご存知ですか?

2008年11月28日 22時23分20秒 | 障害(福祉)の事
写真:街角ウォッチングから:近所の生垣にて「梔子の実」
名前の由来は種子が熟しても割れないために「口なし」とか言われているそうな。実の山梔子は「黄飯・きめし」の元なんですよね。
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「Diversity & Inclusion」って、本来、「"多様性の受容"」って意味なんですが、会社は、様々なバックグラウンドを持った社員が、一緒に働き、活躍できるような共生的な環境作りの理念が浸透した会社を目指し、誰でもが働きやすい職場環境を作るために支援活動を行っています。

この「バックグランド」と言う意味は、狭い意味でのハンディーのみならず、性別、人種、宗教、価値観等、拡意に広がり、障害のように外的な違いだけではなく、内的違いを含む包括的な言葉です。世界中には様々なタイプの人々がいますので。。。

会社の組織をガチガチに画一化するのではなく、内的、外的にかかわらず、個々の持つ能力を最大限生かして働ける環境/組織を作ることを目指す活動なんです。企業のCSR(社会的責任)でもあります。

最近、ちょくちょく聞くようになった「ダイバーシティー」。
一般的には、企業の中で、上記で書いた通り、「様々なバックグランドを持つ優秀な人材を活用する」事になりますが・・・日本の場合、障害者を法律の枠組みで中で採用する方法で終わっていることも多く、包括的な活用まで辿り着いていないのが現実かも知れません。

活用するために必要なのは・・・「社内の環境」なんですね。組織やチームの一人ひとりが、この「ダイバーシティー」理解して、共有し、仕事のパフォーマンスを高めることが必要不可欠なんです。

この「ダイバーシティー」を取り入れる企業は多かれど、「CSR-社会的責任」を全面的に押し出し、会社として、社会貢献しているんだとアピール材料にしますが、実際には、末端まで浸透せずで、パフォーマンス向上に役立っていません。

本来は、様々なバックグランドの人達とコミュニケートすれば、互いの意見がぶつかり、刺激を受け、イノベーションが生まれ、つまり、新しいプロセスや今まで考えも付かない斬新なアイデアが生まれ、新たな価値を創造し、末端から組織から会社まで、また、社会的に大きな変化をもたらす幅広い変革なんですよ。

会社は障害者、男女平等、外国人の採用で、働く環境(障害、男女間、人種間等の環境格差の是正)の整備に集中してします。もちろん、これらも必要ですが、重要なことは、会社への貢献度、社員として、モチベーションを高め、チームとして、組織として、イノベーション生み出す・・・まだまだ、日本では、道のりが長そうな感じです。最近、実際に体験、見聞きしてそんな感じがしている自分がいます。

天気:雨後晴れ
気温:最低温度:7.4℃ / 最高温度:12.0℃
今日の歩数計:17373歩 / 消費カロリー:514.80Kcal
歩行距離:約11.29km

駅のエレベーターの使用優先権は誰にあるんだろう???・・・

2008年05月24日 21時00分33秒 | 障害(福祉)の事
写真:大船植物園・椿園にて「椿 絞り乙女」

先日、どこかのウエブ記事で読んだのですが、同じようなちょっと気になる光景を見てしまいました。最近は、どこの駅にもエレベーターが設置され、バリアフリーもだいぶ充実してきましたよね。このエレベーターって、基本的に、バリアフリーを目指し、障害者や高齢者のために設置されたものと思っていました。一般の健常な方は、ほとんど乗りませんよね。

でもね。今日見た光景には、ちとどこぞの記事で読んだような強い憤りを感じてしまいました。

我れ先に争って入って、駅のホームに設置しているエレベーターに向かったのが、学生風の若者、サラリーマン、おば様方々、その後にご老人が・・・・そして、待って乗り込んで、エレベーターを占拠しちまった。列の最後方には車椅子の方と付添い人がいたにもかかわらず・・・・

結果、なんと、後から来た車椅子の人は乗れなくて、次に来るのを待ちの状態ですよ・・・

これには、ショックを受けました。誰か、一人でも代わりましょうと声をかけていれば、違うのでしょうが・・・そのまま、エレベーターは下がっていきました。

様々な形で、利便性を重視し、バリア・フリー化を積極的に行っていますが、でもね。まず、我先に使うのは健常者の皆さん。そしてハンディーを持つ人達が後回し・・・最近、ニュースでも良く取り上げられていますが、一向に良くならない大型スーパーや高速道路のパーキングなんかの障害を持つ人達の為のパーキング・エリア。

入り口に近いため、利便性を重視した健常者が何気に駐車し、実際の使うべきハンディーを持つ人達が使えない事実。これって、本当に困りもんだと思います。法律で設置が義務つけられ、備え付けても、単純に健常者が利便性で使ってしまう現実。バリアフリーは、企業や施設に求められていますが、もうひとつ、国民に対してモラルの向上を義務付ける必要があるのかも知れませんね。

これって、ひょっとして、道徳教育の一環で取り組めばよいのか・・・・考えさせられてしまいました。世知辛い世の中、一歩引いて余裕を見ていきましょうね。

天気:晴れ後曇・夜雨
気温:最低温度:18.3℃ / 最高温度:25.9℃
今日の歩数計:12271歩 / 消費カロリー:350.50Kcal
歩行距離:約7.98km

法律「ハート購入法」(仮称)って、何よ・・・

2008年05月21日 21時41分58秒 | 障害(福祉)の事
写真:大船植物園にて:芍薬「花筏」

何気に見つけた「YOMIURI ONLINE」から、法律「ハート購入法」(仮称)って何!!!

この法律、国や自治体などが、障害者の就労支援施設へ優先的に仕事を発注することを促すもののようです。与党が、議員立法で策定することを目指しているようです。ようやく、待ち望んでいた法律がひょっとしたら、成立するかも知れません。

この法律は、 障害者の就労促進と所得向上が最大の目的なんですが、そこに、公官庁や地方自治体のような公的機関が積極的に、就労支援施設の製品やサービスを優先的に購入することや利用することを目的にしています。

当たり前のことですが、公官庁や地方公共団体(市や県等)から授産施設、福祉工場、地域活動支援センターなどに注文が出れば、定期的な収入源の確保にもつながり、作業員も増やせるかも知れません。また、賃金アップにもつながります。

この議員立法が成立すると、内容的には、授産施設、福祉工場、地域活動支援センターなどの施設に、名刺や封筒などの製品、施設や公園の清掃、売店やレストラン運営のサービスなど、約70種類に関して、全ての省庁や地方自治体が、基本計画を立て、随意契約などを行い、商品やサービスを購入することになります。

最近は、公官庁が行うこの手に関しての契約は、様々な問題から「随意契約」を止め、「競争入札」で契約先を決めることが大原則。今までは、ここに参画できなかったけど、今度の議員立法で、随意契約が認められれば、明るい兆しが見えてきました。

ただし、この「随意契約」での価格は、確実に「競争入札」よりは高くなる部分が多くあります。このご時勢、赤字を抱える地方自治体の支出が確実に増えます。

ちなみに知ってましたか? 現在、例外的に認められている官庁等で行われている「随意契約」は、契約金額が160万円以下に限られているってことを・・・初めて知ったかも。
それをこの「ハート購入法」関連する取引では、契約金額が1件あたり1700万円程度までは、「随意契約」でも適正な契約と見なすとなるようです。

また、知っていましたか?  授産施設、福祉工場、地域活動支援センター等の就労支援施設で働く障害者の賃金は、月平均1万5000円程度だそうです。健常者から見た仕事の内容を考慮すれば、この価格でわからないことはありませんが、生活保護や最低保障賃金から思うとあまりにも貧素。ようやく、工賃倍増計画を取り組める環境が整い始めたようです。

まだまだ、道は険しいですが、最初の一歩としての滑り出しが円滑に、また、順調に滑り出して欲しい。まずは、議員立法を確実に成立させてください。期待感を膨らむだけ膨らまして、萎む事はあいなりませぬ。。。

天気:晴れ
気温:最低温度:12.8℃ / 最高温度:25.0℃
今日の歩数計:17397歩 / 消費カロリー:534.0Kcal
歩行距離:約11.31km

バリアフリーで新要綱 障害者の壁除去目指す

2008年03月28日 22時05分42秒 | 障害(福祉)の事
写真:我が家の庭先から:クリスマスローズ・パープル系

Tokyo Web(東京新聞)で気になる記事「バリアフリーで新要綱 障害者の壁除去目指す」を見つけました。

政府が取り決めたこと:
1. 障害者達が、社会生活を送るうえでの障壁除去に向けた「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進要綱」をまとめた。テーマは、障害の有無を問わず誰もが使いやすいように設計された施設や商品、サービスの普及を目指す。だそうです。

今まで、災害時に問題になっていた「防災、防犯対策の推進」を打ち出し、国民全体の意識向上の観点から、啓発・教育活動を推進する「心のバリアフリー」の必要性を重視しています。

今回、数値目標として、 
(1)障害者の雇用者数を2013年度までに64万人とする
(2)字幕放送を全放送局で17年度までに100%にする
(3)定年65歳以上の企業割合を10年度までに半数にする-と明記した。

じつは、「バリアフリー化の推進」は、2004年から続いているのですが、牛歩戦術なのかあまりに歩みが遅い。改めて、「ユニバーサルデザインの考え方」を取り入れる必要があると考えたようで、名称を変更したみたい。一言、そんなもんどうでもええっ!!! 実践せいや・・・ほんまにもう~。。。いらだつばかりなり。。。

でっ!!!  ユニバーサルデザインってなに・・・実は、年齢や障害の有無などに一切かかわらず(障害者に限定しているわけでない)最初から、「できるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすること」が基本コンセプトなんですよね。

その点で言えば、「バリアフリ」とはちょっと違って、その発展系かな。「ユニバーサルデザイン」は全てを網羅しているから、そこから、いろんな枝葉が伸び、その一部が「バリアフリー」になったりするということでしょうね。

ユニバーサルデザインの基本コンセプト7原則なるものがあります。

1.どんな人でも公平に使えること(Equitable use)
2.使う上で自由度が高いこと(Flexibility in use)
3.使い方が簡単で、すぐに分かること(Simple and intuitive)
4.必要な情報がすぐに分かること(Perceptible information)
5.うっかりミスが危険につながらないこと(Tolerance for error)
6.身体への負担(弱い力でも使えること)(Low physical effort)
7.接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること

天気:晴れ後曇り一時雨
気温:最低温度:7.0℃ / 最高温度:18.9℃
今日の歩数計:17064歩 / 消費カロリー:503.30Kcal
歩行距離:約11.09km

ハンディーをもって働く・・・

2008年03月21日 21時47分31秒 | 障害(福祉)の事
写真:我が家の庭先から:雪割草

以前、どなたかのBlogで書かれていた言葉「あなたが障害者だと思ったときに、あなたは障害者になるのよ。ハンディーは、個性なのよ」・・・会社で働いていると、この言葉が心の奥底に漂い、頑張ろうという気持ちが生まれます。

私が働いている会社は、障害(ハンディー)を持つ人達の採用にある程度積極的です。私と同じ部署に私以外で二人働いています。この方々は、耳が聞こえない人達です。二人の間の会話は当然手話です。

そして、私たちと仕事の話しをする時は、基本的にはメールになりますが、言葉と筆談による会話も多いです。向き合って会話すると、意思疎通がうまく行くのです。言葉と言うよりは、こちらからの声が聞こえないため、相手の顔を見て、ゆっくりしゃべっての読唇か筆談になりますが・・・。

反対に相手からは、短い会話か目の訴え、そして、筆談と変化していきます。社員な方々は、わけ隔てなく、臨機応変に必要な手段を使って、会話を試みます。これが結構うまく行っているのです。結果、仕事がスムーズに流れるんです。

実際に一緒に働いていると、「ハンディーは個性」なんだなと改めて実感できます。ただ、会社側としては、私たちハンディーをもった者が円滑に働く環境を組み立てることが必要だと思いますが、成功している例は、色々とあると思うので、色んな会社がやらずでしり込みすることなく、前向きに考え、行動してくれる企業が増えて欲しいと思うんですよ。

天気:曇り
気温:最低温度:6.4℃ / 最高温度:14.3℃
今日の歩数計:17692歩 / 消費カロリー:518.60 Kcal
歩行距離:約11.50km

言語道断・・・怒りを通り越して・・・

2008年03月17日 21時51分54秒 | 障害(福祉)の事
写真:我が家の庭先から:雪割草

聴力偽り?障害手帳、北海道300人返還 同じ医師診断
http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY200803160169.html

60人、障害年金も受給 聴覚障害偽装、総額数億円か
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY200803170156.html

福祉行政の問題も大きいと思うけど、健常者が福祉を食いもんにするのも、どうにかならんもんか・・・なんか世の中、間違っとる。

歯を食いしばって、必死に生きている人達も大勢いるのに、心が痛い。

天気:曇り
気温:最低温度:10.1℃ / 最高温度:20.0℃
今日の歩数計:16011歩 / 消費カロリー:466.90Kcal
歩行距離:約10.41km

生活保護、通院交通費の基準明確に…4月から要領改定

2008年03月14日 22時07分31秒 | 障害(福祉)の事
写真:我家の庭先から:アトロルーベンス

って記事がでていました。この改定の原因になった、去年、生活保護受給者の元暴力団組員らが病院に通うための交通費補助制度を悪用して、約2億円を騙し取る事件が発覚したことや無職男性が飛行機代を含む通院交通費として10か月間に約438万円を受給なんて、飛んでもない不正請求の件があったからですが・・・

いくら法律上問題が無いとは言え、市民感覚から言えば、異常ですよね。こんなケースを放置するなんて、普通の感覚では考えられないこと。役所って、やはり、ぬくぬくの危機感も無い殿様商売なんでしょうか・・・。住人の税金を使っているのだから、危機感もって仕事を・・・って、言いたい。会社で言えば、実質赤字経営なのに・・・

異常なケースを異常と思わない経営なんで、会社だったら、首の挿げ替えかも。こんな異常案件は、議会等で説明して、ちゃんと市民に知らせないとね。説明義務の重要性も欠落しているんですね。

ここまで、書きながら、これらの件に関して、役所を全て攻めるわけにはいかないんですよね。法律と言う枠で囲まれ、杓子定規の仕事を求めれているから。そこには、自分の意思を挟む事の出来ない法律用語の世界。しょうがないと言えば、しょうがないのでしょうが・・・でも、個人的には納得いかず・・・

今回、厚生労働省は、通院交通費の支給基準を明確化する方針のようだけど、それに基づき運用する地方の市役所等が過敏反応しなければよいのですが・・・

いつも法律改正や通達によって、実施されるものは、更に厳格的に、一律的に、杓子定規に実施して、反対に締め出されるケースが圧倒的に多い。基本的には弱者救済の場合は、柔軟に運用して頂きたいと常に思う。

今回もこの厳格運営で、制度に頼る必要不可欠な方々が泣かされるケースが数多く出てくる可能性を秘めていると思います。いや、出るでしょう。改定を改定して、また改定と迷路のように広がるのではなくて、最初から窓口を大きくして、360℃見渡せるようにして、柔軟に運営して欲しいと切に願います。

厚生労働省通達:
支給範囲は原則、「災害現場からの緊急搬送」「離島からの搬送」「移動困難な患者の医師の指示による転院」「移植手術をする医師の派遣や臓器の搬送」といった緊急の場合に限定。

 例外として、
〈1〉身体障害により電車・バスの利用が困難で最寄りの医療機関に通院
〈2〉へき地のため最寄りの医療機関でも交通費が高額
〈3〉行政の指導で検診受診
〈4〉医師による往診--といったケースで、原則として福祉事務所管内の医療機関であれば、審査の上、交通費支給を認める。

生活保護実施要領の改訂:
1. 辞退届の提出を強要してはならない
2. 本人の真意によらない辞退届は無効」などと明記

等明記するようですが・・・運営方面ではどう解釈されるのでしょうか?  「生活保護」は、本来財政と区別して考えられるべきところを一緒くたに考えているから尚悪いですよね。

今日の夜は雨なので散歩に行けず、久しぶりに足踏み(ツイスト&シェープ)を700回したら、明日は筋肉痛の予感が・・・するんじゃなかった。

天気:曇り後雨
気温:最低温度:8.7℃ / 最高温度:16.8℃
今日の歩数計:16827歩 / 消費カロリー:499.10Kcal
歩行距離:約10.94km

引き続き - ちゃりんこ三人乗り&障害者は自転車で歩道可

2008年03月07日 21時41分17秒 | 障害(福祉)の事
写真:我家のクリスマスローズから:ホワイトの糸ピコ

日に引き続き「自転車は何人乗りまで許されるのか?」後編を・・・

先日のニュースでは【自転車の三人乗り】は、原則禁止になると言ってましたが、なんと、あのお堅い警察庁がママさんパワーに押されたのか、三人乗りを認めるような動きが出てきましたね。

自転車:3人乗り再検討…警察庁
http://mainichi.jp/select/today/news/20080304k0000e040050000c.html

ただただ、母は強し。。。警察に刃向えるのは、母の力なり。。。改めて実感しました。条件が3人乗りでも安定走行できる自転車が開発かぁ~!!! 母親パワーは偉大なり、いずれ、三人乗り自転車が販売されるんでしょう。

とまで書いてたら・・・いきなり、次のNEWSを見つけてしまった。

ママ待望の3人乗り自転車開発 ふらつき克服へ業者全力http://www.asahi.com/life/update/0307/TKY200803060394.html

新規参入の方々は開発意欲が十分にあるようですね。。。停滞する自転車産業に新たな自転車の創設で活路を求め、ということでしょうね。頑張れ~~~!!!

もう一題・・・

基本的に自転車は車道(自動車道路)走行が原則。歩道は禁止されていました。私のようなハンディを持つものが、車道なんて・・・車ピュンピュンで、怖すぎて、チャリンコでは走れません。長らく待ち望んでいた、歩道走行が認められそうです。

自転車の運転について、歩道走行が認められるのは、13歳未満の子どもや70歳以上のお年寄り、身体障害者の方々。この方々は、道路標識がなくても歩道を走れるとする改正案を提出するようです。

遠出しない限り、私の交通手段のほとんどはチャリンコ。チャリンコが無いと行動範囲が狭まりって困ったことになります。歩道を走っていると何故か歩行する人々から車道を走れと、小言を言われることがちょこちょこありました。でも怖くて車道は走れない葛藤を持ち続けていました。

これで、ようやく、どうどうと歩道を走行できるようになれる。うれしい限りです。一応、6月1日施行予定だそうです。

13歳未満と70歳以上&身体障害者、自転車で歩道可 道交法改正案
http://www.asahi.com/life/update/0306/TKY200803060101.html

天気:晴れ後曇り一時小雨
気温:最低温度:1.2℃ / 最高温度:13.6℃
今日の歩数計:16729歩 / 消費カロリー:494.30Kcal
歩行距離:約10.87km

<生活保護引き下げ>

2007年12月13日 21時44分10秒 | 障害(福祉)の事
写真:街角ウォッチング:武蔵野の風景から農家の庭先(野菜の直売所)

ニュースによると 厚生労働省の検討会が生活保護基準引き下げを容認する報告書をまとめたようですね。生活保護費は、基本的に飲食費、衣料費、光熱費等の生活にかかる扶助が基本になります。あわせて、住むための最低限の住宅費(家賃)や医療費などを合わせた総額が最低生活費認定額となるようです。

最低生活費は、地域の物価差などで異なるようですが東京などの高いところで月額16万7170円、最も低い地方は13万680円で、2006年度の調査では、受給者の50.2%が60歳以上だそうです。

いつも思うのですが、生活保護と老人福祉って、対になっている場合が多い。の両方を兼ね合わせて、一つの生活水準が成り立っていると思うんだけど、どうでしょうか?障害者関連も荘だけど、政府って、何事も一体感で見ることなく全て細切れに基準を設けるから、弱者救済にならない場合が多いような気がする。

生活保護の引き下げも、個人的には、一括引き下げではなく、生活保護者個々に対応すべき問題で、各々が持っている様々な事由を総合的に判断して決めるべきだと思います。ただ、その対応には膨大なコストがかかると思うけど・・・

また、生活保護費の基準は、地方公共団体が行う低所得者向け援助である『生活福祉資金「低利貸付制度」や「就学援助」』等の援助基準に連動して、収入が「生活保護基準の1・2倍以内の世帯が対象」等になっており、生活保護費の引き下げは、それだけに留まらず、生活福祉全体に影響を与えるようです。

生活保護費引き下げの決定打となった理由は、生活保護世帯が【低所得世帯より生活費が高い】と言う調査結果が出たこと。食費、光熱費など生活費について、低所得世帯の支出額と保護世帯の受給額を比べ、保護世帯の方が高いとなったようです。

理由は単純【収入が低い方から10%以内の低所得者世帯で夫婦子1人の場合だと約1600円、70歳以上の単身世帯だと約1万2000円、基準額が上回っていた】というもの。

よくもまぁ~! 実地調査もせずに、卓上の計算のみで判断するなんて、検討会メンバー5人って、どんな構成メンバーになっているんだろうか・・・それも5回の検討会議で結論とは・・・ちと疑ってしまいます。
憲法二十五条の生存権「「健康で文化的な生活水準」って、何でしょうね。時代とともに随時変わっていきますよね。やはり、保護費だけでなく、多面的に捕らえて行く必要があるかと思います。

と、ここまで書き上げていたら、新たなニュースで、政府が生活保護費のうち、食費や光熱費など基礎的な生活費となる生活扶助の基準額について、見送る方針を固めたようです。まぁ!当たり前と言えば、当たり前ですが・・・でも、これからまだまだ喧々諤々、色んな戦いがあって、変遷して行くのかも知れません。すでにそんな気配が漂っているような・・・

ところで、労働の最低賃金ですが、全国平均で、673円だそうです。逆転の根拠ですね。フランスの1208円、イギリスの1146円などと比べて、先進国で最低水準。日本なんて物価が世界最高水準なのに、最低賃金が半分程度・・・これが現実なんでしょうか?
先日、最低賃金が14円程度底上げされたけど、単独政策で無く、最低賃金制度と生活保護は一体化政策として考えていく必要がありますね。

天気:雨のち曇り
気温:最低温度:7.6℃ / 最高温度:11.3℃
ウォーキング:18553歩 / 消費カロリー:564.90Kcal
歩行距離:約12.06km

障害者の雇用促進へ、パートも法定率算定…基準見直し

2007年11月29日 22時03分22秒 | 障害(福祉)の事
写真:街角ウォッチングから:柿の老木に鈴なりの柿:野鳥の餌と化して・・・

ようやく、ほんの少し、一歩前進でしょうか? 厚生労働省が、平成17年度に改正された現状の【障害者の法定雇用率】の算定基準を見直すようです。

ちなみに、現状はと言うと、「障害者雇用促進法で、企業や公的機関などに義務づけている障害者の最低限の雇用率を計算する場合、『週30時間以上働く障害者を1人分』と数える事になっています。実際には、障害の程度や労働時間に応じて、算定基準は異なりますが、
重度の身体・知的障害者の常用雇用は2人分として算定し、精神障害者の短時間労働は0・5人分と算定する等。

障害者の希望では、パート等の時間的に柔軟な働き方が出来る方法が多いのを踏まえ、企業側も障害者雇用を積極的に促進させるため、障害者が働き方を多様に選べるように改定する。

基本的には、短時間労働や派遣労働も雇用率に加算できるようにし、パートについて、現状の週30時間以上働く労働者の算定基準を、週20時間以上に広げ、労働時間が週20時間以上30時間未満の場合、「0・5人分」として算定することを盛り込んだようです。

そして、今回の改正での注目点は、障害者の法定雇用率(1・8%)を達成していない企業(従業員300人以下の企業)に課される納付金について、今まで支払いを猶予してきた中小企業からも『徴収』する方針に転換した点にあると思います。これで、現実的には厳しいと思いますが、パート部分の採用が生かされる場合も多々出てくるのではと思います。

ようやく、障害者雇用もほんの少し、前進したようですが、選択権の多様性は、まだまだ低レベル。国も積極的に選択権に「多様性=柔軟性」取り入れられるよう、会社側への税免除の拡大や雇用促進を停滞/後退することなく、着実に前進して欲しいものです。

ニュースをもう一本。

金融一体課税、株譲渡益・配当にまず導入

これもようやくグローバル化へ向けて、一歩前進かな。

政府・与党は金融一体課税に関し、09年度にも株譲渡益と配当に先行導入する方向で検討。これは、配当金については、無条件に課税されていたものを株式の譲渡益と合算して損益を計算して、税を計算することになります。株式売買でた損と配当金を相殺できると言うことですね。ようやく、従前の税の体系から欧米に近づき、一歩前進でしょうか?

天気:曇り
気温:最低温度:9.2℃ / 最高温度:11.3℃
ウォーキング:17106歩 / 消費カロリー:525.50Kcal
歩行距離:約11.12km