大分県の湯布院に行ってきました。
遊覧馬車に乗りました。上の写真がその馬車です。御者の人がいろいろ話してくれました。近くに蹄鉄屋(ていてつや)さんがいなくなり、遠くに連れて行かなくてはならない。そこがなくなれば辻馬車は辞めねばならない。鞍(くら)は外国製になっているなどなど。
馬は少なくなっています。わたしの子どものころは荷馬車をよく見ました。
蹄鉄屋さんもありました。これは隣の小学校区でしたが、校区境にありました。鍛冶屋(かじや)さんのようでした。いつも火がおきていて、鉄を火に入れては出し、金槌で叩いて曲げたり伸ばしたりして、U字形にしていきます。
馬が連れてこられると、手綱を左右の柱につなぎます(ここはちょっと記憶があいまいです)。できるだけ動かないように、作業がしなすいようにしていたようです。
まずひづめ(蹄、堅い角質のつめ)を刃物で削ります。この刃物も独特で押して切るものでした。馬のペディキュアでしょうか。
そのあとU字形の蹄鉄を足裏に付けます。足裏の大きさに合わせるためにトッテンカントッテンカン。火の出し入れ、金槌で叩く作業が続きます。
蹄鉄が合ったらそれを金釘で止めていました。
馬が来るというのはラッキーで、一連の作業を店先で見ていたものです。
U字型の蹄鉄で遊んでいる西部劇の映画を見たような、これも記憶があいまいです。