Heart and Aqua

優しい時間~ゆっくりしていってください。

5月病

2007-05-09 | こころ
GWも終わって、またいつもの生活が始まりましたね。

5月は、気候もさわやかで、優しい風が吹いて、
とってもよい季節です。

でも、5月病って言葉もあるように、
新しい年度から一月たって、疲れがどっと出てしまう時期ですよね。

もともと5月病とは、厳しい受験勉強を勝ち抜いて大学に入学した学生が、
5月の連休を過ぎたあたりから無気力になってしまうことから命名されたそうです。
念願の大学に入学したものの、
環境に適応しきれないために理想と現実のギャップを感じ、
落ち込みがちになってしまうというものなんだそうです。



なるほど、確かに、受験勉強はとってもつらく、
やっと大学に入学して、履修などのいろんな手続きが終わったこの時期は、
ほっ。っと、気が抜けるころかもしれませんね。

このまま流されてもいいのかな・・・、
何をするのもしんどいなぁ~って、いったん思い始めるととまらなくなってしまい、
無気力になってしまうのもわかるような気がします。



5月病は医学的には「適応障害」と呼ばれるもので、
これは社会人にもあるそうで、
入社や転勤などによる環境の変化に適応しようとするあまり、
頑張りすぎてしまい、過度のストレスをかかえてしまうことが主な原因となっているのだそうです。

精神的に「やる気が出ない」「イライラする」「なぜか気持ちが落ち込んでいる」
といった抑うつの気分となって現れ、
身体的な面でいうと、不眠、食欲不振、頭痛、腹痛などがおこるようですが、
この状態を放置したまま、さらにストレスを感じ続けると、
不安や焦り、自己嫌悪の感情が大きくなり、次第に深刻なうつ状態へと進展してしまうことになるということで、
5月病だと感じた人は、できるだけストレスを感じない過ごし方を心がけないといけませんね。



ストレスを感じやすいタイプの人は、
几帳面な人、頑固な人、完璧主義者、相手に合わせて自分を抑えてしまう人などだそうで、
悩みや大変な仕事を1人で抱えこんでしまい、無理をしがちなのだそうです。

ストレスを感じたなって思ったら、

大変な仕事は1人で無理に頑張らない
友人や家族にグチを聞いてもらう
完璧主義は捨てて、失敗を恐れないようにする
体を動かすことや趣味でストレスを溜めない習慣を心がける

ということが大切だそうですよ。




先日、ある学生と話をしていたら、
以前、ちょうどこの時期に、『人生をゆっくり見直したい』と、
山にこもって一人で考え事をしたことがあるそうです。

一人で静かな場所に身をおいてゆっくり考えたい、という気持ちもわかりますが、
もしかしたらこれも5月病だったのかなぁと、今になって思います。

生きている限り、学生も社会人もみな、何かしらの悩みやストレスを抱えています。
ちょっとしたことでそういう状況に陥ることもあれば、
また逆に、ちょっとしたきっかけで、そういう状況からぬけ出せることもあります。
友達や信頼のできる人に、話を聞いてもらったり、
仕事や勉強以外で楽しみを見つけたり。。


自分も、気持ちの切り替えがなかなかできない人なので、
そういう人の気持ちがわかります。。

でも!
まぁ、人生、なるようになるさ!くらい思うと、
少しは気持ちが楽になると思うのです。

がんばりすぎたらだめですよ!!