感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

体重計に乗って数字を見る事でやっと現実を受け止めた・・・

2013-11-30 19:32:32 | 林俊文の想い
月末の今日は週末の土曜日という事で何かと色々な事につけて限がよい一日。

昨日までで大方の今月の工事を終らせていたので今朝は少し、のんびりしたスタートになりました。

そんな朝一番は倉敷市上東のお客さんより窓に取り付けるロールスクリーン新設の依頼を受けて代理店の方と一緒に寸法取りに向います。

カーテンだと開けていても左右に束ねる事になるので設置する場所に依っては邪魔になる事も・・・基本的に巻き上げ式なので収納場所を問わないのはロールスクリーンのメリット。

但し、操作する際のチェーンの位置の右左を選ぶ事を間違えないようにしておく事は非常に大切、折角、取り付けても操作しにくいのでは喜びも半減ですからね。

さて、その後は近所の病院へ健康診断に向います。

健康診断といっても大掛かりなものではないのですけれども、特に指摘なども受けることなく安心したのは嬉しいのですが・・・

体重の増加は気になる部分で今日も体重計に乗ってビックリ・・・いまさらながらに此れは真剣にダイエットを考えねばやばいと焦る気持ちに襲われます。

確かに30歳を超えたあたりから、勢いよく体重だけは成長を続けている今。

昔の友人や知人などに会うと「太った?」と聞かれる事が多く気にはしていたのですが、いざ体重計に乗って数字と向かい合うと現実として嫌でも受け止めなければ成りませんね。

自分自身、丸みを帯びて危険性の少ないフォルムに成って来たのは良いですが、年齢的にも色々な病気に備えなければ成らない時期が近づいているだけに、とりあえず適度な運動と食事の量を管理して、年末までに-4kg。

その後は、その体重を維持したままGWまで持続することが目下の目標としましょうか・・・

午後からは昨夜から行っている月末恒例のデスクワークの続きますが、毎年の事この11月という月は何故か仕事量が少ない傾向にあります。

今年も11月は仕事量が少なかったかの様に思っていましたが・・・おかげさまで、一ヶ月を振り返ると例年以上に多くの家づくりに関わった事に気が付きます。

今日も都窪郡早島ではアルミ屋さんがベランダのテラスの組立、倉敷市内では塗装屋さんが木塀の塗装など、大工工事以外にも色々な工事が進んでいる様子。

夕方には当社もお手伝いしながら、新築を検討しながら土地探しをしていたお客さんも、ようやく希望の土地が見つかったとの話もあったり、他の新築計画中のお客さんからも平面プランの変更依頼などもあり、色々な所で次の「家づくり」の話が進んでいる様子。

さて、明日からは一年で一番、慌しい時になる12月。

しかし、焦ることなく一軒、一棟の目の前の「家づくり」に誠心誠意、全力を持って取り組む事を忘れずに・・・其れが自分たち「はやしの家づくり」のやり方だと感じています。

その想いを亡くすことなく、残り僅かの今年という時間の中で、一人でも多くのお客さんに「感動としあわせの家づくり物語」をお届けできるよう努力を続けます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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大工職人だという事を隠してアルミ職人として過ごした一日

2013-11-29 19:14:29 | 外溝エクステリア工事物語
今日も寒い一日だった倉敷市。

いつも御世話に成っている連島のアルミ屋さんからの依頼でアルミフェンスの取付に倉敷市南畝の現場まで向います。

私自身も南畝の言えばピンと来ないのですが、ほとんど場所は工業地帯。

大型のトレーラーなどが頻繁に走り回る道路が升目の用に通り、大小様々な工場に会社が軒を連ねる地域でしたが・・・

そんな一角にある住宅地の中の一軒屋が今回の現場。

今日はアルミ職人として作業する事に成った訳ではありますが、車を降りるととにかく寒い。

気温も低いのも去ることながら風が強い。一応、防寒着は持ってきたもののレッグウォーマーを忘れ首の周りが寒すぎるのですが・・・

そんな事を言っていても始まる訳もなく、気を取り直してブロックにアルミの柱を建てていく作業からスタート。

コンクリートブロックの穴に柱を建てていき、モルタルで固定。勿論、柱の垂直を確認しながら一本づつ作業を進めて行きます。

アルミフェンスの出来栄えの善し悪しと言えば、この柱の設置で大半が決まる作業なので気を抜く事なく慎重に作業を進めていけば、いつの間にやらお昼休み。

弁当は近所のコンビニで買おうと向った先のコンビニは近隣の会社や工場から弁当を購入する為にお客さんが列を成すほど・・・

うちの近所ではありえない光景に圧倒されながらも無事に弁当購入。お昼休みに車の中で弁当を食べるひと時が唯一の寒さからの開放。

しかし、13時が来れば外での作業を再開。午後からはフェンスの本体を取り付けていく作業で1時間ほどで取付できます。

後は片付け、掃除をすませて最終チェックを終えれば工事は此れで全て完了です。

最後の最後までこの現場で作業していた大工さんらしき、おっちゃんに私が大工と言う事がバレることなくアルミ職人を演じきったと思っていたのですが・・・
見る人が見ればトラックに積んでいる道具で解るみたいです。

この、おっちゃんに「本職は違うよなー」と言われましたが、最後はフェンスの出来栄えもOKをいただき別れを惜しんで現場を後に・・・

さて、こうしてアルミ職人としての一日を終えれば、夕方からは会社のデスクで月末恒例の事務仕事をこなしておきます。

其れでも今日は体が冷えたからか、鼻水が止まりません、今夜は少し早めに帰宅して温かいお風呂へ飛び込まねば・・・

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2間(3.6m)柱が飛んだ開口の木製建具の調整

2013-11-28 20:40:07 | 家づくり職人物語
今日は朝から岡山市中区の住宅へ建具の調整に出かける所からスタート。

建具の調整と一口に言っても調整方法は様々。

蝶番などの調整で直るものもあれば、鉋(かんな)で建具を削る事もありますが一番、厄介なのは鴨居が下がってきて建具が動かないケース。

大抵の場合は無理やり建具をひっぱり出して削れば直るのですが、時には建具が外れない事も・・・

こういった場合はジャッキで鴨居を持ち上げて外すのですが、この手の処置が必要なケースは大抵、真壁づくりの和室で間口が2間(3.6m)以上の場合。

この時に解るのが当時の大工さんの技量で、2間も間口が飛ぶ場合は真ん中に「吊り束」を使うのが一般的。

天井裏の梁からぶら下げられた「吊り束」ですが、大きな梁だから下がる事はないと思うのは大間違い。大きな梁でも加重や木材の癖で長年の間に少しづつ下がってくるもの。

その為、手刻みする時には、柱の上下は勿論、梁材の上下を見て加工する事も大事な事。

近年はプレカット工場で刻まれる事の多い構造材ですが、大工としては知らなければ成らない「木材の使い勝手」や「木材の癖」を見る方法なども段々と次の世代へ教える事が少なくなってきたのは確かです。

そんな午前中の仕事も終わりカレンダーを今年、御世話に成ったお客さん宅に立ち寄り配りながら会社へ戻ります。

午後からは夕方から打合せに向う屋根改修工事現場の見積書の修正と契約書の雛形を作成したりのデスクワーク。

ありがたい事で工事する事は決定とのお話をいただき今夜は工事範囲の最終確認。

屋根を板金か瓦でするのか?が大きな別れ道になりましたが長くメンテナンスが要らない事と、瓦屋根が奥様の夢だったとの事で瓦屋根への改修工事ということで決定。

今回も暮らす人と共に最高の「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていけるよう精一杯努力しますので、お客様どうぞ宜しくお願いします。

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木材加工の基本加工の手順

2013-11-27 20:38:24 | モノづくり挑戦物語
不安定な天候だった倉敷市。

朝から大工の「しんちゃん」、「まっちゃん」はいつも御世話に成っているゼネコンさんの依頼を受けて倉敷市内の現場へ出動。

午後からの雨を予想して午前中だけの現場作業という段取りで工事を進めている様子。

予想通りに雨の降り出した午後からは加工場で「まっちゃん」が木材加工の作業に取り組んでくれました。

今回は桧材で板塀を製作する計画に一本づつ丁寧に加工。

基本的に木材の加工と言えば幅広の板を必要なサイズに切り出す「製材」。

此れは木材の損を少なく尚且つ、目的に応じた木目や素性を目視で選別しながら必要なだけ切り出すのがコツ。

次に木材の反りや捩れを直し、直角を作る「手押し」と呼ばれる加工機。此れは木材を真っ直ぐに且つ直角に削る事が大切です。

その後は、木材のサイズを決めるプレーナー加工、ここまで来れば決まった寸法で四方が削られた木材になります。

この後は使用する部位や意匠にあわせ様々な仕上げ加工や刻みが施されるのが一般的です。

今日も上記の基本の加工をすませた後は、墨付けをして木塀を組み立てる為の刻みの作業が行われている様子。彼の黙々と作業する姿に今回も美しい仕上がりで長く使える木塀が作り上げられそうです。

さて、私は今日も会社でデスクワークにほぼ一日を費やすことになった・・・

夕方からは「しんちゃん」が新規の取引業者さんからの依頼を受けて見積もり作成の作業を手伝います。

自分が担当する業者さんだけに、いつもよりやる気が漲っている彼。

受けた見積もりは早く返す事と、この時間に成ってもデスクワークに取組んでくれている様子。

さて、彼のデスクワークもそろそろ終りそうなので私も帰宅の準備をせねば・・・

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一度、約束をしたからには「仕事」では言い訳にしては成らない

2013-11-26 19:48:26 | 林俊文の想い
今日は大工の「まっちゃん」と一緒に現場作業に時間を費やした一日。

朝から総社市での某施設さんの改修工事現場で作業、外は寒いですが建物の中は暖かいのはありがたいこと。

明日がクリーニングという事で現場の中は大勢の職人さんが出入りしますが、最近は他社の職人さんとも協力して作業できる環境にあるのは時代の流れでしょうか?

私が大工に弟子入りした頃、大きな現場に入ると全く知らない業者間同士で協力する事などは考えられなかった時代。

大工は大工の、軽鉄屋は軽鉄屋の、塗装屋は塗装屋の・・・

各々の仕事をいかにやり易くするかだけを考え他業者の仕事の事等は二の次。

私が携わったRC造や鉄骨造などの大型の物件では軽鉄屋さんが一番のような風潮もあり、如何に軽鉄屋さんがスムーズに仕事ができるように木枠などを取り付けていくのがあたり前。

木枠の取付などが遅れると、決して待ってはくれず後から大変な思いをする事に・・・場合によっては言い合いや喧嘩に為る事も少なくは無かった当時。

まだまだ半人前の自分は現場の流れに付いていく事だけに一生懸命だった事を思い出します。

そんな事を思い出しながら、今日はキッチンの据付の作業がメインで取り組んだ一日ですが現場作業をしていると時間が経つのが早い。

アッという間に午前中が過ぎ、午後からは急な追加工事の依頼にトイレの棚を造りに加工場に戻ったりとバタバタする事に・・・

一応、今日で当社の仕事に際を付ける事をノルマとして取組んだのですが、この最終日は毎回の事ながら予定通りに終らないのが建築の不思議。

道具や材料の片付けもですが、建具の調整や隙間塞ぎなど、何かと細かなやり残し仕事が出てくるのです。そんな訳で今日は結局、小一時間ほど残業させていただき作業の方は全て完了。

夕方から、いつも御世話に成っている岡山の会計事務所さんでのセミナーに参加する予定があったのですが、時間に間に合いそうもなくキャンセルさせていただく事に・・・。

本来は一度、「行きます」と言ったからには、是が非でも行かねば成らなかったのですが・・・結局、仕事を理由にキャンセルさせてもらった自分が情けない。

しかし、この失敗を素直に受け入れ次に生かせなければ結局、何もかもが無駄になってしまいます。

時間の管理はこの先も自分の中で一番、意識して管理せねば成らない事だと胸に刻んで、そろそろ帰宅の路に・・・

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