感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

一度、約束をしたからには「仕事」では言い訳にしては成らない

2013-11-26 19:48:26 | 林俊文の想い
今日は大工の「まっちゃん」と一緒に現場作業に時間を費やした一日。

朝から総社市での某施設さんの改修工事現場で作業、外は寒いですが建物の中は暖かいのはありがたいこと。

明日がクリーニングという事で現場の中は大勢の職人さんが出入りしますが、最近は他社の職人さんとも協力して作業できる環境にあるのは時代の流れでしょうか?

私が大工に弟子入りした頃、大きな現場に入ると全く知らない業者間同士で協力する事などは考えられなかった時代。

大工は大工の、軽鉄屋は軽鉄屋の、塗装屋は塗装屋の・・・

各々の仕事をいかにやり易くするかだけを考え他業者の仕事の事等は二の次。

私が携わったRC造や鉄骨造などの大型の物件では軽鉄屋さんが一番のような風潮もあり、如何に軽鉄屋さんがスムーズに仕事ができるように木枠などを取り付けていくのがあたり前。

木枠の取付などが遅れると、決して待ってはくれず後から大変な思いをする事に・・・場合によっては言い合いや喧嘩に為る事も少なくは無かった当時。

まだまだ半人前の自分は現場の流れに付いていく事だけに一生懸命だった事を思い出します。

そんな事を思い出しながら、今日はキッチンの据付の作業がメインで取り組んだ一日ですが現場作業をしていると時間が経つのが早い。

アッという間に午前中が過ぎ、午後からは急な追加工事の依頼にトイレの棚を造りに加工場に戻ったりとバタバタする事に・・・

一応、今日で当社の仕事に際を付ける事をノルマとして取組んだのですが、この最終日は毎回の事ながら予定通りに終らないのが建築の不思議。

道具や材料の片付けもですが、建具の調整や隙間塞ぎなど、何かと細かなやり残し仕事が出てくるのです。そんな訳で今日は結局、小一時間ほど残業させていただき作業の方は全て完了。

夕方から、いつも御世話に成っている岡山の会計事務所さんでのセミナーに参加する予定があったのですが、時間に間に合いそうもなくキャンセルさせていただく事に・・・。

本来は一度、「行きます」と言ったからには、是が非でも行かねば成らなかったのですが・・・結局、仕事を理由にキャンセルさせてもらった自分が情けない。

しかし、この失敗を素直に受け入れ次に生かせなければ結局、何もかもが無駄になってしまいます。

時間の管理はこの先も自分の中で一番、意識して管理せねば成らない事だと胸に刻んで、そろそろ帰宅の路に・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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