感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

家づくりを通して木材の良さを伝えていける職人で在り続ける

2013-11-22 18:28:24 | モノづくり挑戦物語
昨夜からの鼻炎に悩まされながらも良いお薬を発見したので、随分と楽になった午前中。

倉敷市粒江の住宅屋根改修工事計画のお客さんに見積もり提出からのスタート。

現地調査の結果を踏まえ、お客さんの希望に極力添える内容と、折角だから併せて工事をしておいた方が無難な部分の工事提案ををまとめての今回のお見積書。

勿論、希望もあれば決まったコストもある筈なので、此処からは相談しながら計画を進めて行かねば成りません。

其れでも決して後悔の無い工事をお約束いたしますので、どうぞ宜しくお願いします。

さて、午後からはご近所で依頼のあった雨漏り修理に「まっちゃん」と一緒に現地へ向います。

入母屋作りの母屋と長屋の屋根に設置してある大谷の板金からの雨漏りですが・・・こちらは以前、何処かの電気屋さんがエアコンの室外機を屋根の上に設置する際に室外機を落として板金に穴が空いたとの事。

しかし、当時は目視では雨漏りしている箇所が解らず、そのままにしていたそうなのですが・・・やはり雨が降る度に雨が漏るのは暮らす人にとっては迷惑な話。

今回はバケツに水を汲み、「まっちゃん」が大谷の水上から水を流すという初歩的な方法で原因を追究していきます。

もっともシンプルな調査方法だけあった雨漏りしている箇所をすぐさま断定。

糸一本分ほどの小さな亀裂が板金に入っていて、其処から水がポツポツと・・・早速、コーキングを用いて防水の処置をして、処置をした部分に上からもう一枚、板金を被せて紫外線に依るコーキングの劣化を軽減させる措置で工事。

10m以上ある大谷だけに取り替えると言うのも大掛かりすぎる話なので今回は部分的に修理にて工事完了。

その後は私はデスクワーク、「まっちゃん」は昨日から引き続きで木製扉の加工に励んでくれています。

扉を支える柱は桧、扉自体は水にも強く、木の癖も少なく見た目にも美しいヒバを利用しての加工、彼の作業ぶりに今回もとても仕上がりの期待できる木製門扉が作られますよ。

こうした商品を通して木材の良さを伝えていく事も私たち大工職人の大切な使命でもある様で、これから先も日本の家といえば木造であり続けて欲しいと強く願いながら作業に励みます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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