感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

時間に追われず、時間を管理する能力を・・・

2012-08-31 20:13:35 | 住宅リフォーム工事物語
八月も最後の日を向かえ、うちの小学生組みの子供たちは今日から新学期を向かえます。

少し騒がしい朝のリビングを背に私も「家づくり」に励むため会社へ出発。

「しんちゃん」、「まっちゃん」、「小野くん」と倉敷市玉島でのファースの家新築現場へ向かう中、今日から岡山市の青江付近での戸建の賃貸住宅のリフォームがスタートという事で、私も朝から荷積みを行い大工の「のぶくん」と一緒に現場へ向かいます。

久しぶりの国道2号線は予想通りの渋滞です・・・普段なら30分で行ける現場もこうなると小一時間は覚悟しておかなくてはなりません。

しっかりとした予定を立てるには時間を見誤ると飛んでもない失敗につながりますから、作業時間は勿論、こういった移動時間もキチンと視野に入れておかなくてはなりません。

何事もですが時間に追われ焦ってしまうと、疲れるばかりで良い仕事にはつながり難いですからね。

さて今日の作業は主に解体がメインという事で現場では早速、荷物を降ろした後に作業開始。

今回はダイニングキッチンを隣の納戸部屋とつなげて広いLDKに改修するのが目的ですが、今回の工事の一番の問題はダイニングキッチンと納戸部屋との境にある間仕切り壁。

当然、間には柱が立っていると推測でき、この柱の撤去が可能かどうかがポイントです。

間仕切り壁を壊していくと段々と露になる構造ですが、思ったよりこの柱に加重がかかってないようで無事に柱の撤去も可能。

ただし、柱を抜いてしまうだけだと強度的には当然弱くなるので、ここは梁を増やして躯体の補強はしておいた方が良さそうです。

明日にはこちらの柱も撤去してきちんと補強を済ませておかなくては・・・明日は週末の土曜日ですが明日は総社→倉敷→岡山市北区→岡山中区と現場巡りで一日が終わりそう・・・

今夜は少し残業してもう一息デスクワークに励んで明日の一日に時間の無理がないように計画しておかなくては・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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総社市外構エクステリア現場に使用する板塀加工

2012-08-30 19:52:05 | 外溝エクステリア工事物語
昨夜はカミナリと大雨の天気だったようで今朝も雨のパラつく空模様に現場の作業変更を考えながらの出勤でした。

そんな中、一番「雨の影響」を受けてしまうのが総社市での外溝エクステリア現場ではありましたが、現場で作業している「まっちゃん」の雨は止むと願った成果なのか9時頃からは段々と晴れ間が覗いてきます。

おかげで現場作業の変更もなく外溝エクステリア工事が進行中。

倉敷市玉島でのファースの家新築現場では「しんちゃん」と「のぶくん」、「小野くん」の三人の大工さんがコツコツと造作工事に励んでくれています。

家を一軒建てると言うことは施主さんにとってもですが、私たち「つくり手」にとっても作業量は並大抵の事ではなく、ただただ毎日、コツコツと作業に励む繰り返し・・・

その毎日は大工としての「技」を持って「家をつくり」、そして施主さんを想う「心」で「感動としあわせ」をつくり上げていくのです。

勿論、大工に限らず「職人」として自分の腕で飯を食べる職種にあっては「技術」はあってあたり前、つくった「もの」に「心」がなければ良い仕事とは言えないようです。

そんな私の一日は朝一番で岡山市北区のお客さんから依頼を受けた建具新設のコスト提示に見積書をお届けにあがった後、延々と「木材の塗装」を・・・

総社市での外溝エクステリア工事現場で使用する板塀の塗装に没頭、何枚も何枚も「板」を塗装していく内に全く同じ木目の板がない事に改めて気がつきます。

約70枚ほどの桧の板材を自動カンナ機にて全く同じサイズに加工しているにも関わらず、全てが違う・・・

この矛盾が木材の神秘的な所でもあり又、この違う木目の板を一番綺麗に見えるよう並べあわせて取り付けていく・・・

その何十枚の板の並べ合わせが上手くいった時、この板塀が最も輝いて見える時でもあるようで、こういった答えのない木材のパズルは大工としてのセンスの見せ所でもあるようです。

さて、こちらの塗装した材料も数日後には「まっちゃん」と共に現場で、大工だからと言われるように最高に輝いたパズルになるよう挑戦してみます。

この板塀から又、見る人に「感動」が生まれれば・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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総社市井尻野で洗面脱衣場の床補強工事

2012-08-29 20:13:20 | 住宅リフォーム工事物語
週の半ばに今週のハードな仕事の予定に四苦八苦しながらも着実に前へ前へと進んでいる実感があり毎日がとても充実している事に感謝しています。

そんな今日は朝から「まっちゃん」と一緒に総社市でご依頼のあった住宅の洗面脱衣室の床の修理に向かいます。

洗面脱衣場といえばお風呂に隣接している部屋だけに一番、「水」の影響を受けやすく痛みやすい部分にもなります。

今回は床がフワフワしているのが気になるようで、床板をめくり下地の状態や害虫の状態を入念にチェック。

下地材の腐食具合や害虫が発生状態、更に床下の乾燥状態など確認しましたが、どれも問題なく完璧な床下の状態でした。

流石に表面の合板には痛みがみられたので、今回は下地を増やし新しい合板にて塞ぎました。

午後からは内装屋さんも床のシート施工を行ってくれ無事に工事完了、特に床下などに大きな問題がなかったのは何より幸い。

平行して進めている畳の表替えも本日、納品となりましたが、襖の方は今しばらくお時間をお願いします。

その後は加工場で木材の加工や総社市での外溝エクステリア現場の材料運搬を行い、最後は倉敷市玉島でのファースの家新築現場へ・・・

こちらでは「しんちゃん」、「のぶくん」、「小野くん」と三人の大工さんがフローリング貼りと平行して枠材の取付作業に取り掛かっています。

こちらも大工さんひとり、ひとりが真剣に大工工事に取り組みながらも、協力し合う所は協力して支えあいながら作業に取り組んでくれている姿は本当に見ていて心強い限り。

まだまだ、工事は中盤ですが決して仲違いすることなく皆で協力して作業に取り組んでいかなくてはなりませんね。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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暮らす人と一緒に自由な発想で「庭づくり」を楽しむ

2012-08-28 19:00:54 | 外溝エクステリア工事物語
昨日に続き、今日も暑い気温ではありますが風のある涼しい陽気になった倉敷市。

大工の「しんちゃん」はひとり倉敷市玉島でのファースの家新築現場に大工作業に向かってくれています。

そんな中、私は「まっちゃん」と「のぶくん」とで今日から2期目の工事着手となる総社市の外溝エクステリア工事現場へ向かいます。

今回は和室から見える「庭」を和風庭園にリニューアルする工事がメインとなりますが、その前段階として境界ブロックの塀に道路から中が見えないように目隠し塀を新設する作業から取り掛かります。

今回は和風がテーマなので材質も木製に拘って行きたい所ではありますが、経年劣化などを考えると目隠し塀の柱はアルミ材を使用することに・・・

これなら柱の腐食の心配もないので軽微なメンテナンスで長期間に使ってもらえる塀ができそうです。

写真はブロック塀にアルミの柱を抱かせて立てた状態です。

足元をコンクリートで固め柱の中間当りをL型の金物で固定して強風にも耐えられる強度を確保します。

和風庭園と言葉にすれば仰々しいですが、ここから職人さんとお客さんのセンスを組み合わせ自由な発想で「庭づくり」を進めていきます。

最後にはお互いが納得でき感動としあわせ、そして新しい発見がある「庭づくり物語」になるよう努力していきます。

さて、明日はこちらの現場を離れ総社市の住宅へ洗面所の床の修理に向かう予定。

こちらも午後からは内装屋さんがCFシートの施工に訪れる予定になっていますので、手際よく作業を進めれる計画を立てておかないと・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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「ものづくり」を通して使う人へ感動と幸せをお届けできる物語

2012-08-27 18:59:54 | 住宅リフォーム工事物語
今年も8月最後の週を向かえ、大工さんたちと一緒に「家づくり」、「ものづくり」を通して暮らす人、使う人が幸せに感じれる大工工事に向けてがんばります。

そんな月曜日の今朝は久しぶりに「しんちゃん」、「まっちゃん」、「のぶくん」、「社長」と私の五人体制で加工、組立してきた鳥居の建て込みに倉敷市内へ出発です。

精魂込めてつくった鳥居だけに今日の建て込みが無事に行える事を目標にみんなの力を借りて作業開始。

午前中、現在建っている古くなってボロボロの鳥居をみんなで撤去。

床のコンクリートに埋め込まれている鳥居を撤去中に水道管が破裂してしまうトラブルもあったものの、監督さん、水道屋さんのおかげで大事に至らず概ね順調に作業が進みます。

少し早めにお昼ご飯を食べ、午後からの建て込み作業に取り掛かります。

ここも加工、組立の精度が問われる所ですが、みんなの協力を得て無事に3基の鳥居が無事に建った時は私自身、本当に感動しました。

ここに至るまで多くの苦労があった分、今日の作業で得た満足感は格別です。

明日からは左官さんが足元のコンクリート固定の作業、そして板金屋さんが笠木の銅板葺き、最後に塗装屋さんに依り鳥居が「朱色」に塗られる予定。

ここからは専門の業者さんへお任せして完成の姿を待つばかりです。

さて、夕方からは総社市の住宅の畳、襖などの張替え工事の依頼を受けて「まっちゃん」は現場へ向かってくれている様子。

私も「のぶくん」と一緒に明日からスタートする総社市での外溝エクステリア工事の材料の段取りなどに奔走。

今週も慌しくも「家づくり」、「ものづくり」を必要とする多くの人に接する事のできる有難い一週間になりそうです。

みなさんの期待に最後は感動としあわせが待っている工事物語を日々実践していきますので、どうぞ宜しくお願いします。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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