感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

出来る限りの準備をしておく事で万事に備える

2013-11-25 19:12:40 | その他
11月も最後の一週間となった月曜日の朝。そんな朝の一幕は自宅と会社の鍵を捜すことから始まった一日。

土曜日の夜に置いた筈の場所に鍵がない・・・出社時間は迫る・・・

そんな中での慌てて捜しても見つかる訳もなく、「あー!ここに置いといたのに・・・」と一人ぶつぶつ言いながら、家中を探すこと30分。

無事ありました。いつも大切なものを置く棚の上に・・・雑誌の下敷きとなっていたので、見つからなかっただけの事。

私が必ず外出する時に持っていくものに、財布、携帯電話、煙草、そして今回の鍵。

この4つの中の1つでも無かったら安心して外出できないのは些か情けない所でもありますが・・・

さて、今朝はあいにくの空模様に大工さんたちは加工場で先週からの扉の加工に取組んでくれている様子。

私も先週、宿題に残しておいた見積書の作成作業に概ね一日を費やすことになるのですが・・・・11月最後の週になり、此れまでに計画していた物件が数件、動き始める様子。

他にも新規の施工依頼などもあり、久しぶりに月曜日らしい月曜日を過ごす事になったのはあり難い事。

この時期だけに年内という区切りが付いてくるのは致し方ない所ではありますが、上手に段取りを組んで一人でも多くのお客さんと共に「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていければ・・・・

夕方にはいつも御世話に成っている岡山市北区の某施設さんよりトイレの便座の取替え計画を受けての現地調査。

現在は暖房機能だけの便座ですが、此れにウオッシュレット機能があるものに取り替えるという事で現地で便器の品番を確認。

給水は既存のタンクに接続されている給水管から分岐、コンセントも暖房便座だったので再利用可能。

後は商品の選定だけですが、こちらは間違えて取付出来ない様な事があっては成りませんので調査してきた品番を送りメーカーさんに任せます。

先ずはコストの提示から進めていきますのでお客様、少々のお時間の猶予をお願いします。

今日は変わった仕事の依頼が舞い込んできたのが大手建材メーカーのエクステリア部門さんより、うちをお客さんに紹介しても良いか?との問い合わせ。

何故、当社なのか?と聞くと理由は当社の近所の方との事。

今回は新規でショールームに来られて商品まで決定したのだが施工業者は未定との話で、後はお客さんの方から直接、連絡があると思いますので対応くださいと言われました。

連絡があれば精一杯、対応させていただきますので宜しくお願いしますね。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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住宅リフォームは計画・工事するタイミングも重要なポイント

2013-11-23 19:17:24 | 住宅リフォーム工事物語
今日はどうやら祭日だった様子の週末の土曜日。

先ほどカレンダーを見て気が付く有様ですが、そんな一日は大工の「まっちゃん」と総社市のファースの家オーナーさん宅へメンテナンスの工事に訪問。

今回はファース工法の空気循環システムのコントロールパネルのランプ切れへの対応でしたが、こちらは代替品に交換して不良のパネルは一度メーカーさんへ修理の為にお送りします。

その後は今月、取組んでいるゼネコンさんの工事である総社市の某施設さんでの変更工事に対応。

現場の方は仕上の段階に入っているもののお客さんの「変更してくれ」の鶴の一声に、今回の元請けの監督さんが変更依頼を飲めばの下請けである私たちは其れに添って対応しなければ成らないのは建築現場のルール。

今回は大掛かりな変更でないのは救いでもあり、「まっちゃん」と2人で取組めば一日で終えれる仕事量と判断して望んだ一日。

部分的に壁を撤去して部屋を広げる工事ではありましたが、何とか一日で終らそうと2人で懸命に取組んだ結果・・・14時過ぎには無事、作業完了。

此れで月曜日の内装業者さんに現場をつなげることが出来たようで一安心。

予定より早めに仕事を切り上げれたので、その後は来年に総社市で新築を計画してる物件の造成中の土地を見学してから会社に戻ります。

会社に戻れば、「まっちゃん」は昨日より加工している木製門扉の製作。

私はデスクワークに取り組み、夕方には倉敷市内でフェンスの柱を立てる工事に向っていた「しんちゃん」も帰社。

各々が其々の役割を分担して行う事で「今日」という限られた時間と、来週からの仕事の段取りを同時に進行する事ができた事に「しんちゃん」、「まっちゃん」たちには感謝。

ひとりでは出来ない事も彼らと共になら出来ることへの幸せを感じながらも本日の業務は終了。

夕方からは私は電気屋さんと近所のお宅へ「分電盤が良く落ちるので見て欲しい」との依頼に現場へ訪問。

調査の結果は30数年前の住宅だけに電気の容量が少ないこと。

申請して電圧をの容量を上げてやることは可能ですが、現在のお客さん宅では其処までコストをかけての工事は必要なさそう・・・

その為、今回は電子レンジやトースターなどの消費電力の高い家電製品の掛け合わせ使用さえ気をつければ問題ないとの事で使用方法を説明して一旦、様子を見る事で別れます。

現在はコンロはIHヒーターを利用していただいている様で、この先で電気温水器などを導入してオール電化住宅へのリフォームを考える事があれば、その時にまとめて工事をした方がお得ですからね。

こうした工事の時期やタイミングなども適切なアドバイスをしてあげることで、無駄なコストを掛けない提案をすることも地元工務店の大切な役割でもあるようですね。

住宅にまつわるものは何でも「売れれば良い」と言うものでは決してありませんからね。

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家づくりを通して木材の良さを伝えていける職人で在り続ける

2013-11-22 18:28:24 | モノづくり挑戦物語
昨夜からの鼻炎に悩まされながらも良いお薬を発見したので、随分と楽になった午前中。

倉敷市粒江の住宅屋根改修工事計画のお客さんに見積もり提出からのスタート。

現地調査の結果を踏まえ、お客さんの希望に極力添える内容と、折角だから併せて工事をしておいた方が無難な部分の工事提案ををまとめての今回のお見積書。

勿論、希望もあれば決まったコストもある筈なので、此処からは相談しながら計画を進めて行かねば成りません。

其れでも決して後悔の無い工事をお約束いたしますので、どうぞ宜しくお願いします。

さて、午後からはご近所で依頼のあった雨漏り修理に「まっちゃん」と一緒に現地へ向います。

入母屋作りの母屋と長屋の屋根に設置してある大谷の板金からの雨漏りですが・・・こちらは以前、何処かの電気屋さんがエアコンの室外機を屋根の上に設置する際に室外機を落として板金に穴が空いたとの事。

しかし、当時は目視では雨漏りしている箇所が解らず、そのままにしていたそうなのですが・・・やはり雨が降る度に雨が漏るのは暮らす人にとっては迷惑な話。

今回はバケツに水を汲み、「まっちゃん」が大谷の水上から水を流すという初歩的な方法で原因を追究していきます。

もっともシンプルな調査方法だけあった雨漏りしている箇所をすぐさま断定。

糸一本分ほどの小さな亀裂が板金に入っていて、其処から水がポツポツと・・・早速、コーキングを用いて防水の処置をして、処置をした部分に上からもう一枚、板金を被せて紫外線に依るコーキングの劣化を軽減させる措置で工事。

10m以上ある大谷だけに取り替えると言うのも大掛かりすぎる話なので今回は部分的に修理にて工事完了。

その後は私はデスクワーク、「まっちゃん」は昨日から引き続きで木製扉の加工に励んでくれています。

扉を支える柱は桧、扉自体は水にも強く、木の癖も少なく見た目にも美しいヒバを利用しての加工、彼の作業ぶりに今回もとても仕上がりの期待できる木製門扉が作られますよ。

こうした商品を通して木材の良さを伝えていく事も私たち大工職人の大切な使命でもある様で、これから先も日本の家といえば木造であり続けて欲しいと強く願いながら作業に励みます。

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コアラのマーチとコアラボールどっちが旨い?

2013-11-21 17:43:10 | 家族・子育て
今日は現場の段取りで大工さんたちは加工場で木材の加工に取組んでくれています。

今回、加工しているのは木製の小門の柱と扉。屋外に設置する計画なので桧と杉などの材種にて加工していきます。

この手の作業は大工さんなら何でもない仕事だけに淡々と作業を進めていく2人の手際は流石です。

屋外に設置する材木となると樹種も大切ですが、木材同士を組み合わす加工も屋外用の加工が必要、更に塗装も大きな役割を果たします。

木材での屋外の造作は「木は腐る」との理由で近年、敬遠される事が多いですが・・・

確かに、時々見かける屋外の木製造作の中には屋外に適さない材料を使ったり、屋外で使用する為の加工方法がなされていかなかったりして、数年で朽ち果ててしまうものを見かける事があります。

しかし適切な材種、適切な加工、そして適切な塗装を施すことで驚くほどの長く使ってもらえる造作に・・・その為の知識と技術は大工なら知っておかねばならない事でもあるのです。

そうした、昔から伝わる知恵や技術が段々と廃れていくのは時代の流れかも知れませんが、無くしては成らない知恵と技術は受け継いでいかねば成りません。

さて、そんな大工さんたちを横目に私は事務仕事と現地調査に明け暮れた一日。

岡山市内~倉敷と走り回った半日でしたが、夕方からは風邪か?鼻炎か?体調不良で調子が悪く、今日は早めのブログの更新。

今夜は早く帰宅して体調の回復に休養を取らねば明日からが辛いことに・・・

写真は今日の出来事とは全く関係のない、うちの長女「ふー」の小学生最後の夏休みの自由研究に使用した写真。

この写真のナイロンコップの中には「コアラのマーチ」が・・・

これを15分、振り続けると、「コアラのマーチ」がぶつかり合い崩れて、その崩れたコアラのマーチが塊り、玉状になる・・・

そう「コアラボール」に変身すると言う実験。

透明のコップを使い3分おきに、状態の変化を報告していき、10分過ぎ位で最後はボールに変身ですが・・・

更に最初の「マーチ」の状態と「ボール」の状態での味比べが、夏休みの自由研究の最大の目的。

さて、長女「ふー」の出した答えは・・・

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ファースの家の冷暖房方法のメリットとデメリット

2013-11-20 20:50:38 | ファースの家
つい最近まで「暑い、暑い」と言っていた頃が随分と懐かしく感じるこの頃。

もう冬が其処までやって来ている気配に季節の移り変わりを肌で感じる事ができる一日。

今朝は大工の「まっちゃん」は岡山市北区の某マンションの一室へカーテンレールの取り付けに向ってくれています。

こちらも小さな工事ではありますが、頼まれたからにはやっておかねば為らない仕事という事で空いた時間を使って大工さんに取付をお願いしておきました。

勿論、この程度の事なら大工さんなら訳なく済ませてくれる様でなかなか、お客さんとの予定が合わず伸び伸びになっていた依頼だけに先ずはクリア出来たことに一息付いた感も・・・

「しんちゃん」の方も残仕事に午前中を使い午後からは「まっちゃん」と合流して総社市の施設へ向った様子。

そんな中、私は午前中は見積もり作成を行い午後からは倉敷市茶屋町のファースの家のオーナーさん宅へ向います。

今回はメンテナンス工事という事ですが、久しぶりに訪問させていただいたのに歓迎下さったお客さんには感謝、感謝。

こちらは当社のファースの家でもエアコン一台での冷暖房を取り入れた初の物件、36~37坪の平屋建ての住宅ですが、問題なく暖房されている様子に一安心。

さて、今回は床下に潜ってのメンテナンスではありましたが・・・基本的に屋根裏に設置してあるエアコン、この温風がファンとダクトを通って床下に降りてくる仕組みだけに床下は随分と高温。

こちらのお宅は流石に上着を脱ぎ捨てても汗ビッショリになる程に床下も暖まっていて、この床下を暖める事で家中の床が床暖房したように暖かいのはファースの家の特徴でも。

基本的には、床下に降りてきた熱を写真に写っている「白色のまな板」の様なものが「タイトプレート」と呼ばれる保温板や構造体に蓄熱させて冷暖房するのがファースの家の温度管理法。

一旦、こうした構造体や保温板に熱を蓄熱してしまうと簡単に冷えたりしないので小まめな温度管理が出来ない事と基本的にはエアコンを1~2台でまかなうので個別の部屋での温度調節がやり難いのは欠点かも・・・

しかし、真冬でも家中の温度が20~23℃位に保たれているので、特別な事情が無い限りは個別に部屋の温度を上げる必要はないようです。

ファースの家は蓄熱式の冷暖房方式なので温風や冷風が直接体に当たることがなくエアコン嫌いな人にも大変好評、このクオリティーの高い冷暖房空間に慣れてしまうと車のエアコン風も不快に感じてしまうのは贅沢な悩みかも・・・

今回は約1時間ほどでファンからの異音という不具合を解消して無事に修理完了。

後はお客さんが家の中での疑問に思っている部分や設備機器類の有効な使い方を一緒に考えたり、全くもって家とは関係ない雑談したりと時間は過ぎ去り現場を後に・・・

夕方からは玉野市まで備前アルミ建材さんの依頼で以前、外構工事をお見積もりさせていただいたお宅へ伺い工事範囲が増えたとの事で再調査。

さて、こちらも帰社してから早々に見積もりを修正しましたので早速お送りさせていただきましたのでご確認の方宜しくお願いします。

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