感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

苦労を共に汗を流し一緒に笑い合えた仲間との別れに感謝

2012-10-31 21:37:57 | 家づくり職人物語
10月も最後の一日となり、次から次へと迫り来る時間の流れに併せるかの様に生きる一日。

少し落ち着いていた仕事も俄かに増え始め、ぼちぼち年末に向けての慌しさを感じ始める時期に差し掛かります。

時の流れの残酷さは私も今までに何度となく経験し十分に承知している筈なので、その経験を生かし今年は先手を打っておかなければなりません。

明日からは大工さんたちが倉敷市の某ゼネコンさんの依頼で工事している某保育園へ移動する為、出来る限りと誰もが懸命に作業に取り組んでくれているようです。

ファースの家新築現場では建物の中にビルトインされた車庫の天井にケイカル板と呼ばれる不燃のボードを大工の「まっちゃん」と「信くん」が張っている所。

1m×1m程度のマス目に張られる天井、この後に塗装を施せばとても綺麗な天井となりますよ、建物の中に車を入れてしまう、こんな方法も注文住宅だから出来る家づくりの醍醐味ですね。

さて写真の手前は岡山市の大工「松下信男」さんですが、彼の当社での作業は今日で一先ず終わりです。

彼には今年の2月頃から大工さんの手が足りなかったので今日までの8ヶ月間、応援してもらっていました。

若干26歳の若い大工さんでしたが、其れまでに本当に良い親方に恵まれたのか心技ともに素晴らしい職人さんでした。

倉敷市内でユニットバスの新設工事で始めて会ったのが今年の2月16日、本当にテキパキと動く姿と礼儀正さがとても好印象だった事を思い返します。

それから今日まで、色々な現場で「家づくり」を通し、共に苦労し、共に汗を流し、そして一緒に笑い合った日々が今夜は懐かしくもあり・・・・

そして私たちの「はやしの家づくり」を助けてくれた事に彼には本当に感謝しています。

そんな彼が私たちと共に過ごした8ヶ月間という過ぎ去ってみればアッという間の時間の中で何か新しい事を学んでくれていたら・・・

其れは私たち、「はやしの大工」の喜びでもあり幸せでも在るようです。

又、彼と一緒に仕事ができる日を楽しみに明日から私たちも、更に精進していかなければ・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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どんな時間も決してやり直す事ができない現実

2012-10-30 21:50:27 | その他
この時間になると随分と肌寒くなり冬の気配も直ぐ其処まで迫って来ているようです。

そんな一日は総社市の木材屋さんへ材料を引き取りに行く所からスタート、お目当ての木材をトラックに積み込み、その足で岡山市の家具屋さんへ家具の引き取りに向います。

写真は家具屋さんで引き取ってきた棚板を「まっちゃん」が現場で取り付けしてくれている所を撮影したのです。

壁に埋め込まれた棚柱に専用のブラケットを用いて引っ掛けるように棚板を設置、こうして置くことで住む人が自由に棚の高さを替える事ができるので便利ですね。

午前中に引き取りに向った家具屋さんの隣のお家は当社が7~8年ほど前に新築させていただいたファースの家。

今日はご主人さんも庭の手入れをされていて「久しぶりだね」と声をかけてくださりありがとう御座います。

毎回の事ながら友達の様に話してくれるご主人さんには色々とお世話になり感謝。

しかし、「久しぶり」というものの、私には「久しぶり」という感覚もイマイチ・・・

つい半年前にご実家の屋根の塗装などで大変お世話になったのが、私にはつい昨日の事の様な気もしたのですが・・・

月日の流れの感覚は人によって違うものなのでしょうかね?

しかし、その時は長く感じていても、時が経ってしまえばアッという間だった事は何かと多いようです。

今日の「一日」、今月という「ひと月」、そして今年という「一年」も必ず終わった後にアッという間に成る筈。

「今」を思い返す時に「ああすれば良かった」、「こうしておけば良かった」と後悔の無いよう、二度と帰らぬ「今」という時間を最も大切に明日も生きていかなければ・・・

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下地の処理が仕上がりの善し悪しの決め手に

2012-10-29 19:05:28 | 住宅新築現場物語
週明けの月曜日も晴天に恵まれた倉敷市。

今日もスタッフ全員で「しあわせと感動」をお届けする為に全力で家づくりに取り組みます。

そんな中、倉敷市玉島でのファースの家新築現場では大工さんに加え、今日から内装屋さんも現場へ入りクロス工事のスタートです。

とは言うものの大工さんが張っている現在の石こうボードの下地処理からの始まりになるのですが、一枚の大きさが約1m×2mの石こうボード。

このままクロスを貼ってしまうと当然、ボードの継ぎ目や固定用のビスの後が表面に現れてしまうため、パテで継ぎ目やビス穴を埋める作業から始まります。

専用のパテ材を用いて埋めては乾かし、やすりで平らに・・・それでも時間と共にパテが痩せてしまうので再度、同じ作業を繰り返します。

この作業を延々2~3回すると今まで継ぎ目やビス穴が全くの均一な平らな面と化すのです。

其処まで進んでやっとクロス貼りの工程に移れるのですが、勤勉で真面目な内装屋さんに成れば成るほど下地の処理が丁寧な様です。

今回も以前、学習塾の増築工事にてお世話になった内装屋さんなので綺麗な仕上がりが期待できそうです。

さて、写真は大工の「小野くん」が押入れの棚の取付作業に励んでいる姿を撮影。

複雑な造作が多かった建物ではありますがコツコツと作業を進め、こちらの建物の方もいよいよ造作工事もクライマックスを向えそうです。

流石に手間が掛かった分、施主さんこだわりの部分などの仕上がりは目を引くものに成りそうです。

残り僅かですが、こちらの造作工事も最後まで気を緩めることなく作業を続けていきましょう!

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順風満帆な時にこそ周りの人に感謝

2012-10-27 19:53:04 | その他
もう11月も目前に差し掛かり10月最後の週末となりましたが、随分と暖かい一日だったような気がする倉敷市。

月日の経つスピードにもがきながらも喰らい付いていかなければ置いて行かれる事は間違いなし。

一旦、置いて行かれると次に追いつくまでがしんどいので、横着な私は今日も前に向っての一歩を踏み出します。

さて、写真は会社の作業場に設置された太陽光発電パネル。

ここ数日は、ひだかやさんが電気配線の工事にとりかかってくれているようで間もなく工事も完了なのですかね。

実際に可動するのは来月の中頃に為るようですが当社、社長の念願だった太陽光発電システムなので社長も毎日、楽しみに作業の経過を見ている様です。

倉敷市玉島でのファースの家新築現場では大工さんたちが内装建具の吊り込み作業を進めてくれています。

ここまで来ると随分と家らしくなって来ましたね。

来週からは内装業者さんが現場に入り、いよいよ壁紙の施工に取りかかる手筈になっています。

もう一棟の建物の方では塗装屋さんが内部の塗装を施してくれているようで丁寧に作業する姿に感謝、感謝。

午後からは施主さんも現場へ訪れてくれて外装の仕上色の確認をしていただき外装の工事もスムーズに取りかかれそうです。

今日は別件で玉島でもう一軒、住宅の修繕工事が行われた様で帰り際に足場材の片付けに立ち寄りましたが、こちらもバッチリ修復できていたようです。

さて、来週からは新規のリフォームや修繕の工事が立て続けにスタートします。

来週の週末も悔いを残すことなく一日、一時間、一分、一秒と時間を大切に「家づくり」に励まなければ・・・

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子の気持ち親知らず

2012-10-26 19:58:47 | 家族・子育て
今年の中ごろから機関車トーマスを卒業し、ポケモンにハマった「けいくん」余程、気にいったのでしょう。

写真の人形だけでなく、何冊もの本にゲームと正にポケモンの虜。

そんな彼は最近、私に必死にポケモンで遊ぼうと誘ってきます。

しかし、随分と大人になった私には、もうポケモンの面白さやかっこよさが解らなくなりつつあるようで・・・

もう私にはこの人形がガラクタのようにも見えてしまうのですが、そのポケモンの人形をひとつ、ひとつ私に説明してくる彼の目は本当に輝いている事に気がつきます。

子供の頃、誰もが持っていた探究心や好奇心は歳と共に失われるのか・・・それとも別の何かに代わっていったのか?

真相は謎ですが、私もこのまま歳を重ねていく内にもっと色々な事に興味を持たなくなるのではと・・・

私も幼少の頃は「キン肉マンの消しゴム」やら「ビックリマンシール」やらと、今思えばくだらない物を集めていた事を思い出します。

しかし、当時は其れが自分にとっての宝物だった筈で、其れを親から「ガラクタ」、「要らないもの」と否定されると反抗するのは当然か・・・

誰もが経験した幼少時代の筈ですが、大人になると子供の目線は理解できなくなるのか?

「親の気持ち子知らず」とは良く聞きますが「子の気持ち親知らず」とも言えそうです。

子供は日常の生活の中で沢山のサインを出しているのですが、其れを見落とし続けると子供の不安は益々大きくなりそう。

子供も大きく成れば、成るほど自己が確立してサインを見落とし続けた親への期待感は薄れてしまうのか・・・

「子供の為」、「あなたの為」と愛情とは決して一方的に押し付けるもので在っては成らないようです。

互いに理解し、分かり合った上での愛情でなければ本人にとっては単なる苦痛であり、その愛とは決して意味がなさそうです。

こうなると「子供が何を考えているか解らない」と嘆く事になってしまうケースも・・・

そうなる前に親が子供に歩み寄る努力をしていなくてはならない事は確かな様です。

さて、ここ数日は仕事で帰宅が遅くなってしまっていた私ですが、今夜は少し早めに帰宅し先ずは彼と一緒にポケモンの人形で遊んでみようかと・・・

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