感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

都窪郡早島で屋根・外壁塗装完了

2013-11-14 20:41:23 | 住宅リフォーム工事物語
気温こそ低いものの晴天に恵まれた倉敷市。

天気が続くのは私たち建築業者にとってはありがたい事で、工事が進んでいた現場も着々と完工しているようです。

写真は都窪郡早島で工事中だった住宅。

今回は屋根・外壁共に塗装の塗り替え、ベランダの防水のやり変え、1・2階のトイレのリフォームと大掛かりな工事をさせていただきました。

屋根はセメント瓦、外壁はサイディングボードにリシン吹きだった外装だけに、防水・劣化の観点からみても塗装の効果は大きなもの。

塗装をせず放っておけば見た目だけでなく、屋根、外壁共に素材から痛んでしまう可能性が高い外装材が用いられていた建物だけに今回のリフォームには大きな意味があった筈。

見た目にも綺麗になった外装ですが、これからも長く住み続けてもらえるようにと塗装職人さんたちが精魂込めて施工してくれた事には感謝です。

家はメンテナンスフリーという訳にはいきません。人が生活していく上で何らかの支障がでたり、ご家族の生活のスタイルの変化に合わせた家の成長などもある筈です。

家は建てたら終わりではありません。こうした点を踏まえて家の修理や増改築、リフォーム、整備など一貫したサポートができる地域の工務店で在り続けたいと考えています。

現在、お問い合わせをいただくお客さんで一番多い家での困りごとは「昔、建ててくれた大工さんが止めてしまい、何処に頼んだら良いか解らない」という問題。

そうしたお客さんに同様のサポートをしていくのも私たち地域の工務店の使命だとも考えています。

一時はローコストで目を引くリフォーム会社なども多くありましたが、安いものを望んでいるお客さんはごく一部の人たちであり、本当は誰もが価格に見合った価値を望んでいるのですよね。

仮にトイレに手摺をつけて1万円、工務店側も利益を削り、材料を値切り、職人さんの日当を下げギリギリの工事価格で「安くしときました」と言っても、お客さんに、その手摺が1万円の価値が感じれ無ければ「高い買い物」なのです。

反対に、工務店も正規の利益を得て、材料も職人さんの手間も値切らず2万円かかったとしても、お客さんが2万円以上の価値を感じてくれれば「安くて良い買い物」だったと思ってくれるのです。

この前者と後者の違いを見出せねば、いつまでも価格競争の波に飲まれたままで十分なアフターフォローを行うことも出来ず悪い工務店としてのレッテルを張られてしまう事に・・・

「売る」という事が先立ってしまい、自社の理念や自分の志を忘れてしまっては売り手側も買い手側にも其処から始まる「感動もしあわせ」もやってこないのでしょう。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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