感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

現場で迷った時の指針になるようにと「家づくり」を掘り下げて考えた先に・・・

2017-06-28 20:12:05 | 林俊文の想い
今日も曇り空、時折パラパラと雨の降った空模様でしたが工事を中断するほどでもない一日。

おかげさまで、本日も順調に工事が進んだことは何よりありがたい。

さて、今日は倉敷市玉島上成での住宅リフォーム現場の方へ大工さんたちも集結して昨日、建て方が行われた増築部分の屋根工事を進めています。

梅雨時期の貴重な天候という事もあり、大工の「ひろちゃん」たち4名。当社からも「まっちゃん」たち3名が駆けつけての工事となりました。

何かと制限、納まりなどの制約がある増築部分の建て方だけに新築のようにポンポンと建つ感じではありません。

取合い部分の仕口の加工をその場、その場で行いながらの為に手間がかかる仕事ではありますが、丁寧に作業を進めてくれる職人さんたち。

私も今日はお昼前から、こちらの現場で打ち合わせなどをさせてもらったりしましたが・・・

木組みの隅々まで丁寧に工事をしてくれていた事に感謝、感謝。

無事に屋根の下地まで工事も終わり、ルーフィングを敷いた上にシートで雨仕舞まで行い本日は無事に工事完了。

さて、明日からは外壁の下地や内部の造作へと工事が移っていきますが、引き続きよろしくお願いします。

そんな一日は此方の現場に主力の大工さんたちが集結していた為に他の現場の方はお休みさせていただいております。

しかし、明日からはまた其々の担当の大工さんたちが現場の方へ戻ります。

こうして大工さん同士が協力しながら進めている「はやしの家づくり」の現場の数々ではありますが、やはり最後はお客様へ感動としあわせを感じてもらえる家づくりとなるように・・・

其々の役割と責任感を持って、家づくりの理念に沿って前進してくれることでしょう。

「一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語」という一文ですが、これには私の「家づくり」というものへの全ての想いが詰まっています。

「一本の木から」とは、たとえ木材を一本しか使わないような作業でも工事の大小を問わず公平に・・・

「感動としあわせ」は、家づくりを通してお客様の心を動かせる、そしてその家から「しあわせ」を感じてもらえる・・・

最後に「物語」とは、家の完成形ではなく、家が完成を向かえるまでの過程に、そして家の完成後もつづくお話であるようにと・・・

10年ほど前に「私にとっての家とは?」を、とことんまで掘り下げて考えた全ての想いが詰まっています。

図面を見ても判断のつかない場面は「家づくり」を行う現場の中には何度もあるのは現場上りの職人だからこそ解かる現場の真実。

そうした工事の際にどうしようかと迷った時・・・

「はやしの家づくり」に関わる多くの職人さんがこの言葉を指針に舵を切れるようにと考えた一文です。

これは決して単なる宣伝の為に掲げる「売らんが為」の言葉ではなく、上記のような意味があるのだと、ブログを読んでくれた人に知ってもらえれば幸いです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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今年も感動としあわせの家づくり物語をご覧になってくださりありがとう御座いました

2016-12-29 17:16:03 | 林俊文の想い
会社の方は今日から冬期休暇となりました。

それでも今日は「まっちゃん」、「しんちゃん」は朝から出勤してくれています。

昨日に引き続いて「まっちゃん」は今日も倉敷市呼松でフローリング張りの作業となっております。

無垢材のフロアー材という事で木の狂いの内容に接着剤と専用の釘にて固定していく腰を屈めての長時間の作業はしんどいもの。

それでも午後からは「しんちゃん」も合流して手伝ってくれたようで無事に作業が進んだことに感謝しています。

さて、今年の始めに立てた私の目標は【何事も楽しむ】。

心の片隅に置きながら意識して日々を過ごして参りましたが、実際は何処まで達成できたことやら・・・

それでも、まだ今日を含めて今年も3日残っています。

2016年の残り時間を全て【楽しめる】ように一分、一秒を無駄にすることなく前進していきます。

今年もこのgooブログで一年間の私の日常を書き綴ってきました。

アクセス数などを見てみると、こんな何の変哲もない私のブログを常に沢山の人が見ていてくれた事に改めてご覧くださった多くの人に感謝。

そんな皆様が私の日常ブログから少しでも何かを感じてくれ、【家】に対して少しでも今までと違う何かを想ってくれたら・・・

それが私たちとの「感動としあわせの家づくり物語」の1ページ目になるかもしれませんね。

皆さんの来年も良き一年である事をお祈りつつ、2016年の「感動としあわせの家づくり」ブログは本日にて閉幕。

来年は私の休暇期間に合せて年明けの1月6日からのとさせていただきます。

又、来年も「感動としあわせの家づくり物語」と「林建設」を引き続き宜しくお願い致します。

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己を知る事で「今」自分がやるべき役割を考える

2016-09-17 20:04:54 | 林俊文の想い
三連休の初日となった本日は先ず先ずの天候となりました。

とは言うものの「家づくり」の現場の方は今日も着実に進行している状態に今日の天候はありがたい。

倉敷市の某公民館は今日は左官の「クラタ工業さん」が昨日、下準備をしていた外壁モルタル塗りの施工中。

雨が降ると出来ない作業ではありましたが、無事に天気も持ってくれた様でひと安心。

「しんちゃん」、「まっちゃん」は今日は岡山市北区下伊福での住宅リノベーション現場で残工事と室内クリーニング前の養生撤去に朝から現場の方へ向かってくれています。

7月の終わりから棟梁の「小野くん」を筆頭に多くの関連業者の職人さん、納品業者さん、デザイナーさん、そして施主さんと皆でコツコツと行われてきた工事もいよいよ竣工目前となっている様子。

みんなで少しでも良いものを知恵を出し合い、工夫しながら進めてきた工事物語ではありますがまだ今日で全てが終わった訳ではない・・・

最後の最後まで皆で力を合わせて頑張りましょう。

写真は倉敷市玉島阿賀崎で住宅の軒裏改修工事現場でのワンショット。

今回の当社の受け持ちは軒裏の不燃ボード張りではありましたが、こちらは「小野くん」がコツコツと作業を進めてくれ無事に本日完了。

しかし、全体の工事は来週から塗装工事の工程に移っていく様子にお客様には引き続きご迷惑をおかけしますが、どうぞ宜しくお願いします。

そんな本日の私ですが見積を依頼している関連業者さんも今日から連休に入っている所も多く見積作成は余り進まず・・・

依頼されていたお見積書をお客さんに届けに行こうと思い連絡しましたが、今日はどうやらお留守・・・

経理の方の業務もひと段落している本日は意外と時間が空く事になり、以前から「やろう」と思っていても、なかなか時間が作れずできなかった計画に時間を費やす事に・・・

「物事に対して一生懸命」と言うのは当たり前に大切な事ではあります。

しかし其れだけでは乗り越えていけないのが世間の荒波と「今」、私に力を貸してくれている仲間たちの「一生懸命」が無駄にならない様に・・・

未来につながる道づくりをコツコツと進めていくのは私の役割だと、僅かづつではありますが進めて行きます。

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子どもたちから学ぶこと

2016-08-24 23:47:40 | 林俊文の想い
八月の後半に差し掛かっていますが日中の日差しは相変わらずキツイ。

熱中症にならないように体調を管理しながら無理なく過ごしましょう。

さて、今日は朝から会社で今年の始め頃から計画してきた私の住む地区の公民館改修工事のご依頼を正式にいただく事になり、地域の役員さんと打合せ。

今回は市の補助金を利用しての改修工事となり役所への手続きに何度も対応してくれた役員さんには感謝、感謝。

同じ地域に暮らすひとりとして先ずはお礼を・・・

その上で、建築に携わるひとりの職人として精一杯に皆様にご満足いただける工事をお届け致しますのでどうぞ宜しくお願いします。

そんな中、今日は岡山市北区下伊福での住宅リノベーション工事現場には大工の「小野くん」の応援に「しんちゃん」も現場作業に取り組んでくれている様子。

外部でも塗装の工事が進行していますが高所での作業と言うことで無理のない工事をお願いします。

「まっちゃん」の方は倉敷市玉島上成の住宅新築工事現場で残工事に取り組んでくれていますが・・・

工事も終盤と他の業者さんたちも大勢出入りしている状態に彼も色々と対応してくれています。

そんな彼も週末からスタートする次の現場の下見に夕方からは岡山市内へ移動して、外装業者さんとで現場打合せ。

こちらも部分的な外装材の取替えと意外と大変な工事になりますが何とか無事に納めてくれると期待しています。

写真は今日の午前中に子供たちが会社の加工場で夏休みの工作をしていた所を撮影。

私たち大工にとっては「あたりまえ」なカナヅチやノコギリも子どもたちにとっては難しいようですが、それでも興味はあるようで何度も失敗しながらも自分たちで考えた工作に取り組んでいました。

何歳になっても好奇心を旺盛に、何事にも興味をもって取り組む姿勢が何より自分を成長させる糧になるのだと・・

改めて彼らの姿に学んだ一日もそろそろ店終い。

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継続する事の難しさと、継続する為に必要なもの

2016-06-28 23:25:05 | 林俊文の想い
昨夜の雨も通り過ぎ、今朝は先ず先ずの天候でむかえた岡山・倉敷の空模様。

今日も大工さんたちは各自の担当する現場へ向かい出動してくれています。

「まっちゃん」は「Kくん」と一緒に倉敷市上成の住宅新築現場にて、昨日に引き続き軒天井のボードを張ったりの作業。

地味な部位ではありますが、この軒の天井の仕上がり具合で雰囲気もガラリと変わるだけに丁寧な施工がやはり大事と地道に作業を続けています。

大手メーカーさんやビルダーさん、専属の大工さんを抱えていない工務店さんなどでは、外注と呼ばれるフリーの大工さんに大工工事を任せるのが一般的。

ている所ではやはりスピードが大切とパパっと手早く施工する職人さんもいらっしゃります。

誰がやっても同じ精度がだせないと為らないのは商売の基本。

それを他人任せにしようと思えば相当に練りに練ったシステムが必要です。

もし、そのシステムが構築できていないのなら、その為への必要なだけの労務費用は発生して当然。

そうした中で最近よく耳に聞くのがシステム無しの為に、労務費用での代替えの無理が災いして職人さんの手間代が出す不具合になる事案を聞くことがあり、少しだけ自分が思う商売の基本を書いてみました。

全ての商売につながりますが利益を一年だけ、三年だけ、五年だけ出し続ければ良いのではないのは誰しも承知の事実。

一年~三年程度なら少し学び、アイデアが出せ、自由に動ければ誰にでも利益が出せて当然だと思っています。

そうではなく、それを10年、20年、30年・・・と続けていく為の「何か」がなければ単なる失敗で終わるのは火を見るよりも明らかですからね。

当社では大切に一か所づつに想いを込めて作業をさせていただいている為に時間がかかるとは思いますが、暮らす人にとっては一生に一度の家づくり。

この期間も良き思い出になるべく施工をさせていただいておりますので引き続き当社との「家づくり物語」をどうぞ宜しくお願いします。

さて、写真は本日、赤磐市の某工場さんでの工事の終わりに材木屋さんに立ち寄って購入した杉の幅広板。

木目は板目ですが、幅が1.1尺と広く貴重な材となりますが、明日からはこれ等を使って倉敷市内で依頼されているお客さん宅への工事に備えて製作がスタートします。

明日も皆様のご期待に応えれるように懸命に努力せねばと思いながら、話が大きく逸れた今夜のブログもここまでに・・・

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