感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

木材加工の基本加工の手順

2013-11-27 20:38:24 | モノづくり挑戦物語
不安定な天候だった倉敷市。

朝から大工の「しんちゃん」、「まっちゃん」はいつも御世話に成っているゼネコンさんの依頼を受けて倉敷市内の現場へ出動。

午後からの雨を予想して午前中だけの現場作業という段取りで工事を進めている様子。

予想通りに雨の降り出した午後からは加工場で「まっちゃん」が木材加工の作業に取り組んでくれました。

今回は桧材で板塀を製作する計画に一本づつ丁寧に加工。

基本的に木材の加工と言えば幅広の板を必要なサイズに切り出す「製材」。

此れは木材の損を少なく尚且つ、目的に応じた木目や素性を目視で選別しながら必要なだけ切り出すのがコツ。

次に木材の反りや捩れを直し、直角を作る「手押し」と呼ばれる加工機。此れは木材を真っ直ぐに且つ直角に削る事が大切です。

その後は、木材のサイズを決めるプレーナー加工、ここまで来れば決まった寸法で四方が削られた木材になります。

この後は使用する部位や意匠にあわせ様々な仕上げ加工や刻みが施されるのが一般的です。

今日も上記の基本の加工をすませた後は、墨付けをして木塀を組み立てる為の刻みの作業が行われている様子。彼の黙々と作業する姿に今回も美しい仕上がりで長く使える木塀が作り上げられそうです。

さて、私は今日も会社でデスクワークにほぼ一日を費やすことになった・・・

夕方からは「しんちゃん」が新規の取引業者さんからの依頼を受けて見積もり作成の作業を手伝います。

自分が担当する業者さんだけに、いつもよりやる気が漲っている彼。

受けた見積もりは早く返す事と、この時間に成ってもデスクワークに取組んでくれている様子。

さて、彼のデスクワークもそろそろ終りそうなので私も帰宅の準備をせねば・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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コメント
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