hayashi5 blog

Time goes by, Life goes on...

そして、とんぼ返り

2009-04-27 21:52:36 | 海外
そして、とんぼ返り
なんとか、打ち合わせ終わり(と言うか、行く必要なかった感じ)、夕方便で帰国。最終いっこ前のスカイライナーに飛び乗りました。それでも、家に着くのは明日・・・

ともあれ、明日1日乗り越えて、連休に突入です!


相変わらずのハプニング

2009-04-27 00:57:55 | China

連休突入で、北京行きのCAはほぼ満席。9割5分が中国の方、3分が日本人、2分が白人。という感じでいやはや疲れました。

で、ようやく23時にホテル到着と思いきや、予約がない。と・・・。日本名、中国名ともに・・・

まぁ、空きの部屋があったんで、いろいろ交渉して安い料金で泊めてもらえました。やれやれ。

で、ホテルからの夜景です。ビルの向こうは北京駅ですが、もう真っ暗です。

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そして、相変わらずblogは書き込めても、表示は出来ません@中国。

いつになったら、見れるようになるのやらぁ?


ドラッカーの箴言 - 日本は、よみがえる

2009-04-21 23:42:17 | 書籍

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ドラッカーの言葉を通して、日本が今の時代をどう乗り切ればいいかを考える著です。ITバブル崩壊後に発売された本ですが、まさに今の世界同時不況においても、同じく教訓として活きる内容です。

アメリカ人は新しい仕組みを造り出すことは得意だが、日本人は顧客のために努力し改良できる強みがある。事業の目的は、唯一顧客のためになることと言う言葉を、オーストリア出のアメリカ人であるドラッカーが発していることは、外資で働く日本人エンジニアにとっては、とても勇気づけられます。

また、イノベーションとは技術革新だけを言うのではなく、今までの仕組みをを変え、顧客にとっての付加価値を創りだすこと。マーケットは買い手の側に立った営業活動であり、セールスは売り手の側に立った販売活動で全く正反対である。などなど、何十年も前の思想とは思えず、逆にドラッカーを崇拝する数々の経営者たちが、なぜこうも道を誤り続けているのか、甚だ理解できません。地位が人を作ると言いますが、地位や名声を得てなお、思慮深くいるのは難しいと言うことなのでしょう。

最後に、これからは一握りのリーダーが引っ張るアメリカのような時代は終わり、膨大なミドル層を有する日本には大きな可能性が有るという本著の締め括りに、このままでは終われないと決意を新たにした、単純な私でした。


やりたいことをやれ

2009-04-20 23:16:18 | 書籍

Honda

生前、本田宗一郎氏が著した『本田宗一郎「一日一話』」を再構成したものです。

まさに一日一話形式。若い人から、中堅から、経営者に至るまで、あらゆる層に向けて発した言葉であり、各年代、各境遇の人に参考になると思います。

24話×10章、合計240話から、心に残った言葉をいくつか挙げてみます。

『権利を自覚して義務を果たすことが、民主主義の基本なのだ。つまり、どんな行動にも責任が伴うということである。過ちの理由を絶対に他に求めてはだめだ。どんな場合でも、自分の行動は自分の意思で決定する。』
→ 今の時代、人のせいにしようと思えば、いくらでも人のせいにできる。ただ、それって面白くない人生ですよね。

『製品というものは、正直なものだ。製品にはメーカの思想もそのまま表現されている。製品は絶対に嘘はいわない。いい訳もしない。』
→ 本田宗一郎氏ならではのモノの見方であり、技術に自信がなければ言えない言葉。最近のものづくりでは、なかなかこんな言葉は言えず、身につまされる想いです。

『未来というものは、たしかに過去とつながっているものであるから、あくまで便宜上、過去を知ることは必要だ。ただし、われわれが本当に知りたいのは未来である。知識というものは、それを使って未来を開拓するものでなければ価値は無い。』
→ インターネット全盛の時代ですが、過去の情報は万能ではありません。ただ、未来を占い未来を作るという意味で、過去から学び分析することは必要。過去の経験をうだうだ言うだけで、建設的な意見を述べない人にならないよう、心がけたいと思います。


交渉術

2009-04-17 23:54:34 | 書籍

Negotiation

元外務省ムネオ派でお馴染みの佐藤優氏が、外務省時代に、橋本、小渕、森3首相と、鈴木宗男に仕え、北方領土返還のために暗躍した経験を通して、交渉とはなにか、インテリジェンスとは何かを語る一冊です。

はっきり言って、ハードボイルド。非日常で我々民間人がここに出てくるような、文字どおり命をかけた交渉をすることはないでしょう。

また、いくら外交と言う超法規的な世界とは言え、なんでもありのイケイケオセオセの交渉も、映画や小説の中の話としか思えません。(実際、鈴木宗男氏や佐藤優氏はやるすぎたが故に恐れられ、切られたんですが)

ただ、そんな中でも本書から学ぶことは多く、例えば、

1. 交渉術には次の3つがある。
1) 交渉をしないための交渉術
交渉することで確実に損をする時や、相手が明らかに格下の場合は交渉すらしないこと。
2) 暴力で相手を押さえつける交渉術
一方的に要求をのませる時。未開社会や古代の交渉術だが、未だに有効性は失われていない。
3) 取引による交渉術
狭義の交渉術。相手との力関係が拮抗している場合の交渉術。絶対勝利する技法はないが、金銭欲、性欲、権力欲などの相手の欲望を分析することで、交渉を有利に進めることができる。

2. 部下に仕事をさせる時は命令ではなく、お願いをすること。難しい仕事は、部下がよろこんで引き受けない限り、うまくいかない。

3. 自分の金を仕事につぎこんではいけない。仕事が評価され、多額の金を任されるようになると、持ち出した分を取り返そうという気持ちになるが、人間の認識は非対称なので、持ち出したより多くを取り返してしまう。

4. 恩は売りすぎてはだめ。度を過ぎると、相手が恩を返せなくなり、逆に返す必要がなくなると考えるため、一方的になってしまう。過ぎたるは及ばざるが如しである。

なるほど、目からうろこで、確かにそう言われればそんな経験が何度か思い出されたりする。

勝負は水物。我々の日常においては、心に余裕を持ち、相手を分析しながら進めれば、仕事もまた楽しくなるし、成果も上がるものなのだろう。早速、来週身内で試してみよう。


新宿

2009-04-16 22:01:46 | くらし

今日は午後から出張。帰りに新宿を通るのでちょっと途中下車。

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いやぁ、なんだか池袋とは雰囲気が違う。なんだか、大人って感じです。向こうに見えるのはドコモのビル。

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夜7時でも、Krispy Kreme Doughnutsは行列。もちろん、並ぶ体力は無く素通り。今度休みの日にじっくり並んでみます。


グローバルエンジニア 世界で活躍する技術者になるには

2009-04-15 23:40:38 | 書籍

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世界で活躍できるグローバルエンジニアになるためには、という啓発本です。

前半は、メーカのお偉いさん達の苦労話(武勇伝)が続き、少々退屈な内容。中盤は、グローバルエンジニアに必要な能力。後半は具体的にどういうところで学べるのか。という構成です。

この本の主旨としては、過去日本の大企業ではOJTを通してグローバルエンジニアを育ててきたしそれでよかったが、これからは猫も杓子もグローバル化を迫られ、純国内市場を相手するにしても海外メーカとのコミュニケーションが必要となる。その上、少子化に向かうので、今まで以上に体系的にグローバルエンジニアを育てないといけないんだよ。という内容です。

グローバルエンジニアに必要な能力としては、以下にものが挙げられる。

1) コミュニケーション力
 英語力は必須だが、技術用語だけではなく利益代表としての振る舞いも必要。

2) 自己主張力
 自らの報酬をも自己主張が必要。
 そのためには、実績を上げ、会社外部からも評価を得なければならない。

3) 考える力・独創力
 自分の仕事を作り出す力。そのためには豊潤な知識が必要である。

4) プラス思考型・参加型
 建設的な発言を積極的に行うこと。

5) マネージメント力
 自己主張をマネージメントし、プロポーザルとしてまとめること。
 プロポーザルの内容は、以下の順にまとめる。
 a) Objective
 b) Technical Approach
 c) Project Management
 d) Deliverable
 e) Cost Estimate

6) 国際感覚
 文化、民族・宗教問題を理解する。

7) 技術者の倫理
 技術的欠陥の隠蔽をしないこと。

8) マナー・エチケット
 欧米のマナー・エチケットを理解すること。

特に、2)、3) 、4)と5)は、長い時間をかけて身につくもので、なかなか一朝一夕には得られないもの。この辺が日本人が欧米(特に米)にうまいことやられまくっている一因だと思う。

そういえば、最近に若い世代(の親)は、脱日本の大学志向で、海外の大学や国際的人材の輩出を主眼に置いた大学を好む傾向があるらしい。それはそれで大事なことだと思うけれど、国語(の思考)が成熟していなければ、数学も理科も英語も無いわけで、極端な欧米志向は、日本人の大切さを無くしてしまうので、危険だと思います。


パワーエレクトロニクス入門 改訂4版

2009-04-14 23:58:40 | 書籍

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某有名電機メーカOBの大野榮一さんが、ライフワークの集大成として書かれた(と思われる)電気本です。

大学以来(?)、パワーデバイスの勉強をしてみました。なんや懐かしい言葉のオンパレード。後悔先に立たずではないですが、あの頃は15年後にまた同じような勉強をするとは思っても見ませんでした。

著者が著者だけに、実地に則したものであるが故、内容は非常に面白いものですね。ただ、すべてを理解するには時間も脳の空き容量も足りないので、今年はパワーデバイスのさわりを復習してみました。

まさに、古きを訪ね新しきを知る。でした。