昨晩瀋陽入りし、一日だけ現場作業でした。
寒い寒い冬の前の短い短い秋の一番過ごしやすい季節です。あと半月もすれば冬になってることでしょう。
夜、食事に出歩くとタクシーが全然つかまらないのは相変わらずです。
まだまだ暑いとは言え、夜はずいぶんと涼しくなったのと、いろんな人に「太った」と言われるの、西新宿から西池袋まで歩いてみました。
特に道すがら何かあるわけでもなく、節電のせいもあるのか、ちょっと暗い夜道です。
西新宿は、青梅街道をそれると昭和の感じの町並み。トゥクトゥクが停まってるお宅がありました。
中央線高架を過ぎると、淀橋市場なる野菜市場がありました。ここも新宿区です。
神田川を渡り、一旦中野区に入るも、再度新宿区に戻り、ひたすら北上。
最後に、いつものジョギングコースに合流し、無事帰宅。
約5キロ1時間の道のりでした。
やっぱり、自転車で山手通りが一番早くて良さそうです。
OECD研究員、内閣審議官、文部省課長職を経て、現在は政策研究大学院教授の岡本薫氏の著書。
日本人が大好きな「PDCA」も、そもそも日本人は目標設定、プランニングが下手なのでマネジメントには役立っておらず、その代わりに「Ph.P(ピー・エイチ・ピー)手法」を提案するものです。
Ph.P手法は、以下の7ステップから構成されます。
1)現状把握
2)原因特定
3)目標設定
4)手段選択
5)集団意思形成
6)手段実施の確保
7)結果と目標の比較
つまり、1から5までがPlan。6がDoで7がCheckと大部分をプランニングにあてます。そして、最後の評価はあくまでも目標に対する結果であり、そのために目標設定に時間をかけること。目標と手段を混同し、手段をじっこうしただけでよしとしないこと。結果の評価に「モラル」などの主観をいれないこと(モラルを重視するならそれも「手段」の1つとして含めておくこと)。「スローガン」は「目標」ではなく、「手段」である。「目標」として選択されなかったすべてのことは、切り捨てられると理解すること。などなど、当たり前だがほとんどの日本人、特に管理職が出来ていなさそうなことばかり。
そして、日本人は意識を変えることを「手段」にしがちであるが、そうではなく「システム」を変えることで、結果として人の意識が変わるのです。多民族、多様性国家のアメリカは、システムを作り、それに人をはめ込んで行きます。それはそれで確かに国家、企業、経済としては良いのだが、個人としてはシステムを作るものと使われるものの差が格差に繋がっていくので、嫌いなのですが、性悪説の西洋では必要なことで、人口減、不景気による世代の分断、グローバル化、IT化が進む日本でも、いよいよシステム化が重要視されてくるのだと思います。悲しいかな。
その他にも、「決定権のある人が決定し責任を取る」マネジメントの基本原則の中、「決定権のある人」が「決定しない」のが日本で頻繁に起こる問題。などPh.P手法に関わらず、非常に興味深く、かつ参考になる内容が沢山書かれています。が、その例も沢山書かれすぎていて、ちょっと冗長で逆に焦点がずれぎみなのが残念でなりません。