今日はオルセーへ。こちらは古い駅舎を改装した建物だそうで、ズドーンとまっすぐ延びる箱の中に階層が作られていて、教科書で見た、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、ミレなどの絵画や彫刻、調度品が展示されています。
残念ながらここは写真NGなので作品の写真は撮れませんでしたが、フランスに所縁のある画家の絵が沢山でした。
ドイツや昨日のルーブルもそうでしたが、芸術は神やキリストなど宗教を表現するところから始まり、その後王族などの権力者、そして庶民を描く物へと変化していったのがよくわかります。
映像技術のない昔は絵画や彫刻が唯一の写実の方法でしたが、映像技術がないからこそ、いろいろな一瞬の場面を脳裏に収め、物語を作りながら絵にしていくというのは、単に絵が上手いだけではなく、哲学者であることもよく分かります。