「三つの帝国」の時代 - アメリカ・ＥＵ・中国のどこが世界を制覇するか

1977年生まれながら100ヶ国以上を訪問し、国際関係論を専門とするパラグ・カンナ氏の著書です。原題は『The Second World』。

今後、世界を動かす３つの帝国という趣旨の元、アラブを除くアフリカ、オセアニア、そして日本以外の地域の成り立ち、問題点と展望を綴った書です。

膨大な情報収集と経験の蓄積による分析がなされており、世界情勢がよくわかります。

筆者の考えは、アメリカはこれまでの悪業が祟り各国が離れていき、ＥＵは拡大を続ける必要があるが故の宗教・民族問題を孕んでいる。よって、これからは中国がアジアのリーダーであり、極東ロシア、アフリカ、南米を味方につけて台頭していくと予言しています。

はっきり言えば、著者は親中派なのだと思うが、中国が財力、人民力、政治力を駆使して、今後の世界をひっそりと、しかし確実に手中に入れていくことは確かだと言うことは、周知の事実。唯一と言って良い内政問題も、中華民族特有の超現実主義で乗り越えるのでしょう。本書にある、中国による大東亜協産圏も絵空事ではなく、中国は本気でアメリカに取って代わり、人民元を世界の基軸通貨にするつもりなのでしょう。

そして、このままでは日本と韓国は完全に中国に呑み込まれてしまうことでしょう。静かに確実にそういう時代は近づいているのだと思います。

そんな中で生き残っていくためには、日本人は日本人らしく、こつこつひとつずつ前に進んでいくことしかないと思います。

アルプス越え

あっという間に帰国の日です。まずミラノからチューリッヒに向かうのですが、その際アルプスを越えます。

ここを超えると一気に暗い感じになるのが良く分かります。屋根の家もイタリアの赤茶から、暗い感じの色になります。アルプスを隔てて天候が激減するので当たり前ですが、やっぱり気質も大きく変わります。

さてさて、今回も食ってばかりの旅でした。あとは成田までの10時間。これまた食ってばかりだと思います。うえっぷ。

ミラノ（4月の休日編）

一日休みだったので、営業のおっさんとぶらぶら歩いてきました。

本当は最後の晩餐を見たかったのですが、すでに2週間先まで予約でいっぱいということで断念。

ということで、前回行けなかった、スフォルツェスコ城（Castello Sforzesco）まで歩きました。

今日は市内を走りここがゴールのロードレースがあったようで、たくさんのランナー達がいました。

お堀はこんな感じです。

その後、Duomoを通りすぎ、Ferrari Storeへ。

F1カー実車が展示されており、となりでごっつい黒人の兄ちゃんが警備しています。

Ferrari FXXの模型。4,280?（≒560k￥）です。中古の車が買えます。

2000年にシューマッハとバリチェロが乗った車と同型のエンジンらしい。ちなみに48,000?（≒6.3M￥）。GT-Rが変えます。というか、売っていること自体驚きです。

Ferrari Storeを後にずんずん歩き、ミラノ中央駅へ。欧州に向けて走る長距離鉄道はこの駅を発着しているそうです。

コンコースはこんな感じ。大理石造りで圧倒されます。

プラットフォームはこんな感じ。行く人来る人でごった返していました。規模はミュンヘン中央よりちょっと小さい感じでした。

ナポリに行くEurostar。台車回りの写真を撮っていたら、乗務員のおねえちゃんにニヤニヤされました。

日曜日なので、店が開いてるわけでもなく、とりあえずガレリアまで戻り、遅い昼食。

モッザレラチーズのリゾット17?（≒2,000￥）。やっぱりDuomo近辺はお高いです。

おなかもいっぱいになったので、少しぶらぶら。

上から、アイス屋、ドーナツ屋、ジェラート屋です。おなかいっぱいなので、食べませんでしたが。

その後、歩きつかれたのと、雨も降り出したので、日曜も開いているスーパーで飲み物と会社の土産を買ってホテルに戻ってきました。

疲れたので一休みです。

無事到着

結局、ミサイル発射はなかったみたいで、定刻どおりにミラノの到着。

先々月よりだだいぶ日が長くなってました。

で、夕飯のピザ。うまいけど、多すぎる。7?≒900円。

今年2回目の

ミラノ出張です。今回は、Swiss International便でZurich経由。

ただ、北朝鮮のミサイル発射予告期間の開始時間帯にその空域を飛ぶんですよね。

うまくかわしてくれればいいですが。