フランス、5大会ぶり2度目のW杯優勝。クロアチア善戦も初優勝ならず【ロシアW杯】
さてさて、終わってしまいましたロシアW杯。昨夜は決勝戦のフランス―クロアチアの試合が行われ、フランスが20年ぶり2回目の優勝。ヤフコメなどではクロアチア推しだった方々が色々書いていますし、解説の山本昌邦さんもえらくクロアチアよりの解説でしたが、勝ったのはフランス。やっぱりこっちの山から勝ち上がった国が優勝でした。
試合自体はOGあり、VARによるPKあり、FKからの得点あり、速攻のカウンターありと考えられるゴールはほぼ生まれたかなと思います。しかし、GKへのプレスがそのままゴールになったのを観たのは初めてかもしれません。ミスキックとかならあるんですが、あれは一瞬何が起こったか分かりませんでした。
フランスの先制点となるOG、あれは普通に当たってなかったらスバシッチの範囲内だったと思いますが、軌道が変わってしまったのが不運。「良い守備とOGは紙一重」と言うのがここで発動。ただ、その後のクロアチアの同点弾は素晴らしかった。上手いこと山なりのボールを繋いで、ロリスのタイミングを外してのゴール。ただ、これがクロアチア最後の見どころだったかと思います。
分岐点となったのは良くも悪くもPKでしょう。今大会から導入されたVAR。「得点に直結しそうなプレー」や「カードを出すか出さないか」と言った状況でのみ判断の参考にすることが出来ます。PA内であれだけ腕を上げていればアウトでしょうね。ただ、フランスの先制点となったFKに繋がるファウルが「シミュレーションじゃないか」との声も挙がっていますが、あれは得点に直結しないのでVAR対象外だと思います。
前半を2-1で折り返したフランス、1点を追いかけるクロアチア、先に動いたのはフランスでした。それも、これまで不動のCMFだったカンテを下げると言う傍から見たら大勝負。モドリッチとマッチアップし続けて完封していたのですが、その反面カンテもイエローをもらっただけで持ち味は発揮できず。それを嫌ったんでしょうか。もしかすると、その前の乱入騒ぎでプレーが止まったことが勝負どころと踏んだのかもしれません。
その策は当たったとしか言いようがありませんね。カンテに代わったエンゾンジとマッチアップしたモドリッチでしたが、確かにプレーエリアは前になりました。ただ、それだけでした。DF陣との距離が空き、エムバペに長いボールが入る→ポグバが一度は跳ね返って来たシュートをもう一度蹴りこんで決める。これも素晴らしいゴールだったと思います。もうクロアチアのDF陣はこの時点で足が止まって、成す術なしでしたから。
そのすぐ後にもエルナンデスの切り込みからエムバペが豪快ミドル。これでフランスのリードは3点、安全圏となりました。こうなったらもう無理して攻める必要はありません。エムバペが前線に張り付いていて、そこにパスが通ると1人2人ぐらいなら振り切られますからね。この戦法は嫌いな方もいるでしょうけど、効果的であることは間違いありません。
その後、クロアチアはGKへのプレスがゴールになると言う珍事件をロリスが起こして1点を返しますがそこまで。結局90分勝負で4-2と言う、決勝らしからぬ撃ち合いになったかなと思います。観ている方は面白かったけどね。PKが無かったとしても3-2でフランスの勝利でしたから結果自体は変わっていなかったでしょう。
決勝Tの顔ぶれが決まってから「フランスの山を勝ち抜いた方が優勝」と言ってきましたが、その通りでした。ただ、最後はここまで差が出るとは思いませんでした。
・決勝Tに入ってからアルゼンチン、ウルグアイ、ベルギーの優勝経験/優勝候補と戦って全て90分で勝利を収めてきたフランス
・開催国ロシアがいたものの、正直言って欧州中堅国ばかりとの3試合で勝てたのは1つだけ、しかも全て120分かかったクロアチア
昨日も書きましたけど、やる前からアドバンテージはフランスでした。休息も中4日と中3日でクロアチアが不利でしたが、日程自体は最初から決まっていたことなのでそこを語るのは野暮なだけです。仮にフランスとクロアチアが逆の山に入っていたとしても、恐らくフランスは勝ち上がっていたでしょうね。クロアチアは決勝まで来れていたかどうか疑問が残ります。
しかしながら、一部ではフランスがカップを掲げるシーンがナウシカみたいだと話題になっています。金色の紙吹雪が舞う中、レ・ブルーがカップを掲げる、「そのもの蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし」・・・・・・。
さてさて、終わってしまいましたロシアW杯。昨夜は決勝戦のフランス―クロアチアの試合が行われ、フランスが20年ぶり2回目の優勝。ヤフコメなどではクロアチア推しだった方々が色々書いていますし、解説の山本昌邦さんもえらくクロアチアよりの解説でしたが、勝ったのはフランス。やっぱりこっちの山から勝ち上がった国が優勝でした。
試合自体はOGあり、VARによるPKあり、FKからの得点あり、速攻のカウンターありと考えられるゴールはほぼ生まれたかなと思います。しかし、GKへのプレスがそのままゴールになったのを観たのは初めてかもしれません。ミスキックとかならあるんですが、あれは一瞬何が起こったか分かりませんでした。
フランスの先制点となるOG、あれは普通に当たってなかったらスバシッチの範囲内だったと思いますが、軌道が変わってしまったのが不運。「良い守備とOGは紙一重」と言うのがここで発動。ただ、その後のクロアチアの同点弾は素晴らしかった。上手いこと山なりのボールを繋いで、ロリスのタイミングを外してのゴール。ただ、これがクロアチア最後の見どころだったかと思います。
分岐点となったのは良くも悪くもPKでしょう。今大会から導入されたVAR。「得点に直結しそうなプレー」や「カードを出すか出さないか」と言った状況でのみ判断の参考にすることが出来ます。PA内であれだけ腕を上げていればアウトでしょうね。ただ、フランスの先制点となったFKに繋がるファウルが「シミュレーションじゃないか」との声も挙がっていますが、あれは得点に直結しないのでVAR対象外だと思います。
前半を2-1で折り返したフランス、1点を追いかけるクロアチア、先に動いたのはフランスでした。それも、これまで不動のCMFだったカンテを下げると言う傍から見たら大勝負。モドリッチとマッチアップし続けて完封していたのですが、その反面カンテもイエローをもらっただけで持ち味は発揮できず。それを嫌ったんでしょうか。もしかすると、その前の乱入騒ぎでプレーが止まったことが勝負どころと踏んだのかもしれません。
その策は当たったとしか言いようがありませんね。カンテに代わったエンゾンジとマッチアップしたモドリッチでしたが、確かにプレーエリアは前になりました。ただ、それだけでした。DF陣との距離が空き、エムバペに長いボールが入る→ポグバが一度は跳ね返って来たシュートをもう一度蹴りこんで決める。これも素晴らしいゴールだったと思います。もうクロアチアのDF陣はこの時点で足が止まって、成す術なしでしたから。
そのすぐ後にもエルナンデスの切り込みからエムバペが豪快ミドル。これでフランスのリードは3点、安全圏となりました。こうなったらもう無理して攻める必要はありません。エムバペが前線に張り付いていて、そこにパスが通ると1人2人ぐらいなら振り切られますからね。この戦法は嫌いな方もいるでしょうけど、効果的であることは間違いありません。
その後、クロアチアはGKへのプレスがゴールになると言う珍事件をロリスが起こして1点を返しますがそこまで。結局90分勝負で4-2と言う、決勝らしからぬ撃ち合いになったかなと思います。観ている方は面白かったけどね。PKが無かったとしても3-2でフランスの勝利でしたから結果自体は変わっていなかったでしょう。
決勝Tの顔ぶれが決まってから「フランスの山を勝ち抜いた方が優勝」と言ってきましたが、その通りでした。ただ、最後はここまで差が出るとは思いませんでした。
・決勝Tに入ってからアルゼンチン、ウルグアイ、ベルギーの優勝経験/優勝候補と戦って全て90分で勝利を収めてきたフランス
・開催国ロシアがいたものの、正直言って欧州中堅国ばかりとの3試合で勝てたのは1つだけ、しかも全て120分かかったクロアチア
昨日も書きましたけど、やる前からアドバンテージはフランスでした。休息も中4日と中3日でクロアチアが不利でしたが、日程自体は最初から決まっていたことなのでそこを語るのは野暮なだけです。仮にフランスとクロアチアが逆の山に入っていたとしても、恐らくフランスは勝ち上がっていたでしょうね。クロアチアは決勝まで来れていたかどうか疑問が残ります。
しかしながら、一部ではフランスがカップを掲げるシーンがナウシカみたいだと話題になっています。金色の紙吹雪が舞う中、レ・ブルーがカップを掲げる、「そのもの蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし」・・・・・・。
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