カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

「出国税」に関する朝日新聞の記事

2017年09月13日 05時35分58秒 | 社会

日本を出るときに税金を取る予定だそうで、これに関する記事です。


「出国税」の検討、国交相が表明 今秋にも具体案:2017/9/12(火) 13:47配信 朝日新聞デジタル


14時ごろの上記引用記事では

2020年に訪日外国人客を4千万人に増やす目標を達成するための財源とするだけで、そんな「観光客を増やすための財源」として、なぜ増税するのかが分りませんでした。

新しい税金を設定しようというのに、その根拠を説明せずに、税対象、徴収方法、他国の例などを詳しく挙げても意味がないのですね。

ところが2時間後の大相撲秋場所の途中(16:05ごろ)のNHK総合ニュースで

石井国交相が「多くの外国人観光客の受け入れ環境を整備する財源」と説明していたので、「なるほど」と、その動機・根拠・意味がわかりました。

つまり外国人観光客が増えると、「宿泊所」「ゴミ」「通訳」など、いろいろな課題が増えるからで、これの予算配分をしなければならず、財源が必要だったのでしょう。

今回の増税記事については、賛成か反対か以前に、なぜその必要があるかの問題がありましたが、朝日新聞の記事ではそれが分らず、NHKの短いニュースでそれが分ったという次第です。

いや、だからといって私が、公明党を支持しているとか、NHKに好感度を示しているとか、朝日新聞に嫌悪感をもっている、ということではありませんので、念のため!

朝日新聞の第一報だけを見ていると、意味不可解なまま、それが与党のやり口かと思いがちですが、幸いなことに2時間後にはNHKで国交相本人による「受け入れ環境を整備する財源」との説明があり、納得した次第です。このあとで賛成か反対かの議論がでてくるのが、自然な流れなんでしょう。

つい疑ってしまい、穿った見方になるかも知れませんが

朝日新聞が大臣の受け入れ環境を整備する財源声明を加えなかったのは、「読者を増税反対にもちこむ手口」なんでしょうか(大笑)。

もしも意図的に受け入れ環境を整備する財源」を略したとすれば深刻な偏向記事であって、ほかではあまり例を見ないため、引用しておかねばならないと思った次第です。

私は、朝日新聞の記事が、決して「意図的」ではなく、単なる「失敗」だったと信じたいものです。訂正記事が出ると思うのですが、どうでしょうか。 


翌日(2017/09/13 5:00)朝日新聞サイトで、「出国税」を検索すると、次の5つが出てきました。代表的な2つを紹介します。

1「出国税」の検討、国交相が表明 今秋にも具体案:朝日新聞 2017年9月12日13時47分

これは上で引用した記事です。 

2「出国税」検討、国交相が表明:朝日新聞 2017年9月12日16時30分

←これが翌日検索した結果(上記記事発信から2時間後の記事) 

石井啓一国土交通相は12日、2020年に訪日外国人客を4千万人に増やす目標を達成するための財源として、日本から出る人に課す「出国税」を含めた新しい財源確保策を検討すると表明した。15日に検討会の初会合を開き、今秋にも具体案を示したい考えだ。
 石井氏はこの日の閣議後会見で、「これまで観光庁内で検討…


2では、ここまでは先に引用した2時間前の記事と同じようですが、これ以降は「無料登録して全文を読む≫」となっていました。早くも2時間後に読者を制限するようになったのでしょうか。

ひょっとすれば、これ以降で「訂正記事」があるのでは、と期待させますが、私は「ログインして全文を読む≫」をしていませんので、詳細については、謎のままです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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